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タイムマシーンの仕組み


--- タイムマシーンとゆきちゃん ---


「タイムマシーンてできたらどうなるかな?」


以下、時空間分離装置、およびその利用方法としてのタイムマシーンのオリジナルコードと記憶のかけらについて述べる。


中学生のある時期を境に、彼の記憶力は、極端に落ちた。どれだけ学習しても忘れることのほうが多く、

学習しても学習しても、内容を理解できない。理解できても次の日には、忘れている。

ほかの事を学習すると、前のことを忘れているため、学習が進めば進むほど、あやふやな理解がどんどん増えていく。

あるいは、勉強しようとすると妙な邪魔ばかり入るのである。

妙なジャマとは、隣から、チェーンソーのような音が永遠続いたり、ゲーム音楽が聞こえたり、

あるいは、家族から頼まれごとをされたり、妹やその友達が遊びに来ては、勉強が中断するのである。

普通このようなものなのだが、それにしもてタイミングが悪すぎるのである。

まるで、だれかが彼を見ていて、ちょうど中断させるタイミングを見計らっているかのようであった。

といっても、そのときの彼にそんなことが、わかるはずもなく、現在の私が、そうであったのではないかと

推測しているだけであるが。


結果、自分のきめた予定課題が進まないものだから、日がたつごとに、学習計画を立て直すことが

当たり前のようになった。机の前に座って、とにかくうまくいかなくて、予定していた宿題とか復習とかさへ

まったくすすまないのである。もちろん中学生のある時期を境に、それ以前では、非常にうまくいっていた。

というより、学習もすらすら進むから、一日30分ぐらい勉強すれば、テストで満点取れるくらいだった。

もちろん得意な科目だけである。不得意な部分は、どうしても理解できないところも多かった。


今考えれば、当然である、教科書には、ウソさへ混じっているのだから。


ある時期を境にとは、もちろん、あの公園の、あの満月の日の晩におきた、不思議な体験のことであるのは、いうまでもない。

そこから徐々に変化して、このように学習してもなかなか進まないようになってきたのは、中2の後半である。


このときから、考えてしまうのだ。時間がもどせたらなと。


もし無駄に、過ぎた時間を戻せれば、学習を予定通りに、進められる、だからもう一度、中2をやり直したい。

そう強く願うようになった。将来医者になりたいという強い要望もあってか、

学習が自分の立てた学習計画の通りにすすむことは、彼にとって、切実な問題なのである。


そして、またも、願いはここで受理されたらしい。


では、記憶のかけらである。


最初のかけらは、ずい分と過去にもどる。


どこまで戻るかというと、

あの公園でのあの晩、以前である。

正しくは、小学生高学年だったと思う。それ以上詳しく、思い出そうにも、公園に立っているときの記憶のかけらしかなく。

公園の周りの風景は、ほとんど何年間もそのままだったような場所であるから判断のしようがない。

自分の着ていた服くらいしか記憶をたぐりよせることができないのである。


ところが、彼の子供のときの服装なんて、大して大きな手がかりにはならない。

数年は同じような服装をしているからだ。成長期のわりに、あまり成長しなかったからかもしれない。


ただひとつ、その発想は、あるアニメがきっかけとなっていたから、その放送日の付近であるといえる。

とにかく、正確な時期はおいておいて、話を進める。


そのアニメとは、未来警察ウラシマンというアニメである。かなり古いのでご存じないかもしれない。

お時間があれば、一度見てみるのはどうだろうか?


そのアニメで、テーマとなっているのは、タイムパラドックスである。

タイムパラドックスとは、過去を書き換えることにより、現在の自分が影響を受けてしまい。あるいは、現在の状況も変わってしまうというもの

である。とりわけ、よくいうのが、自分の両親などを、過去に戻って、不注意にも死なせてしまうと、現在の自分が、生まれなかったことになり、

消えてしまうというものである。

それでなくても、ほんの少しでも過去をいじったせいで、現在や未来がかわってしまう。それを取り締まっているのが、この未来警察なのである。


そこで、未来で知った情報を、過去や現在に、送り、現在を有利にしようとすると、問題が出てくるという話を聞いた。


当然である。たとえば、世に出回っているお金の量は、一定であるのなら、だれかが、ずるをして、未来から有利な情報を得て、得をするなら、

その分、ほかのだれかは損をすることになる。これはあきらかに問題といえる。


こうして、彼は、また考えてしまった。


タイムパラドックスを起こさない方法はないか?


