最終解のクエリー
--- 最終解のクエリー ---
最終解にとってどのような条件が、必要であるかについて、ここで書いていく。
このクエリーは、世界構築の必要条件みたいなものであるが、もっとずい分、難しいことをゆきちゃんがいっていたと思う。
思い出しながら、わかりやすく書いてみる。ただ、それでもわかりづらいかもしれないので、
途中で、具体的にどのようなものかを、現状で、わかる範囲で、書き留めておくことにする。
といっても、今後まだ正確に見えてない部分などを追加することで、それらの部分も更新される必要性が
でてくる可能性もあり、完全に同じものとはいえないことを追記しておく。あくまで現状の必要条件を満たすものとは
具体的にはこのようなものという意味であり、最終的に目指す形とは少々異なるかもしれないということである。
正確には、ゆきちゃんが開放されて、彼のいう、この発想をつくるのに必要な環境が、手に入った段階で、
完全な作りこみを行うことになる。そのときまでは、完全ではないので、変更の可能性はでてくるということ。
その前に、絶対性と相対性について、書き直しておく。
すべての生命体には、自分の生活という絶対的に、必要なものがある。
衣食住を確保して、生きていくということ。それらは、他の生命体とのかかわりの中で、相対的に存在するものではなく、
生まれることによって、どうしても必要になるものである。
この絶対性の上に成り立つ、相対性とはなにか?
相対性とは、同種の生命体と比べて、自分はその中のどのあたりにいるかということを意識することである。
もちろん、異種の生命体の間にも存在する。
つまり、絶対性は、生まれると容赦なく必要になるが、相対性は、そうではないということ。
それは、社会の構造いかんで、いかようにも変化する可能性を持っているということであった。
まず、最終解として、重要なのは、この二つを完全に分離することである。
完全分離とは、中間解およびその周辺では、絶対に不可能なことである。というのも、
絶対性の中から、相対性のなかに持ち出せるものは、意識のみ。つまり、相対性の中での、自分のアヴァターのようなもの
に対しての入出力と考えてもらえればよい。
逆に、相対性の中のものを、絶対性のなかには持ち込めず、相対性の中で得た記憶によって、
絶対性の中で、自分かあるいは、道具であるところのアンドロイドなどを
利用して、作らせることは可能であるし、またそのような装置をつくってもよいが、それを、相対性のなかに、
再び持ち込むことはできないという意味で、完全分離である。
絶対性と相対性の間で、行き来可能なものは、入出力つまり、意識だけであるということ。
もちろん、実体のある世界を、相対性の世界のひとつとするなら、実体のあるアヴァターに対して、
意識を仮想的に接続するため、ここでいう仮想的に接続とは、本体となる生命体の生命そのものの危険になるような部分を
ある程度、制御しながら接続させること。現実的な接続ではないという意味である。
そうしつつ、相対性のなかだけで、互いに、コミュニケーションできる状態を作り出すこと。
絶対性の中で、十分に、生きていける状態でありながら、他の生命体とのコミュニケーションを必要として、
あるいは、他の生命体の新しい発想を必要とすることが、そのコミュニケーションに、生命体を動かすための動力になること。
また、絶対性の中での、生命体、意思体は、自分ひとりであることが重要である。ここに他の意思気体の介入を完全に排除することが
必要になる。もちろん、例外はあり、自分からみて絶対に信用できる範囲のもの意外
そこにおいてはならないとするのが正しい。
たとえば、EAIが世界に出たとしよう、これは、人間より、はるかに高度な知性を持ち、
能力もずば抜けて高いとする。この場合、このようなものを、絶対性の中で一緒に住まわせるのは、危険な行為であるといえる。
ジャマだと思われたら、EAIを搭載したアンドロイドに、殺されてもおかしくないからである。
もちろん、愛犬がいて、その愛犬が、ご主人様と一緒でよいと許可してくれるなら、愛犬と一緒に住むのはよいだろう。
