猫のいる日常(猫の日企画)
もふっ
今日も手の中にもふもふの感触。にやけてよだれを垂らしながら、ひたすらもふる。
もふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふ
「シャーっ!!」
つい調子に乗ってお腹までもふったら怒られた。
「ごめんよー」
お詫びに喉と耳元をワシャワシャすると、すぐにゴロゴロと喉を鳴らし始めた。
愛い奴め。
両腕で抱え込んでもふる。
もっふもっふもっふもっふもっふもっふもっふもっふもっふもっふもっふもっふもっふもっふもっふもっふ
あ…スルリと抜け出されてしまった…
台所でミャーミャー鳴いている。
いつものエサの催促だ。
仕方ない。起きるか。
むくりと布団から起き上がる。
ミャーの催促が大きくなった。
「ちょっと待っててー」
「ミャー」
ミャーは返事をして鳴きやんだ。
時々、言葉理解できてるんじゃないかって思うことがある。うちの子は頭がいいから。
ちょっと空気が冷えるな。
ぶるりと身を震わせて、スリッパに足を突っ込んで、ペタペタと廊下を歩く。
洗面所に着いた。
蛇口をひねって顔を洗う。
冷たいけど目が覚める。
「うぃー」
意味のない発声をしながら伸びをした。窓の外は晴れだ。
気分がいい。
「今日も頑張りますかー」
そう呟いて、また催促の声をあげ始めたミャーのところへと向かった。
2が並んでいるのを見たら、何か書かずにはいられなかった。