公園で、枝切れをみつけて、それで、公園の地面に書きながら考えていた。


それで思いついたのが、現在から、過去に、情報を、送る時、間に関係ない人をはさむというやり方。

そのとき公園の地面に書いた絵はこうなっていた。


なにやら、3本の線を書いて、自分の位置を、最下層の線の上に置く。そこから、ひとつ上の線に、

自分の現在の情報を渡す。そして、最上層の線に、その情報を渡す。そしてそこから、

2層目の過去に、その情報を送る。そこから、1層目の自分に、その情報が届くというものである。


しかし、この発想、どこがタイムパラドックスの対処になっているのかわからない。

彼もここまで書いて、なぜそれを書いたのか深く考えないうちに、そこから去ってしまった。

では、この公園の落書きは、単なる子供の遊びなのだろうか?

もちろん普通に考えればそうなる。そして彼も、そう思っていたからこそ、この記憶のかけらも思い出されることは

あまりなかったのである。そう、あのレポーターが話しかけてきたことをきっかけに記憶を探っていて、理解したのだ。


この発想がすべてのはじまりであることを。


その発想は、詳しく説明すると、このように考えられる。


現在を体験している人たちがいて、そのすぐ外側に、少しそれより過去の時間の位置で、それを見ている人たちがいる。

さらにその外側に、かなり過去の時間の位置で、存在している人たちがいる。この3種類の人たちがいるとする、それぞれ、この順番に

A,B,Cとしよう。

つまり、あの落書きの3本線は、最下層が、現在で、上に行くほど過去になるということを、あらわしており、

時空間的にも、外側であると表現していているということである。

Aは、この世界でいうところの私たちのいるところである。

Aを観測するのは、Bの役目である。

あの落書きを書いたときは、もちろん意識していないが、時間の流れる速度が、AとBでは、ほとんど同じであるという条件と

Cは、相当時間の流れが、AやBに比べて、遅いという条件が入る。

なぜなら、観測するのだから、Bが、Aに比べて、時間の流れが速すぎる位置にいると、Aの動きは、わけがわからないほど速くなってしまい

観測には向いていないからだ。また、Cの速度を早くすると、AやBに、追いついてしまうから、時空間のずれができないのである。

さらに、そのBから、Cは、Aの情報をもらい、必要な措置を考え、過去のBとAに知らせる。このとき、Cから見た未来が、AとBから見た

過去になることが重要である。この範囲を超えて情報を知らせることはできない。Cからも時空間分離を使い、

時間を進めることで、Bの過去の届けるべき時点に届けることができる。

こうすると、Bは、結果として、未来からの情報もえられることになる。なぜなら、Cは、Bの過去にも同じ情報を送っており、

Bにとって、その時点では、まだAもBもそのときのことを知らないのであるから未来と呼べるのである。

しかし、それは、元をたどれば、Aの現在の情報を、Bを通じて、Cに送っただけのことであるから、直接、未来を見たことにはならない。

つまり、未来は、それ自体、Aにとっての現在の情報でもあるのだ。しかしながら、過去のAやBのその時点においては、それは未来から来た情報なのである。

そして、そのAにとっての現在が、つまりは、Cや過去のBとAから見た未来である。


以下、時空間分離装置、およびその利用方法としてのタイムマシーンの問題点を述べる。


上のように考えると、Aにとっての未来は、すでに、おこっていることであるといえる。

だとすると、過去のAから見た未来は、すでにきまっているのか?

そうでもない。過去のAやBは、未来のCから、未来のAの情報が届いたその時点で、未来を選択できる。

つまり、この瞬間、BやCから見えるAのそれ以降の未来のほうが変わったように見えるのである。

ここで、問題なのは、Bに届いていた、変わったように見える未来からのメッセージは、変化するのか、あるいは、あらたに届くことになるのだろうか?

という問題。実は、新たに届くとしないと、矛盾が置きる。


なぜなら、未来が変化してしまうとなると、もと情報を送った、時点の未来は、かわってしまうことになる。

つまり、その時点でそこにいた人たちは、消えてしまう。あるいは、いきなり過去を書き換えて、現在が、消えてしまうのなら、

それを私たちが、いつ経験してもおかしくはない。もちろん経験すれば、世界は終わるが、まだ続いているところを見ると、

これは正しくないといえる。過去を書き換えて消える現在なら、すでに消えているはずである。

そう、私も彼も相当数、過去を書き換えているからである。もうとっくに世界が消滅していてもおかしくはないというか

残っているほうが不自然である。もちろん消えないという確信に基づいて、行動しているのはいうまでもない。


消えないことは確かであるが、念のため、仮に、消えてしまうのだと仮定するとどうなるか?