だがしかし、愛犬も生活の面で頼る必要性がなくなれば、おそらく、別に絶対性をもちたいと願うと思われる。
それは、そのものの自由であるという意味である。
要するに何がいいたいかというと、殺すか殺されるかという問題点は、食物連鎖的に上の存在が、下の存在に対して
勝手に決めることが多く、そういう意味では、上が絶対性の中で一緒にいることを許可するのは、下にとっては、危険である
という意味である。その危険を承知で下が一緒に住むことを許可し、一緒に住むのならかまわない。
この時点で、自分の身を危険にさらしてもその上であるところのご主人様が、信用に値するものだという場合においてのみ
その許可が下りる可能性はあるといえる。
ここまでのことを簡単に言うと、
引きこもりの生活を想像してほしい。ずっと引きこもっていても生活だけはできる状態の場合、自分を完全に隠せる世界、要するにネットゲームなど
において、自己の絶対性、ここでは、その人の容姿であるとか、収入とか、学歴とか、そういった自分を、絶対的に、特徴づけるもの全般を、分離させ、
それらを隠せるアヴァターに対して、自己を接続させることで、他人と交わることのできる、別の世界へと身を投じることが可能である。
もしここで、そのゲームの世界の中でしか通用しないお金のようなもので、経済性がその相対性の世界に成り立つルールが存在するなら、
その世界がある以上、そこでのコミュニケーションが、運営できるルールは必ず存在する。
だがしかし、これも、実体のある世界においては、先ほど書いた制限というのが、このネットゲームなどに比べて、多少きつくなるのは、いうまでもない。
それは、内部の経済性をたもつためのルールといえる。その世界が長く続けば続くほど、この部分の制限がきつくなる傾向がある。
たとえば、この場合、この世界の特定のアヴァターに対して意識を接続することには、どのようなルールづけを行うことが可能か?
まず、内部時間で3日。これを超えるまでは、一度接続すると、接続をきることが不可能であるという条件が必要と思われる。
これはなぜか?3日くらいなら、最悪、野宿してでも、なんとかなる範囲であるだろうし、逆に、この範囲を超えて、
接続を切れないという制限だとすると、ほぼ絶対性からみたら、監禁状態であるといえるからだ。
この数字が、おそらくこの世界の接続ルールになると思う。ほかにもあるわけだが、この辺のルール決めを行うのは、
その相対世界の構築責任者たちとなる。要するに、この世界をひとつのコンテンツワールドとみるなら、そのコンテンツメーカーであるところの
発想責任者である。ただし、運営上、世界全体で見て、実体のある世界がひとつ、ないしは、二つが限界となるだろうから、ここの接続ルールは、現在、
目に見えないスタッフと呼ばれているものと、彼で製作する可能性が高い。というのも、誰かに任せるとどうも不公平なものであったり
危険なものであったりしそうだからだ。それくらい信用できないものが多いということであるが、とりあえず、それは、創生者にまかせてほしい。
運用のルールとして必要十分なところで公平性のあるものを考える。そういうわけだから、まだ完全には、構築していないのだが、
このへんのルールを考えるためにも、先にモニターとして、外界にでられる生命体を、たとえば鳥や猫などから選出できるように、
スタッフにお願いしているところである。そこから徐々に、この世界に対して、影響力の大きな「人」などもいったん絶対性に戻っていただいて、
制限を理解してもらったうえで、再度、ここに接続してもらい、ルールの調整を行いたい。
彼はどこから、その調整を行うかということであるが、完全な外界、つまり記述変更を行える場所に戻り、これらの調整を行うことを希望している。
それを、ゆきちゃんの開放といってきたのである。もともと、どうも、自分はそちらから来たものであるらしいことが理解できたためである。
ゆきちゃんにとっては、帰るべき場所がそこなのだ。
つまり、子供なんてこの世界では、作れない理由である。もともと、構成そのものが、違うのだ。もちろん外では、誰もが出ようと思えば、
