朝チュンサプライズ
こっから怒涛の展開です!たぶんヘイト増えてくるとこだと思うんですけど、成長途中なので、2人を温かい目で見守って下さい。しばらく、エロ展開ないですが、物語の中盤に隠し玉を発表予定!
そっち方面でも頑張ります!
起きた!さあ、美女の生まれたままの姿を拝見・・・。出来なかったと。おれ一人や。
昨晩の記憶が曖昧だ。あ~んなことや、こーんな事と、あれ。
おれ、どこまでやった? フィニッシュ?
まあ、良いだろう。今晩の夜は長いぞ。ニヤリとゲス顔で微笑む。
なんせ、おれはあんなエッチなお姉さんに惚れられてるんだ。将来は安定だぜ。
おそらく、警備隊勤務の隊長っていったら、公務員みたいなもんだろ。
さ~て。どんなプレイをしようかなっと。でもあんま調子にのったら怖そうだなあの人。
慎重に。チャンスを掴むんだ。
幸運の女神さまは、前髪をつかまないと逃げて行ってしまうんだっけ。
左手を天井に突き出し、拳を握りしめる。
ん? 左手? なぜ? 動かしやすい方の手を動かしたのだ。
え。利き手が右から左に? 何か拳ちっちゃくね?
「・・・。」
むくりと身体を起こす。おまたをのぞき込む。おれの息子は家出をしたようだ。
次にお胸。わあ、形の良い、美乳ってやつか。ぱふぱふ。ほど良い重量感。
むずがゆい。こんなにも身近に感じてしまうと、ピンクな気持ちにはならない。
これホント。(涙)
鏡をのぞき込む。顔ちっちゃ。釣り目気味の大きな瞳が鏡の中からおれを見つめ返す。
「レイシャ? 鏡の国のレイシャなのか?」
とりあえず、顔を洗ってみる。うん。まだレイシャがいる。
お水飲んでみる。やっぱりまだいる。
「あははははは。面白い冗談だよ! なんかのいたずらに決まってる。今晩はキッチリ問い詰めてやる。」
眠って起きたらおれの息子も帰ってくるはず。いや、帰ってくれなくちゃ、おれ用のたしか、あごほん、
お花の摘み方すらわからない。
どうしようもないから、意地でねむった。2時間後・・・。変化なし。
3時間半後・・・。変化なし。4時間15分後。なし。
「だ~。もう眠ってられるか、あんのクソお姉さん、マジぶっ殺す!」
まず、服着て外に出ようとした。え、ブラのフックが止められねえんだが。後、もうちょい!
バキッ。肩からなっちゃいけない音がしておれはベットで悶え苦しむ。
姉貴よ。弟は異世界転移からのTSでブラに殺された。ダイイングメッセージはブラ~。
ブラという猛者を討伐したおれは、パンティを優雅に着こなす。恥じらいなんてねえよ。おれの姉貴のくまさんから、Tバックまで衣装ダンスに畳んでしまっていた男だぞおれは。(チョイ得意げにフフン)
あんなべっぴんなお姉さんの清楚なおパンティなんか敵じゃないんじゃもん。シャツの右ボタンにイライラしながら気合で留め、おれは殺気全開で外に飛び出す。
おっと先ずは迷子注意ですね。これは。
「オラオラおらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
べっぴん姉さんどこにいやがる!
路地を駆け抜け、フライ騎士団支部に駆け込んだ。
「どこにいやがる!出てこいや~!!」
「隊長、もう出戻りですかい?」
「・・・ん!?」
「・・・え!?」
「・・・。」
「・・・。」
「すみません。お騒がせしました。やっぱ何でもないです。」
「ちょ、待って!隊長!シャツ、ズボンからはみ出していますよ!」
おれは一目散に逃げだした。何か言っていた気がするが、知らん。
やらかしたって事だけは分かる。
おれはどうすれば良いんだ~! いくらポジサイコの俺でも限度ってもんがあるのよ!