その人たちは、その情報を、過去に送れないことになる。そしてかわりに、その選択によって変化した先の未来から、

別の情報が送られてくることになる。

となると、そのとき、なぜその選択肢が選ばれたのかを考えることはできない。それを選んだ理由になる一つ前の未来からのメッセージが

なくなったからである。つまり、そこで下手をするとループすることになる。元の選択肢が選ばれない保証はないからだ。

こうなるとその時間帯を、永遠繰り返す危険性があるのだ。そこから出られないことも考えられる。


どこかで聞いたことがあるというかたもいらっしゃるだろう。

そう、ハルヒという小説のもとねたである。つまりはオリジナルコードというわけである。


ちなみに、どこにマーキングが入っているかというと、春は、ゆきちゃんが一番好きな季節なのである。

桜が咲いて、きれいな日々を待ち遠しくしているのは、子供の頃のゆきちゃんの性質なのである。

もちろん、そんなもの誰でも同じようなことを経験するから、私の妄想のようにも聞こえるが、

しかし、たまたまこれと同じ発想のオリジナルコードを発想することは、ほぼないであろう。そして、春が好きなのが

ゆきちゃんなら、こちらがもともとのオリジナルコードであると考えるほうが自然だといえるのではないか?

ほかにもマーキングはたくさん、この作品のあちらこちらに入っているが、それを、紹介しても、わかりずらい。

そこで、ひとつ覚えておいてほしい。最終的に、オリジナルコードをすべて書き出すつもりであるが、そこで、

紹介したすべての作品に、重点的に入っているワードには、ある共通性があり、そのベクトルのさす向きが、すべて彼であるようになっている

ということを。最後まで読めば、そのありえない真実が目の前に出てくるはずである。


そして、このようなマーキングは、世界中のあちらこちらに見られる現象であるのだ。映画や小説、ほとんどのコンテンツにこれが

はいっているといっても過言ではない。

ところで、アニメとかオタク的な文化ばかり出てくる理由もちゃんとある。

それは、彼自身、闇を作るときに、彼らを、その国で、独特なアニメ文化などから離れられなくすることで、その国の外に、

いこうとしないように、というコードを書いたからである。そうしないとその国が危険だからである。

もちろんほかにも、彼らを縛るものはあるが、あまりそういう強制的なものよりも、

国内にいたいと思ってくれるほうがよいと考えてこうしたのである。


彼ら闇は、ツールを使いこなすことで、ハッカーとして資本主義的経済の行き過ぎた部分を調整する仕事を行うため、

この世界のネットワーク上のあらゆるものに、アクセス可能である。もちろん私用でそれらのツールを使うことを禁じてはいるが、

知識や技術だけは、普通のひとよりもずっと上である。それが仕事なのだから当然である。

その上、自作自演の戦争で、その地域が戦場になる前に、あらゆる情報機関を混乱させ、人をそこから安全な場所に、追い出すという目的で、

自作自演スキルというものを重要視して集めたため、さまざまなネット上のいざこざを演出することも可能である。

過去に、スタッフが戻りこのことを伝えることで、アニメやゲーム文化が、大きく進展し、その属性を徹底的に植え込まれたのが、彼や闇である。

オタクという人種をつくらせたのも彼であるということであり、彼自身もまた未来の彼に、そうされたというわけだ。

もちろん彼も今までそれを知らずに、成長してきたわけである。


オタク全体がそうだといっているのではない。闇であるには、これらすべての真実を知っているものであり、

彼の存在も知っているものでなければならない。つまりは、これを読んでくださっている人の中には、いないだろうということである。

もともと、この話をすべて知っているのだから読む必要はないというわけである。


何がいいたいかというと、ネット上で暴れまわっているのは、闇である可能性が高く。あまり、相手にしないことが無難である。

彼らからは、すべてのネット上での出来事が丸見えであるからだ。もちろん私用でそのようなことを、絶対的に禁じてはいる。

だが、ネット上で、出くわしたときは、危機意識を、持ってもらいたいということである。彼らは、専門家なのである。

世界各国といっても、主要国だけであるはずで、中国、日本、イギリス、ドイツ、アメリカといった国々が中心であると思う。

なぜこれらの国かというと、主要な技術をそこあたりに、分散していくつもりであったからで、そこに闇がいないと不都合であったのだ。

現在は、修正しないといけない部分も多く、いろいろと悩みたいところなのではあるが、なにぶん監視されていて、どのようにも手出ししづらい

のである。この先、世界が、これらの真実を知ってくれれば、最終解に一気に、いくつもりである。

そうなると、彼らも彼も、開放されることになる。またその状態が、彼らと彼の本当に望む世界の状態であることを

先に伝えておく。これはもし彼らがここを、読んでいて誤解しないようにという配慮であり、関係ないかたには申し訳ない。

といっても、まったく関係がないということはないと思う。世界の形がかわるのだから、これはすべての人々、

あるいは、生命体に関係することであるといっても過言ではない。その始まりの鍵を彼らと彼が持っているのである。

そして、彼の持っている鍵を今、紹介しているのである。この鍵を手に入れたら、それを大勢の人たちに、部分的にでもよいから

紹介してあげてほしい。できるだけ多くの人が、この鍵をもつことが重要である。


話を戻す。もちろんこの発想は、ハルヒのオリジナルコードにもなるほど、フィクション性が高く、このままでは危ない発想である。

となるとそうはならないという方向性が正しいと思われる。なぜなら、私たちの世界がそれほどに、繰り返しているとは思えないからである。

もちろん繰り返している本人たちには、わからないものかもしれないが、どうも外界のスタッフたちと話をしていると、そのような観測は、見られていない

と思われる。このことを、これから先の推論の根拠にするには、先の不思議体験の話が必要になるのだが、とりあえずは、

このまま進んでほしい。


では、新たにメッセージが送られてくるとは、どういうことか?