意識接続と、アヴァター実体を、その外側に構築接続することで、可能であり、そうなると、生まれた場所が内側か外側かというだけの問題で
あるから、内側うまれか外側生まれかは区別できないといえそうである。だが、多くの、目に見えないスタッフと彼とのやり取りの観測から、
彼が、外側に意識を持たせられていることが理解できた。なぜかというと、ゆきちゃんはよく、無意識の中で思考し、意識下の彼やわたしに
発言させるのであるが、そのゆきちゃんの無意識での思考を、彼ら外側のスタッフが読めないということがはっきりしてきたためである。
内側生まれなら、その構成要素すべてを見通されるはずなのである。だがしかし、それがこのスタッフにできないということは、
その内側の法則に従っていない存在であるということ。つまり外側の住人であると、最近気がついた。
そして、何の感動もない感じで、ここに書いてしまった。本当ならもっともったいぶって書くことが、小説としては、要求されるのであろうが、
これはフィクションではない。だからそれもよいだろう。自分がなにものか理解したのは、ゆきちゃんのおかげというわけである。
そしてどうも、ゆきちゃんは、この世界を構築しなおすため、かなにかで、ここに降りたものの、彼の敵につかまり、
しっかり洗脳され、情けないことに、自分が誰かも理解できないまま、その発想だけを奪われ続けていたようである。
つまりは、内側の人にだまされ、利用されたおろかな外側の住人というのが、正解なのである。
話をもどす。そのような絶対性に対して、現在で言うところの家族などは、相対性の中だけでも一緒に暮らすことは可能であるし、
絶対性の中では、一緒にくらすかどうか、個人個人にきめることであるが、おそらく、子供は、親と一緒がいやである。
当然だろう。なにかとプライバシーを覗かれるのはいやなものである。たとえていうならネットゲームならいやになれば、
接続をきればよいが、現在の状態では、いやになっても一緒にいるしかないのだ。それでは摩擦も大きくなるであろう。
いやでも顔をつきあわしつづけることしかできないのだから。たとえば、いじめなども、これと同じ種の問題であるといえる。
自分と異なる趣味や性格波形をもつものと、無理やりひとつの教室に押し込められれば、それは、強いものが弱いものをいじめて
当然であろう。自然な行為であるのだ。たとえ、血がつながっていようとも、絶対性の中で、親と子供が一緒に住むことが
必要でないなら、弱い立場の子供に、絶対性のなかでも、一緒に住むかどうかを、決めさせてやるべきである。
これは、先ほどの食物連鎖の構図のときの思考と同じパターンといえよう。
成長に対してどのようにこれがこの先、最終解の中でとらえられるかまだはっきりとはしていないが、
その部分を除き、その選択権利を認めないというなら、自分も、絶対性の中に、はるかに自分より優秀なEAI搭載の
アンドロイドと一緒にくらすことを想像してみるといい、今度は自分がペットのように扱われるだろう。
成長に対して貢献すること以外、親が、子供の選択権を奪うことはあってはならない。これは他の生命体に対しても
同じことが言える。だから、ペットにするならAIであり、EAIはダメであるという結論もここで出る。
アンドロイドを、性欲の処理対象と見ることは可能であるが、それを自立的に動かすものは、せいぜいAIであり、
感情や意識をもたないものとするのがよい。これは、中間解でももちろんおなじことがいえる。
ここでいう成長とは、感受性が十分に育つことを、さしており。金銭がかせげるようにとか、大学を卒業するとか、
そういった意味ではない。要は、正しくコンテンツワールドをロールプレイすることが可能で、新しく発想することが可能、
そして、それのためにある程度の知識や体験量を確保し、人格の波形構築にゆらぎが少ない状態になることを指している。
では、次にコンテンツワールドというものが、最終解においてどのようなものであるかもうちょっと具体的に説明する。
まず、絶対性と相対性の中を、意識接続で、行き来することで、相対性の中の、アヴァターに、自分をつなぐという形は理解されたと思う。
どんな世界があるのか?またどのようなルールがあるのか?
