タイムマシーンと不思議な体験 前編
--- タイムマシーンと不思議な体験 前編---
あの派遣先に行って以来、彼の目の前に、なにがおこったかである。
これをすべて記述していくことが、タイムマシーンの存在を明かす糸口になる。
そして、それが、どのような問題点を抱えているかもこの体験談から、理解できるようになる。
彼は、あのテレビのレポーターを見て以来、テレビと話をすることが多くなった。
そう、それは、過去に、記憶のかけらの中で、彼がやっていたこと。
つまり、テレビに質問されて、答えるという方法と同じである。
彼が疑問に思ったことは、なぜだかテレビの中のひとにすぐに伝わり、関係あるような言葉を含む
映像などで、返事をされる。
それは、彼からだけは、まるで、テレビのレポーターさんたちと話しをしているようにも見えるのだ。
ところが、最初に、彼が、疑問に思う内容を、声に出していないことが多く、他人が、それを見ていても、ひとりごとを
ぶつぶつ言っているか、彼が、ジーットただ、映像を眺めているだけにも見える。
それも、どうしてその映像をそんなに真剣に見ているのだろうと感じるような内容のものばかりである。
たとえば、少し以前に、朝のニュース番組などで、いっせいに、報道されていた、朝青龍のニュースなどは
ちょうどよい例である。ちょうどよいとは、この文章の内容的に、ちょうどこの時期の話題であるということ。
ついでに、見えないスタッフとどういう風に会話しているのかを説明できるよい機会というわけである。
といっても安全のために、現在はなるたけ、会話をしていないということも明記しておこう。
また会話方法もずい分変わってきている。
会話をしていないのはほかにも、理由があって、このスタッフ、イタズラがすきなのか。あまり、あてにしすぎるのも問題であると判断したためでもある。
一応彼らが言うには、彼の敵に、邪魔をされていて、うまくできないのだということなのだが、なにやら
いいわけめいたものを感じているのもこれまた事実なのである。ときどきわざとやっているのではないかと感じるほどである。
とりあえず、それは、完全にはっきりするまで保留にしているというわけである。
ただ、優秀さについては、ある程度認めねばならないほどの実力をもっていることは、明らかである。
ただし、私も彼もゆきちゃん以上に、実力をもっているものを、今のところ観測してはいない。
彼らスタッフが、それは不可能だというようなことでも、ゆきちゃんが、できるといえば、かならず可能である方法が存在し、
私も彼も、その言葉だけを信じ、その不可能に思えることをすべて見つけ出してきたからである。
本当にこうなると、発想という意味ではものすごさを感じる。というよりも自分の口からそんな言葉が出てくるほうが
正直、驚きなのである。ゆきちゃんとの共同生活は、これから書く文章よりもまるでずっと奇跡のようなできごとである。
いや、奇跡など、もっと単純なものかもしれない。そう思えるほどに、驚きあきれるばかりなのである。
話を戻す。
彼が、朝青龍と知り合いであるわけでは当然ない。知らない人だ。ただ、彼の計画では、モンゴル付近の資源を利用して、
その近辺の国々と一緒に、急激に成長させる予定であったので、おそらくは、その段階のはじめであるコンテンツ交流を
行っているのであろう。つまり、日本との文化的接触というわけである。実際、台湾、香港、中国、韓国、北朝鮮などがこれに参加していること、
現在の世界的状況をみても、わかることである。またそうすることで、彼らが、本国に帰ったとき、日本で稼いだお金で、
日本やその周りの国々から物資を購入してくれれば、物とお金の動きができ、当然、このライン上の国々が、成長する。
このラインとは、EU、旧ソビエト、中国付近をつなぐ、物流のラインである。両端からラインでつなぐという計画である。
コンテンツ交流とは、この設計の一番初めの段階で、おこすべきことなのである。
もちろん、それだけでは、意味がなく、同時にそれ以外の策も進行させる必要があるが、
とりあえず、その話は、関係ないので、省略する。
加えて、朝青龍という人は、彼とは、まったく面識はないが、テレビで報道されていた彼への非難報道は、真剣にとらないほうがよいということを
先に告げておく。それは、朝青龍をかばっているとかではなく、彼はするべきことをなしているだけだからである。