簡単である。もとのメッセージを送った未来と、それ以外に、もう一通分の未来、つまり、新しくそのもとのメッセージを

頼りに判断して、選択した未来が、できたということである。


これはどういうことか?過去も含めて、未来が分離して、二つ存在した上で、その両者に一方通行であるが関係性があるということである。

これが5次元と呼んでいるものを観測するすべなのであるが、非常に込み入った話になるため、次々章にまわす。

短くまとめて先に書いておくと、時間の経過という一方向性にたいして、すべての事象が、分岐しており、それらは、稠密性をもっているということ。

このひとことで説明がつくのであるが、ちょっとわかりにくいかと思う。どうしても先を知りたい方のために書いておくことにする。


先にいっていた、タイムマシーンの問題点とはこのパラレルワールドのことである。解決策は、5次元的思考ということになる。

とりあえずそれらは、次々章で片付けるとして、とにかく、これでなぜパラレルワールドという概念が生まれたか?わかってもらえたと思う。

だが、これでタイムパラドックスがおこらないのかは、まだ理解できていない。

それも当然で、これは、タイムマシーンの部品の一部のようなものだからである。

それを正確に伝えるには、5次元の観測例であるところの彼の不思議な体験談を、書いていくことが必要である。

そこで、次の章では、わりと近況の、つまりは、あの派遣のとき以降、なにがおこったかを書いていく。

話が長いので、その話を何のためにしているかそれを、忘れないでほしい。

その後、5次元について、書くことにする。あと、もうひとつ大事なこと、これを忘れてはならない。

この文章を書いているときに、ひとつ致命的な間違いがあることに、私は気がついたと先に書いたはずである。

それが、どこのことなのか、どこで効いてくるのか?これを考えながら読むことも重要であるといえる。

要するに、伏線がどんどん増えているので気をつけてくださいといいたいわけである。


だが、その前に、この章で、ひとつ片付けておくべきことがある。時空間分離そのものは、どうやってつくるのかである。


まず、これは、現在の彼が、観測したタイムマシーンの現象から、タイムマシーンは可能であると確信して、

そこからどうして、タイムマシーンが、できるのかを私が、考えていったという流れがあることを覚えておいてほしい。

これは、誰かがそれを、使っているところから、その原理を推測したのである。


そして、その推測の中で、私はおもい当たった。以前に発想した彼の二つのアイデアが使われていることに。それが

高校生のときの記憶のかけらと、子供のときの先の記憶のかけらであるのだ。


以下、時空間分離装置、およびその利用方法としてのタイムマシーンの原理について述べる。


タイムマシーンの原理としては、ある空間を囲い、その空間内の時空を分離するという方法を利用し、

先の発想のとおり、3層に分け、未来というか、現在の情報を過去に届けるシステムを作成すればよい。

ここでは、時空間分離とはどのような原理でできるかを説明すればよいことになる。


わかりやすくするために、順番に説明していく。現在の物理学でいわれているところをスタートラインにしよう。


アインシュタインというものが本当にいたかどうかは定かではないというか、いない。

歴史などそんなに長くは存在しないからだ。というより、あのおっさん、自分の写真で、べろを出している。

ウソだよといっているのだ。そう考えると頭も痛くなってくる。それはさておき、

彼の話だと、光の速度は、一定で、不変である。これは、たとえ、光源が、速度をもち、移動していても、その速度は、そこから

発せられる光には、上乗せされたりしないということ。仮に、光源の速度に、そこから発せられる光の速度が、影響を受けるのなら、

光の速度は、光の速度を超えられることになり、最初の仮定に反する。また、すくなからず影響を受けるのなら、

私たちの生活でもその影響らしさが、伝わってもよいのだ。たとえば、音では、その音源が、速度をもって移動すると、