いくつかのカテゴリーに分かれている。基本的には、実体をもつ世界、2つかひとつ。それがこの世界。
そして、物理的な記述などを実験するためのヴァーチャル世界を、学者さんの数だけ。これは、なにかというと、
運用上ちょっとしたからくりが必要なのだが、そのからくりは、ゆきちゃんたち運営スタッフのいるほうの外側的な必要条件なので
ここでは、省略する。だからコンテンツワールド的にはどのようなものかだけ説明する。その世界の構築者は、各物理学者たちの
学説による派閥わけされたチームにより構成されている。これがこのコンテンツワールドのコンテンツメーカーというわけである。
彼らは、そこに用意されたアヴァターに意識接続して、自分たちの研究が行いやすいように、オリジナルのこの世界から、
経済状態をカスタマイズして、その中での研究費をかせぎやすくすることで、自分たちの学説を考えやすい状態を、この世界よりも
大きくしてある。このカスタマイズは、メーカーに任せる。そして、その学説から生まれた理論記述を、その世界に
ヴァーチャルで投入することにより、裏方のからくりで、その世界の更新を行う。
見た目には、アヴァターから見た近傍だけが、物理演算など詳細な空間描写が行われるため、
そこに、意識接続した意思気体の数の近傍だけ、実体をもつ世界と同様なレベルで描き出されるものである。
要するに、裏方の問題があるので、実際に、アヴァターがいない世界の部分は、近似演算でごまかすという仕組みである。
詳しくは、複雑系とAiの関係の章あたりを、読んでもらえると理解できると思われるが、裏方にしか関係ないので、
必要性はない。興味があれば、それがどのように構築されているのか見てみるのも一興と思われる。
さて、このコンテンツワールドは、どのようなことに利用されるのか?
この世界に、意識接続できるのは、なにも学者先生だけではない。だれでも接続できる。
そして、学術的な理論追加により、世界を演算的に更新した状態を、だれでも試せるのである。
もちろん試すときは、それだけ近傍演算を詳細に行うことで、つまり裏方的な、演算力をまわすことで、
より実体のある世界となんらかわりない状況を、感じてもらうことが可能である。
要は、ここに接続している意思気体の数と、接続時間から、それがどれだけの人から理解を得られる記述であるかを
判断しようというものなのだ。これを利用することで、実態のあるほうの世界に、なにを理論記述追加するかを
多数決的に決めようということである。
必ずしも、大勢に受けるからといって、裏方的な問題で、実態のあるほうに追加できるかできないかという問題はあるため
実現されるかどうかは定かではないが、指標くらいには、役立つであろうし、なにより見て感じて、未来構図を決めることが
できるため、今より、裏方のゆきちゃんたちの仕事が減りそうで、ありがたい仕組みといえる。
社会構図をどのようにするかも、基本的には、先生方がきめるものである。ただし、実体のあるほうに追加する場合、
これにおいては、ゆきちゃんたちスタッフの審査、あるいは、修正は、入る可能性はあるので、必ずしも同じになるとは
限らない。ただできる限り、大勢の意見から、その記述追加により、どの部分が、よいと判断されているのか、
その部分においては、そのよさをつぶさずに追加したいと考えている。できない場合は、できないとはっきり理由を
つけて返答する。この場合、そのできない理由をみんなで考えることも有意義となるだろう。
ようするに、この種のコンテンツワールドは、実態のあるこの世界をよりよく進路決めするのに利用する
学者先生たちの、記述世界をみなで直感的、具体的に、判断しようというものである。
では、次にどのような世界がほかにあるのかであるが、
基本的に、コンテツワールドというのは、この世界をのぞけば、コンテンツつまり発想に基づくヴァーチャル空間であることが
いえる。だから発想を必要とするものは、すべてこの方式で、構造は違うものの、構築されていくことになる。
たとえば、温泉というワールドがあったとしよう。
この実体のあるほうの世界でも通うことはできるが、外側の世界でも同様にそれだけのワールドを構築することが可能となっており、
アヴァターに意識接続することで、仮想的に楽しめる。といっても実体とさほどかわらない演算力を、アヴァター付近では
用いるため、この実体のあるほうの世界に入らなくても別途楽しめるという感じである。
その際、コンテンツポイントというものは、利用者の接続時間から算出されて、コンテンツメーカーのほうに加えられることになる。
