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宿屋のお代

エロ回です。*苦手な方はご遠慮下さい。

なるべく、直接的な表現は控えさせていただきましたが、作者のボキャ不足のため、想像するのは容易いのではないかと。そう、妄想しちゃいます。

決して、無銭宿泊をしようとしていた訳ではない。

昨日は確かにこの世界のお金はあったのだ。初期特典というべきか。神(?)からの施しを貰っていたからな。

なんてこった。おれの知恵を振り絞っての最善の行動が何一つ空回りに終わるだと!

信じられねえ。己の不運を呪った。


*********


昨晩のおれの行動はというと、まずおれは今いるこの土地の情報を集め、安全な宿屋を確保したのだ。

商店街の気さくな八百屋のおっちゃんから、魚屋の粋なお嬢ちゃん、観光案内所(?)みたいな所とかの職員、何故か言葉は喋れたし、文字は読めたので、念入りに調査をし、おれの安全は確保されたはずだった。


朝、起きてみるとどうだ。おれの1カ月分の宿泊代が全部盗まれていた。

当然、チェックアウトの際に受付嬢に警備隊に通報され、おれはお縄になってしまった。


「・・・。」

「隊長、本日4件目ですね。やれやれ、世の中不景気ってわけでも無いのに。こういうやつらはいなくならないっすね。」

「・・・。そうだな。」


まさに寡黙。


「良し、取調室に 連行しろ。」

「了解。隊長。」


*********


「なあ。お前何でそんな事した。」

「財布が盗まれたんだ。わざとじゃない。」

「身分証明書も無しと。」


ふう。やれやれ。こういう類は良く見かける。やるつもりはなかったんだ。とか何とかいって、犯罪に手を染めるやつ。


「家族や友人はいないのか。」

「いない。いや、少なくとも今連絡することはできない。」


訳アリって奴だな。


「誰か親族でも身元保証人になってくれる方がいるのなら、今が最後のチャンスだ。」

男は黙って首を振った。


「ここで待っていろ。追って沙汰を出す。」

うな垂れた様子の男には、何の声も届いていなそうに見えた。


「軽犯罪ですから、鉱山勤務、1カ月くらいが妥当ですね。」

「それか罰金30万Gくらいだな。」

二人して顔を見合わせ、苦笑する。彼には難しいだろうなと。


「隊長、レイさん宛てに、お迎えが来ています。」

「控室に案内を。ヤスキンは私と一緒に来い。」

「はい。」


***********


もうダメだ。右も左も分からない異世界で全財産失って一文無し。

しかも、犯罪者スタートとか、おれは度Mじゃねえんだ。終わった。

俺なんかが生きててすみません。ごめんなさい。本当に勘弁して下さい。

年甲斐もなく、人生最高に落ち込んでいるであろうその時、事件はおこった。


「よお、元気にしていたか。ぼっちゃん。すっかり社会人の顔をしやがって。」

「・・・?」

「悪かったな。迎えに来るのを遅れちまってよ。」

「はい。」

「本当にご迷惑をおかけいたしました。」


2人して頭を下げ、騎士団フライ支部を後にする。


「あ、あの、助けていただき、ありがとうございます。でも、何で見ず知らずのおれの事を助けてくれたのでしょうか。」


「おっと。ある人に頼まれたとだけ言っとこう。別に慈善事業じゃねえんだ礼なんていらねえよ。」

「他にも聞きたそう顔していやがるが、質問には答えられねえぜ。こんな裏事業にも、通すべき筋ってもんがある。情報はもらせねえってわけよ。」


「分かりました。でもありがとうございます。」


「兄ちゃん、一つ伝言だ。まあ、命の恩人の頼み事だ。何かの指示なら従った方が身の為だぜ。

そんじゃ、あばよ。」


おれはひたすらお礼を言い、ちょい悪な感じのイケオジと別れた後、受け取った文書に目を通す。


なになに。T&S商会宿屋。ご丁寧に地図まで入っている。日時は今晩、19時頃と。

*宿代は既に払っております。ランチも良かったら召し上がって下さい。


このきれいな文字は女性の筆跡か?いやでもおれこの文字見たの数回だし。

いやでも、もし仮に美女だとしたら?ホテルのお部屋にご招待とはこれ如何に?

私はバリバリに期待している所存であります!


軽やかな足取りで目的地へ目指していると、教会の鐘が町に鳴り響いた。



「レイ様でご予約されていますね。本日は2名のご予約と承っておりますが。お間違いないでしょうか。」

「はい。」

「もう一方はとてもきれいな方でいらっしゃいますね。」

「え?あ、はい。」

「303号室でございます。今晩は楽しい夜を♡」


「ランチは向こうのカフェテリアでお召し上がりください。もちろん、ルームデリバリーもご利用頂けます。」


「あ、はい。ありがとうございます。」


これはもう期待して良いのではありませんか。

おれははりきって、スッポンのソテーと牡蠣のフライ、レバーのサンドイッチを頬張るのだった。


**********


さて夜もとっぷりと更けた頃。ベットに腰掛け、おれはそわそわして待った。

美女よ、いつでも来い!

命の恩人のあなたの頼みなら(エッチな)なんでも聞いちゃう!