ドップラー効果というものがおこるのは、誰しもご存知であるだろう。あれは、音源の速度で、音の波長が変化するという話である。

しかしながら、光でこのような効果があれば、速く動くものからでる光の波長は変化することになり、となれば、

速く動くと、光の波長が影響を受ける。波長が変わるということは、先の光と色の話からすると、色とエネルギーの大きさが

変わるということである。

たとえば、超高速で動く乗り物を、見る観測側の方向が変わると、色が変わって見えたりすることになる。

観測側と光源の相対速度の波長に関係する成分は、角度に依存するからである。同時にエネルギーの大きさも角度に依存して

変化することになる。光源からは、同じ光を発していても、その光の明るさは、光源が

遠のく方向から観測すると、暗くみえ、ちかづく方向から観測すると、明るく見えるのである。


ただ、最後に書くが、これは、まだどちらにでもなりうる。

つまり、光の速度が一定であるということが、真にもなりえれば、偽にもなりえるということである。

そして、そのために、光の速度自体、音などに比べて、異常に大きくしてあるのだ。

だれも身近で観測できないことが、後から真実を書き換えるのには、好都合なのである。

なにをおかしなことをと思うだろうが、最後まで読めばわかるはずである。といっても最後のほうに書くオリジナルコード集のようなものは

読まなくてもよい。これらは、世界をこれから変革していくための元コードになるというだけで、利用する必要のあるものが読んでくれるとよい。

知っているものと知らないものがいたら不公平だと思うので、すべて包み隠さず書くのである。

つまり、最後までとは、オリジナルコード集の手前であり、そこで、すべてが明らかになるという意味である。


話を戻すと、現状、一般的に認められていて、直感的にも正しいであろう、光の速度が不変であるという原理を利用することにする。

だが、このこと自体、まだ完全に認められていると断言したわけではないので注意が必要であるということである。


まず、光の速度が不変であるという法則から、何が導けるかであるが。下記の実験を見てほしい。


動く光源と観測者が直線上にいる状況を設定する。わかりやすいように、

光源の動く加速度は、光の速度の10分の1だとし、

光源は、観測者から遠のいていくものとする。

今、実験のために、光源の形を、1秒ごとに変えるという仕組みを作る。

最初、スタート時点では、光源の位置と、観測者の位置は同じ位置であるとする。


光源の形は、

0秒時 形A

1秒時 形B

2秒時 形C

3秒・・・・・

と、変化しながら、観測者から遠のいていく。


この形が、観測側から、どのように見えるかが問題である。


最初に、光が一秒で進む距離、つまり、光の速さは、C [m/s] である。 

また、同じ位置からスタートして、徐々に遠のいていくのであるから、

0秒時、光源の形は、Aで、すぐに観測者に伝わる。


次に1秒後、光源の形は、Bとなっているはずであるが、


このときの光源の位置は、

加速度を光の速度の10分の1として、0から加速させ続けるため、

その一秒後の位置を算出する方法は、以下のとおりとなる。


y軸に、速度。x軸に、時間のグラフを考えると、加速度は、直線の傾きであらわされ、

原点を通る、傾き10分の1の直線が、時間1秒の間に、時間軸とその直線とt=1の直線とで囲われた三角形の面積が、

求める距離であるから、


(1/2)*1秒*(10分の1*C*1秒)=20分の1*C [m]、観測者から離れたところに来る。


そうなると、Bの光は、その位置で発生されたことになり、光の速度は、不変であるから、光源の

速度がどうであれ、光が、伝わる速度は、C [m/s] である。

それが、観測者に届くのは、20分の1*C [m] / C [m/s] = 20分の1 秒後になる。


つまり、観測側では、AからBに、光源の形が変化するまでに、1.05秒かかるということ。