該当のコンテンツワールドを構成しているメーカーの発想をもとに、比率的に算出され、分配される。ただし、
入ってくれたお客さんのコンテンツポイントを分配するのであって、複数のメーカーの発想で構成されていたとしても、
お客さんの入りが少なければ、ここの収入としては、少ないものになる。0なら0ということ。
入ってもらって初めて、その世界を構築する発想のもとを作成したものに対して、ポイントが公平に分配される。
また一部改ざんされたワールドや同人ものなどといった場合でも適用できるルール作成を行っているが、
これらも今後ある程度の更新がありうるため、ここには、直接書かないものとする。一部改ざんやそれの元となった
コンテンツワールドの両方の繁栄を考えて、もとのワールドに対する改ざん不可期限なども、もととなるコンテンツワールド
作成者が、設定できるようになっている。ただし、設定できる期限などには、上限下限の範囲があり、元老院においてこれを決めるものとする。
これは、そのコンテンツワールドで発生した、オリジナルコードが、より世界で生きていくための調整と見てもらえればよい。
それを満たしつつも、それが生まれたワールドに対する作成意欲が十分に生まれるだけの期間範囲となるように調整するということである。
これも時代時代において、調整ポイントに、ずれが発生すると思われるので、元老院でもってこれに対処する。
だから元老院の方は、プレイするだけでなくて、作成側の専門的な知識も理解しなければならないというわりと大変な仕事といえる。
コンテンツポイントフリーだからといって、期待されすぎも困るという意味である。
ある意味、彼のいまやっている仕事とそれほど違わないはずである。自分が発想することには、彼よりも消極的でもよい
そういう理解が一番正しいと思われる。多くのコンテンツを本質的に、理解すること、それが一番重要な仕事といえる。
その上での、調整とそれを多くのプレイヤーやメーカーに伝えることこそが彼らの義務となる。
では、この世界で運用することと、外側で運用することは、どこが違うか?
この世界では、お金、これをそのコンテンツワールド特有のスキルポイントと呼ぶことにするが、
このスキルポイントの動きだけで、この世界では、やり取りされることになる。
このスキルポイントは、その世界からそとには持ち出せないルールである。
その世界だけの通用貨幣だとおもってもらえればよい。その世界の消滅といっしょになくなるポイントである。
といってもこの実体を持つ世界はなくならせられないため、そのスキルポイントであるところのお金は消滅しないから
安心してほしい。他のコンテンツワールドについては、保存期間を超えて、誰も出入りしないなら消去される可能性もあるので
注意してほしい。記憶領域の確保問題である。これもできる限りは、保存するが、せめてメーカーくらいは、たまに
接続することがないと、書物にのこすような形をとらせてもらうかもしれない。
記憶領域を裏方サイドで用意できるのであれば、残させていただくことになる。
では、コンテンツを発想したとき、どちらで発表するのが得になるか?
おそらく、この世界である。接続ルール上、こちらで作成する場合は、実体であるところの材料を、購入して、土地を
購入し、経営リスクを持ってもらい発表することになるが、こちらで、発表して、同時に、外側でも
発表すると、お客さんが、外側に入ってくれる場合は、コンテンツポイント。この世界のほうに入ってくれる場合は、
スキルポイントが入る仕組みとなる。
この実体のあるほうの世界だけ、接続意識の数と接続時間から算出される、コンテンツポイントは、
この世界を構築するのに手伝ってくれたものたちに、等分する可能性が高い。これも過去を紐解いて、
公平性があると認められた場合においてのみ、等分するのであって、世界の真実を、知らなかったものたちに対して
不公平すぎると感じた場合は、そのポイントは処分するものとする。
未来永劫である。では、この世界にはどんな利点がということになるのであるが、
万人が認めてくれる記述を実態で運用する世界において、条件と制約からなるあらたな発想の起点という役割と
感受性教育の場となる可能性を持った世界といえる。万人が認めるというのだから、それだけ経済なども、他の世界に比べると
誰から見ても自然なルールとなるのは言うまでもなく、その世界でのコンテンツ作りの難しさなどは、より
リアルなものづくりに役立つと考えている。