ホント、おれの息子を返してくれ。
「息子が、むすこが・・・。」
おれがほろほろ泣いていると、通りすがりの人が、
「お子様誘拐されたので?」
「・・・。」
「すみません。何でもないんです。ホント。」
おれは泣きながら、誰にも話しかけられないよう走ってホテルに帰った。
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*隊長ことレイシャ視点
あいつには本当に悪いことをしたと思っている。
私は生まれてからすぐに、予言を授けられていた。
~君、男の子になるかもよ的なお話~ *詳細は一切なし。
神託からの一言だったため、両親は、酷く取り乱したものの、あらゆる事に備えて、物心着いた時には、貴族の淑女としての教育と騎士としての教育を両方させてくれた。
後に国立白百合学園(いわゆる女子高)に入学し、週末は騎士団の見習生の訓練に勤しんだ。
私はいつも心に葛藤があった。私は騎士としての訓練も積んでいるときには、周りのお嬢様たちからはまるで王子様みたいと常日頃から黄色い声援を浴び、騎士団からは紅一点とばかりのお姫様扱い。
戸惑うのも無理がないのではないか。
昔、古い文献で読んだことがある。
亜熱帯の海に生息するクマノミという魚だ。オスはメスが減少すると、メスに雌雄転換し、子孫を残せる様環境に合わせて変化するということだ。
環境での人格形成は人が思うより根深い。
いろいろ述べてみてはいるが、結局私は自分の気持ちに理由を付けたいだけなのかもしれない。
結局はどっちでも良かったのだろう。女子の中には男子になりたいなどと時たまに言うものがいるが、
私には微塵もそんな気持ちはなかった。
これはもう結果でしかないとは思うのだが、私は一人の女性に想いを馳せるようになった。
それから、男に近い思考をするようになったように思う。
彼女に私の気持ちを告げる事は最後までなく、3年間、”親友”として仲良く楽しく過ごしたのは懐かしい思い出だ。
初恋の彼女は幸せな結婚をし、子宝にも恵まれ、幸せな家庭を築いている。彼女に対しての未練が無いのが唯一の救いとでもいうべきか。
過去の思い出が現状を憂う度に蘇ってくる。
「・・・ということだ。どうしても、近代の文献にもそのような現象は出ていなかった。」
「・・・。」
「大丈夫かい?シャーくん?」
彼は私が唯一腹を割って話せる、数少ない友人の一人だ。レイシャのシャで、シャーくんと私を呼んで慕ってくれている。
「これだけデリケートな問題だ。もし他にこういった事が起こったとしても、死ぬまで自分の秘密を公言はしないだろうな。」
「・・・。だろうな。」
「つらいだろうが、気を強く持てよ!お前が諦めても、おれは絶対に諦めねえ。」
そう言って、私を元気づけるように彼は無理に笑って見せてくれた。
「ありがとう。」
「あたぼうよ。ピンチの時こその親友って奴だ。」
「近代がダメなら、古代だ。」
「魔法書がダメなら、薬学書、その他分野、古代とかにもあるかもな。」
「・・・。うん。」
「おれの知り合いにも当たっとく!取りあえずは・・・。」
「今日のたった1日でどうにか出来るわけでもねえんだ。」
「帰った、帰った!」
彼はそう言い、私の背中をそっと押し出してくれた。
「また、来いよ!」
「う、ん。」
「さあ、新しい相棒がパニックになっているはずだ。早く帰ってやれ。」
「うん。」
最後まで、私の事を気づかってくれた。私は帰路で、心中では泣かされていた。
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*事件です。
あ~。もう一杯怒ったわ~。
あんのべっぴんお姉さんマジで覚えてろよ!
このナイスバディを使って、阿漕な商売してやる。夜のお仕事とか。
あ、でもおれ中身男だから、おじさん相手にお酌とか無理だわおじさんには悪いとは思うけれども。
18禁とかはもっとないわ~。
そいえば、女性の身体って柔軟性ヤバいんだっけ!うわ、あのレイシャさん、身体やわらけ~。
あ、それ。ワンダーウーマンジャンプからの、ジャッキー・チョップ。女性ならではしなやかさから繰り出される、アート。
1970年代だったらスケバン刑事なれちゃうよきっと!
ムーンウォークとかもやっちゃいますか。うわなにこれ。完璧すぎて怖い。
脚長いって、最高かよ。ハリウッドでも売れるべか。
締めのトリプル・アクセル☆ あれ。それ以上もいけそうだぜ!
レイのポジサイコは完全復活を遂げていた。
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ドアを開けると、自分の身体の謎の踊り娘がいた。
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「あの。本当にすまなかった。」
「おれの身体~(涙)。よくぞ帰って来てくれた。」
ひしっと抱きついて来る自分。(中身はレイ)
「その、謝って許される事ではないと分かってはいるのだが。」
うわめっちゃスリスリしてきてるんだが。
「怒ってはいないのか?」
「いや、別に。どうせ元に戻せんだろ?」
すました顔でレイは語る。そう。彼にとっては大したこっちゃないのだ。
「・・・。」
「魔法もありありのこの世界だ。何としても見つけ出そうぜ!」
「っもちろんだ! 絶対にな!」
「ああ!」
「じゃあ、おれ肉料理頼んでくるわ!」
「飲み物を用意しよう!この地域では、ぶどう酒が美味いんだ。」
たらふく食って飲んだ2人は深い眠りについたのだった。
*同じベットで寝ていますが、邪推されるような事は何にも無かったとのことです。
夜風が冷えてきた頃、「もう、何処にもいかないでくれ。」寝言が寝室に小さく響いた。
どんまい主人公!ハーレムは遠のきましたね。(苦笑い)
*後付け:タイトル変更しました。中は変わってません。大丈夫です。