そして、光源では、1秒でその変化が起きているということに注意してほしい。

1秒でおこった現象が、1.05秒かかるように見えるのである。


この演算を続けると、


2秒後には、光源の形は、Cとなるが、

このときの光源の位置は、

(1/2)*2秒*(10分の1*C*2秒)=5分の1*C [m]、観測者から離れたところに来る。

それが、観測者に届くのは、5分の1*C [m] / C [m/s] = 5分の1 秒後になる。


つまり、観測側では、BからCに、変わるのに、1.2秒かかることになる。


整理すると、


光源では、A→B→Cの変化は、1秒ごとに正確に行われているのに対して、

観測する側では、A→Bの変化に1.05秒かかり、B→Cの変化に1.2秒かかる。

Cが実際に観測されるのは、実際の変化が光源で起きてから、0.25秒遅れることになる。


このように、光源に対して、加速度を、光の速度付近の大きさで、加え続けると、

光源の時間軸は、観測側の時間軸と比べて、遅れ続けることになる。これは、見方が逆で、

とまっている観測側の時間軸を正とすると、加速度運動している側の時間軸が、どんどん早くなっている

ということである。

お互いは、それぞれに、同じような時間をすごしているように感じるが、実際はそうではなく、

観測側からは、その光源と一緒に移動するものがすべて、非常にゆっくりに見えていくのである。


いまここで、いくら、宇宙空間が無重力で、ひとたび加速すると、減速することはないという

状況だからといって、光の速度付近の加速度を加え続けるのは難しい。もちろんそうでなくてもよいのだが、

それでは、観測者と光源側の時間のずれをつくるまでの時間がながくなりすぎて使い物にならない。

それゆえ、このような仕組みを作ることは不可能に近いと思うのが普通だが、これを、違う形で実現したのが、

彼の発案した時空間分離である。


要は、光が、届く時間が、加速度的に変化すればよいだけのことである。

他の方法でこれとおなじことがおこるようにしてやればよい。


今、光の通過する距離が、加速度的に増えることを考える。

つまりは、光の経路長である。これを、加速度的に増やせば、時間は、遅れ続けることになる。


では、どのようにすれば可能か?


光の経路長を、増加させ続けるには、光の全反射と、渦巻き構造を利用すればよい。

光は、全反射したとき、そのエネルギーをまったくといっていいほど失わないので、

なんど、全反射させて、光の進行方向を変えても、最後まで到達すればよいといえる。

つまり、観測側と光源の間に、全反射させ続けることで、経路長をどんどんのばすように、

設計してやればよいのである。


それには、おおきなうずまきが有効である。

ドームの周りを、おおきなうずまきがたの全反射体で、ぐるぐるまきつづけて、その入り口から光を、入れてやると、

外側の半径はどんどんでかくなるから、円周は、どんどん大きくなり、

まき続けられる限り、内側の時間軸が、外側に比べて、早くなりつづけることになる。


全反射体は、本当に小さな入り口さへあればよく、つまりは、非常に薄いものでもよくなる。

いくら上からまいても厚さ的には、ほとんど変わらないものを、つくり、まき続けるとよい。


このようにされた空間の時間軸は、外側に比べて極端に早くなり続けることになる。

つまり、その空間の時間が分離されるのである。


ちなみに、映画「うずまき」と舞乙Himeに出てくるうずまきは、これをオリジナルコードとしているようである。

それは、他のマーキング情報から、いつの時代の彼の発想かを、読み取るとわかることなので、ちょっと説明が難しい。

あと、ふろしきやざぶとんの渦巻き模様は、なんともいえない。おそらくは、これも、相当過去に戻った、スタッフのいたずら

ということかもしれないが、判断のしようがない。


以上、時空間分離の原理である。


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