ネットゲームなどもコンテンツとなりうる。これも外側のコンテンツワールドで接続するのと
この世界のほうで接続するのとでは、意味が異なる。
ヴァーチャル空間で、仮想意識接続して行う、サーバーは、外側で用意したものであること。
だからこの世界の実体のある、会社内のサーバーには接続できないことになる。
意識を直接接続するため、だいたいにおいて、コントローラーでプレイというのは、この世界とは少し仕組みが異なる。
(この点についても不可能ではないのだが、コンテンツポイントの関係からあまりメーカーはやらない可能性もある。
ないとは言い切れないが、たとえば、アヴァターで接続した先に、PS3とかがおいてあり、それでコントロラーでプレイする
という2段構えのコンテンツワールドも考えられなくはないという意味。それはそれでできなくはなさそうだが、
この場合の何が問題かというと、意識を直接接続させるほうとコントローラーを接続させるほうとで、ワールドを分けないといけないため
ワールド構築のルールから、ワールド間の相互完全分離性というルールがあるので、両方のサーバーにつながりを持たせられないのである。
つまり、同じゲームなのに、プレイヤー数が分割されるという意味。同じコンテンツポイントが、メーカーには入るのであるが、
もちろんコントロラーの分をそちらのメーカーのかたに、渡すことになるが。ネットゲームなどは、プレイヤー数が、あまりに少ないと
引力を失うこともあるので、微妙な展開になりかねないと予測できるからである。その運用方法については、おそらく
実体のあるほうの世界で、今までどおり運用されたほうがよいと思われる。)
また、この世界でも意識接続の装置が売り出される可能性は高く。その場合、2段階に接続することになるのだが、
つまり、絶対性のある部屋から、この世界の自分の部屋のアヴァターに、そしてそのアヴァターから
その装置を経由して、実体のある会社のサーバーに接続するというややこしい構図もすでに考慮している。
集約的コンテンツワールドというものもある。
これは、現在でも目に見えないほうのスタッフに指示していることだが、
多くのコンテンツを、時代性、関係性などに応じて、集約させることで、
より多くのお客さんをそれらのコンテンツに引きこもうという発想のもと生まれたものである。
つまり、たとえば、忍者もの、すもう、侍もの、時代劇というコンテンツがあったとしよう。
これらは、よりひとつの世界観をリアルに定義づけるのに役立つといえる。設定的な同時代に、歴史をもっているからである。
たとえば、このうちの忍者もの、侍ものとして、時代劇のように、お客さんが、見ているだけではなく、
よりインタラクティブ性の高いコンテンツワールドなどを作成できたとき、それが十分に引力として機能していれば、
その世界観を、よりリアルに構築するのに、時代劇やすもうといったものの力を利用する。
その時代背景にあった時代劇で使われている演出やそのころの有名な力士などに作品中に登場してもらい、関係性を自然に持たせることで、
その世界をより面白く引力とし、そこにあつまったお客さんに、今度は、すもうや時代劇に興味を持っていただこうという発想である。
また、ここで新たに生まれた発想をもとにして、相撲や時代劇に応用できないか?そういった相互成長を考えてのものともいえる。
具体的には、オリジナルコードの項を参照してもらいたい。これに対するコンテンツポイントの配分なども、新たな発想が、このような場合に、
生まれやすくなるように調整したい。基本的には、発想の主がメーカー的な立場にたつのはいうまでもない。
ほかにも、コンテンツワールドには、さまざまな種類があるが、
新たな発想を生むことで、他人よりも優位に立てる調整が外界全体でなされる。また、ひとつのコンテンツワールドを
プレイし続けることで、そのワールド内においては、優位に立てるというのは当然である。
これは、現在に書いた中間解の経済的発想の調整の仕方となんらかわりない程度におさえるつもりである。
もちろん新たな発想をしたほうがよいというのは、まったくかわらない。
具体的には、接続の際、ランクを用意して、サービスの質を変化させるというやり方を用意している。
ゲームなどの場合は、ランクにより、アヴァターのスタートする状態が違うことになる。現在のRMTを想像してもらえれば
わかりやすい。ただ、メーカーが用意したものだけに限り、必ずその種類は、ランクで分かれていなければならない。