扉付近を常に警戒し、アンダーヘアの具合も確認し、まだ見ぬ美女を待った。

おっと節操無しとは思われたくないな。鏡で決め顔の練習をしたり、シャドーボクシングしたり、

タオル、シャンプー、ボディソープなどの備品の確認、爪切りでもうピカピカに磨いた爪の最終チェックをし、また扉付近の警戒態勢へと戻る。


**********

*事件の予感です。


入ってきた人物を見て絶句した。いや、いやらしい意味で見とれたわけではないからな。

先ほどおれを連行していった女性の警備隊ではないか。確か隊長と呼ばれていたっけ。


「どうか、鉱山勤務だけは、勘弁して下さい! 命だけは勘弁を!」


それはもう流れるような動作で土下座の最終形態、五体投地へと入る。


「何をしている。キサマ。」

「ちょっとだけエロい事あったらいいな、くらいには思ってましたが。ちょっとだけなんです。」

「ほう。詳しく聞こうではないか。」

「先っちょだけなんです。え、何て? い、いえ。やっぱ何でもないです。」


正直者は搾取される。この世は理不尽で満ちている。


やべえ。ついつい心の声が漏れちまった。あせるとホントおれはろくなことしない。

何この人。やだ。怖い。ガクブルなので、トイレが近くなってきた。そんなに虫を見る目で見られても!


「ほんっとすみませんでした!」

「私はお前を殺す気はないぞ。」


「・・・。え?!」

「だから殺す気も痛めつける気も無いと言っておる。」

「あ、ありがとうございます!」


2人の間の空気が平和になった瞬間であった。

ほんの少し、おれを見る目が虫から、石ころに格上げされた気がする。

ごめん。やっぱ気のせいだったわ。見間違いでした。 


「年頃の男女がベットを共にする。当然、それしかなかろう。」

「あの、後で高額請求書のプレゼントがあったりは?」

「お前が無一文だって事くらいはしっているぞ。」

「ですよね。いや。言ってみただけです!」


こんな美女と無料でエッチな事!男レイ今晩は世界一ついている!


「ここのホテルすごいんすよ! 見てこの入浴剤の数!」

「なかなかだな。」

「ですよね~!」

「あ、おれお背中ナガシマス♡」

「ほう。気がきくな。」


会話が続かない。ジャパニーズのおれにはキツイ。

西洋では、交際前に体の関係を持つのは普通らしいが。相性も大事だとか。

世界の中ではエロイお姉さんがいらっしゃるのはアメリカだとか。


(*直、一部事実とは異なる表現が含まれております。実在の人物とは何の関係もございません。)


肩からお尻にかけてのライン通り。

肌はすべすべだ。



このままでは、ベットに行くまでに、おれの獣がスタンピードしそう。


仕方が無いので、あれをしようと思う。


↓ここから

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・金髪・碧眼 → ロシア美女 ♡ ♡ ♡ ♡ ♡

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ここまで個人情報です。直、閲覧を禁止させていただきます。


身長差カップルエロい!ありありに一票!


のぼせた体を互いにふきふきし、ベットインとしゃれこむ。

ふふふ。ここで、何かとお邪魔が入ってくるラブコメとは訳が違うのですよ!

おれは、成人!エロゲも余裕のよっちゃんで買えちゃう!遮るものは何もねえ!


18禁・領域展開!


「お前は私のタイプだったんだ。」

「その、優しく頼む。」


顔を真っ赤にして。ちょっと釣り目が潤んでいて。何それかわええ。

おっふ。


おれは微笑み、エスコートの準備運動を試みるが。


「どれ、私がしてやろう。」


おれのエリンギを優しい手のひらが優しく包み込む。

ひゃん。


「久しぶりだから。上手くできてるか?」

最高です。お姉さん。コクコク頷いた。


おまたのシャーベットを舌にお口の中で転がらせる。

エッチな音が鳴り響く。このお姉さん。最高。しゅごい。


あ。そんなとこまで。しゅごい。好き。


「イく! いっちゃう!」

おれのマグナムが暴発する。


ちょっとゴックンて。エロい。舌なめずりやめて。おれは理性を手放して本能に身を任せることにした。


ベットで身を起こし、おまたのマシンガンのバリバリの硬度を確認し、蜜ツボに吸い込まれていく。


トン。突然おれは背後から奇襲の手とうを浴びせられ、意識を文字通り消された。


「すまんな。」

「・・・。」

「また今度相手してやるから。今回はここまでだ。」

「・・・。」


ドサッ。

「お、おい。お前。まあ良いか。フフッ。幸せそうな寝顔しやがって。」


おれはそのままの姿勢を許された。


**************


夜中おれは顔中に拡がる天国を感じ取った。柔わらけ~!

すっげえ良いにおい。スンスン


おれの吐息でなのか無意識で


「うにゃ。お前はもうずっと私のものだ。すう~。」

ぎゅっと優しく抱きしめられて、顔中にマシュマロを感じる。


レイシャかわええ。おれちょっと首の角度きついけど、そのまま満喫して寝ることにした。

あ、ちなみにこのお姉さんレイシャさんって言います。






 


















ヒロインがエロくなくてごめんなさい。ガサツ系目指していたら、電車の隣の席のおっちゃん化してしまいました。ええ、もちろんワザとではありませんとも!


あ、ちなみにレイがお胸にダイビングできたのは、一瞬のタイムラグの後、倒れ込んだからです。

ラッキースケベってホントにあるんですね! どうでも良いので! 本文にはのせておりませんけれども!(悔し涙)

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