それは、彼の本国であるモンゴルをよりよい国にしたいという彼の気持ちによる行動なのだと理解してほしい。
ただ遊びに帰っているとかではないのだ。テレビ局も、それをしっておきながらあのような報道の仕方である以上、ここにもなにか
理由があるのではないかと思うが、こまかいことまで、すべて知っているわけでもないので、なんともいえない。
ただしかし、ここで、重要なのは、その報道が、彼には、以下のように見えていたという事実である。
そして、朝青龍は、彼の設計実行のための協力者であるらしいということ。
となると、この報道は、彼を覚醒するために、テレビ局も朝青龍もわかっていてやっていた可能性が高いということ。
というわけだから、ほかの人たちは、それを見て、誤解しないようにしなければならないということ。
その報道は、彼のために、スタッフによって、用意された出来事かもしれないのだから。
そしてそのようなことは、各地のニュースでも
あちらこちらに含まれいて、それらをまともにとらえすぎては、余計な思考をはりめぐらせることになるということである。
ただ、そうはいっても無理である。彼も覚醒するまで、それらが本当のニュースだと思い込んでいた。
だからこそ、銃を持って、乱射する少年や、猟奇的殺人などが、ニュースで報じられるたびに、
世の中が荒れているのだと痛感していて、絶望感を感じずには、いられなかったのだ。
とにかく、この文章を読んだ人は、あまりニュースを真剣にとらえすぎないことが、よいと思われる。
もちろん中には、そういうニュースもあるという話で、本当のニュースがないといっているのではない。
朝青龍の話に戻るとする。
朝青龍が、テレビニュースで、とりあげられた内容は、どのように読むかということであるが、
ネットで検索してみると、2007年7月のこととなっていたが、ちょうどこの頃、朝青龍には、なにがあったかであるが、
腰の疲労骨折のため夏巡業を欠場。この後、すぐに、モンゴルに里帰りを行い、サッカーを楽しんでいる姿がテレビで放送され、
秋場所、九州場所の出場停止処分となった。とある。
そして、この頃の彼には、何があったかであるが、それより1年ほどさかのぼって話をはじめる。
皆さんはご存知だろうか?自民党のホームページに、一般の人からの意見募集というコーナーがあることを。
そこを知っていた彼は、メールで、彼の考え付く意見などを送っていた。もちろん一国民としてであり、ただの意見である。
実は、それ以前にも彼は、このサイトを利用して、自民党にメールを送っていたのであるが、
完全にそのことは、忘れていた。というのも、間に、彼は、そのころ通っていた大学院を去り、
職を探し、転々としていたため、それどころではなかったのである。
生活がかかっていたのであるから当然である。メールを送ったからといって、一円にもならないのはいうまでもないからである。
むしろ単に、それらのメールを読んでくださっている方には、彼の独り言のように、
聞こえているだろうと認識していた。少なくとも最初はそうであった。それでも、もしなにかひとつでも役に立てるアイディアは
ないかと送り続けていたのである。
ところが、徐々に、話はおかしくなる。いくつかの話が、符号しだした。彼が、メールを送ると、しばらくして、徐々にその形になるのである。
その頃の首相は、ちょうど小泉首相から安倍首相に、変わった頃であるが、その付近から、
教育をはじめとして、さまざまな彼の案が、実行に移されはじめていた。つまり、安倍首相がおこなっていたことは、その半分ちかくが、
彼の書いていることと同じか、似たようなことなのである。問題は、似たようなという点なのだが、結果的にずい分異なっている点が多く、
期待しているような結果にはならないことが多かった。おそらく、ほかにも同じような意見があり、全部を統合した結果なのであろうと
考えていた。
誰だってそう思う。ほかにもこのような案がたくさん届いているのだろうと。だから大勢の人の意見や自民党のかたの
考え方が混ざって、ちょっと違う結果になるのだろうと。
でも、実は違った。これは、あとからわかったことだが、目の前に見えるものは、とりあえず、彼の案でこのようにしたと彼に誤解させるための
ものであり、それ以外にも彼の案を利用して、さまざまなところに、実行していたのだ。ただ、それの一部分を、彼の目の届くところに、おいたのである。