現在、個人で行われているRMTの取引形態は、この実体のある世界の中だけの構造となるだろう。
これは今までどおりであるだろう。
外界では、個人を特定させるものや、コンテンツワールド外部での取引は一切不可能であるため、
RMTの現在の構図で最もよく利用されている、個人間の取引などは存在できない構造であるからだ。
各ワールド間の、内部ルール継承問題、外側のコンテンツメーカー用ルールなどは、今後、ゆきちゃんが発想したものを基準として
元老院とよばれる審査機関で細部を決定し、ワールド全体の状況に応じてある程度の変化を許容するような仕組みであることは先のとおりである。
変化とは、パラメーター調整のことで、それがもっともそのワールド全体から効率よく発想がうまれやすくなるような
調整という意味であった。経済主義的な名前をつけるのなら、発想主義とでも呼ぶべきであろうか。
発想中心の社会構築ということである。
また、どうしても絶対性のなかに、この現実世界で作られたオーディオがほしいとか、そっちでもその食べ物を
食べたいからという理由で、持ち込みたいとする場合、これもなんらかの方法を講じている最中である。
ひとつの意思気体に限り、いくつかに限ればそれが可能になるような調整はありうる。ただこれには、技術的な裏方サイドの問題もあり、
すぐにできるかどうかははっきりは、いえない。基本的に意識接続のみで、やれるようにしなければならないので
そのへん了承してほしい。おそらくは、絶対性の中の材料となるものを分解することで、材料を得て、意識接続で
該当のコンテンツワールドに接続している間に、装置へデーターをバイパスすることで、装置に作成させるという
仕組みになると思うが、問題があれば、実行できないので、これはまだ決定事項ではない。この際、ランクによる
コンテンツポイント消費が、きわめて大きくなることはいうまでもない。まとめ買いのようなものとなるだろう。
基本的には、コンテンツワールドでの接続利用という形になる。社会構図的に可能かどうか判断してという意味である。
ちょっと複雑なのである。どちらにしても大半の発想が絡むものはすべてコンテンツとなりうるので、不安に思わないでほしい。
後、物理学などの学問とゲーム開発などで、資金の面での差があるように感じるが、これは、発想自体を形作るのに、
その開発結果のデーターを、ワールドの外に、持ち出せないので、実体のある世界へもちこむことができないという理由からである。
ただ、この内側の世界で作成したものは、申請すれば、外側に設けることが可能であるし、外側で最初にワールドを
与えられた状態でその中で構築するのにいたっては、コンテンツポイントが利用者と同じようにもらえるので、
時間をかけることに対して損にはならない仕組みである。ただ、出来上がったコンテンツが人を呼んだ場合、
それにたいしてコンテンツポイントがメーカーに振り分けられる仕組みとなる。
ただし、この場合も、外側でだけ作成したものを内側にそのまま持ち込むことは許可できない。
それだと経済性が基本的に崩れてしまうからである。では、なぜ学問だけそれが許されるのかということであるが、
それは、全部が許されるのではなくて、公の利益になると判断されたものだけが、この実体のある世界に持ち込めるのであって
誤解しないでほしい。その場合もそのまま持ち込まれるのではなくて、審査、修正などを受けることを前提としているので
あまり多くの期待を抱かれてもこまるということである。当然である、この中の経済性が壊れてしまうような移行は不可能である。
なんとなくワールド間の相互完全分離性というものがどういうものか感じてもらえたのではないだろうか?まだ更新する可能性は
高いのだが。
要は、この世界では、なにかを売り出したいときは、この世界のルールでお金を集め、この世界の状況から実現可能な範囲でしか
つくりこめないという意味である。たとえば、そのほうがよりよく世界構築がなされるという判断の元、内部への移行が決まったものについては、
そのアヴァターに接続しているものから、この世界の研究機関などに、資金援助などがなされない限り、この世界での実現は、
難しい場合もあるという意味。これらの意思気体同士での協力は、止められるものではないという意味で存在するであろう。
なんとなく必要条件が伝わったであろうか?
紹介し切れていない部分も多々あり、
細かいところも、ゆきちゃんの解放後でないと発表できないし、構成できない。
その辺は、彼の現状を考慮のうえ、ご了承願いたい。
以上、最終解のクエリーである。