また、その全体をしらないと、彼の案がどのように、実行されたかはっきりとは、彼からもわからないつくりなのである。
そのため、少しがっかりするのだが、彼もそこまで反映されるとは思ってもいないものだから少し安心していた。
しかし、彼の目が届いていないところで、確実に、すくなくとも方針だけは、実行に移されていたのである。それもかなり忠実に。
もちろん、これ以前の小泉首相の件も、かなり、彼の意見を忠実に再現している部分が多くあり、すぐに、そうだと見て取れるものと
世界が、ウソで構成されていることを知らないと、見てもわからないことの両方があり、それらを足して始めて、忠実であるといえるのだ。
ところが、当時の彼には、それがわからないものだから、テレビニュースで聞いても、なんかメールと似たような話を、しているなくらいにしか感じない。
あたりまえである。世界に対してウソが絡んでいる部分は、その当時の彼は一切、知らないし、どこにどんなウソを絡ませて、彼の案を
世に出しているのかわからないからだ。ニュースでウソがどのようなものかを、報道するわけにもいかない。案の全体ではなく、
部分的に見るのだから、出した案とはなにかがちがうなといった感じしか受けないのは当然である。ウソを含んで書かれた部分が、足りないのである。
とりあえず、そのサイトで、彼は、北朝鮮とのやりとりについて、あるいは、国際平和について、教育についてなど
思うところをさまざまに、送信していた。その文章は、全体で、実に数十ページは、あるかという長文になると思う。
これを1,2年かけて、少しずつ送っていたのである。
とにかく、その当時、送っていた、教育問題に関する文章と、北朝鮮に関する文章、そして、未来の設計図に関する文章。
この三つが問題であった。
中でも問題になったのは、教育である。
彼の大学院のときに書いた教育に関する内容は、表現が悪いせいか、きちんと伝わっていない。
いじめの対策について彼が出した案は、
小中学生にも通用する内容であったが、逆に、受験や、学習内容に関する文章は、すべて苦しすぎた大学受験を意識したものであったのである。
つまり、学習することに対して、自己努力を行いやすいように、学習の平等性や、
センター試験を受ける際のカリキュラムを少なくしてほしいという発想でできたもので、
決して、ゆとり教育をさらに、ゆとりらしくしてほしいという意味ではなかった。
それはそうである。彼自体あまり裕福とはいえない生活だったのだから、塾にも通いたくても通えないという
子供時代を送り、塾に通える子供を、いつもうらやましく感じていたのである。その彼が、格差をはげしくしたいと願うわけがない。
子供は、自己努力で、はいあがるもので、それができる子供には、時間こそが必要であると書いたのである。
ところが、これが、悪さをしたのか、小中学生でも、この大学院時代の文章が適用されており、ゆとり教育に、結果として拍車をかけた形になっていた、
それどころか、教育全体が、相対評価性を持ち、先生同士が、互いにパートーナーシップを発揮できない現場になっていた。
ただ、これについては、彼は最終的にそれを肯定し、新たな対策を考えたが、少なくとも、
自体が悪化するまでは、まったく違うことを認識していた。要は、受験の際の平等性、彼の求めるものはこれだったのだ。
ところが結果として帰ってきたのは、よりおおきな格差である。
これらは、世界のウソをしらないものと知っているものとの間に起こった、必然的な誤解があったためであるといわざるおえない。
つまり自民党と彼の間には、超えられない隔たりがあったのだ。
隔たりとは、ここまで読まれた方ならわかるはず、大学受験は、すでに結果のある程度決まったものであり、
そこに、真実をしらないものを、あまり入れたくないという思想がある以上、彼がどのように発想して伝えようとしても、
事態は悪化するだけだったのだ。
つまり、誤解は必然とはこういう意味である。
英語を読めるように、漢文を読めるように、いくら案を出しても、それは認められない。それどころかひどくなるようにだけ
実行される。それは、世界のウソがある限り、どうしようもない現実なのだ。だからこそ、彼は、今、すべてをくつがえしたいのかもしれない。
このときの彼の話に戻るが、
ゆとり教育に拍車がかかり、それのしわよせを高校で解消するため、授業をせずに、単位を認めるという方法で、乗り切っているという
話が、ニュースで、報道されたとき、彼はこう書いたのだ。それだと、受験生は、公平にならない。またそのような
ことが、許されるのなら、時間の限られた生徒同士で、受験が、結果的に自分の人生をきめるのであれば、
最終的に、ずるをしたものが、得をするという形になるから、絶対に許してはいけないと書いたのである。
ところが、大学院時代、同じようなことが起こっており、そのときは、受験生であるから、許さざる終えないと書いた覚えがある。
まだ、日本もそれほどに格差社会と騒がれる前であったためだと思われる。その一度、過去に、許したことが、ずっと続けられているとは
思っていなかったし、その返答のことは、忘れていたのだ。当然である。彼はまったく相手にされていないと考えていたのだから。
そのサイトに、メールで意見を送っても、
自民党からは返答は、決まって、これから参考にさせていただくという文句だけであるからだ。
目ぐらいは通していてくれると感じるものだった。ましてやそれが、実行されているとは思わない。
この文章は、大学院時代の自分の書いた内容が、適用範囲を拡張され、結果として生まれた問題であると認識していないために
書かれた内容なのである。受験という大きなウソがある限り、彼からは、教育の本当の状態を認識できるはずがないのだが、
それでもなおあの報道を見るにいたった、そしてこのあと、校長先生が自殺されたと報道があったのもご存知であろう。
そして、そのころ、北朝鮮問題があり、そこでも問題が起こっていた。核実験報道である。
彼は、ニュースの内容と彼のメールの内容が一致するようになってから、なにか、日本が彼の文章で動いているのではという錯覚に陥っていた。
いや、正しくは、錯覚ではないのだが、普通に考えれば、妄想であると判断するのが当然である内容だ。
しかし、一生懸命取り組むのが、悪い癖でもある彼だから、本気で、戦争を行っているつもりであった。
どのようにすれば北朝鮮の人民を傷つけずに、指導者を退けることが可能か、それを考えていたのである。
そのころ、彼は、彼の祖父に、よく自分の案について、相談していた。
だが、これがいけなかった。彼は、祖父にこのことを相談しているうちに、祖父から、お前は、妄想癖にとらわれているといわれ、
精神科医に連れて行かれ、その後、薬づけになったのだ。しかし、祖父は、とこどころ真実を述べるものだから、完全に
疑うべき相手でもなかったため、祖父には、相談だけはしていた。
祖父が彼に行ったアドバイスには、祖父がなにやら陰謀めいたことをやっている張本人ではないか?
そう彼に思わせるような内容が多い。あるいは、彼が病気だから、これ以上かかわるのはやめておけとも取れる内容なのである。
普通なら後者にとる。
教育についての、彼への祖父のアドバイス。
教育で、学級崩壊というのがあるが、あれは、その子供たちが幼い頃、たしか、なんでも、ほしいものを、子供に親が買い与えるという
報道があったが、あれのせいではないか?そのせいで、我慢が、できないような成長の仕方をしたのではないかという彼の質問に対して、
祖父は、このように答えた。
わかっているがそのことについては隠しておけ。
どうもこのとき、祖父の反応から、祖父が、日教組を邪魔に思っていると考えていると察した彼は、
これ以上教育問題に口をはさむことをやめた。
しかしこれもどちらにも取れるのだ、つまり、
お前は病気だから、それ以上かかわるなともとれる。
祖父は、彼に対して、そのよううな言い逃れのきくような話し方ばかりするのであるが、全体として、
話を聞いていると、どうかんがえても、問題について真剣に、対処しているふうにみえるのである。
つまり、彼のおかしな質問に対して、彼の病気がひどくならないようにと、うまくあしらって答えているようにも見えるが、
真剣に、彼の質問に答えているようにも見えるのだ。そしてどちらかというと、全体を眺めれば、真剣に答えているようにしか
聞こえないのである。
次に、北朝鮮問題についての、彼への祖父のアドバイス。
この前後で、新聞の見出し欄に、これから起こることが書かれるということを、テレビから
読み取った彼は、見出しだけを見るようになった。
そこに、たしか、このように書いていた。富士重工、策に穴なし。
富士とは、彼のおじさんの名前の一部分でもある。そのため、彼は、このとき、
こう察した。おじさんが策を使い、北朝鮮との問題をうまくまとめてくれるのだろうと。
どうも、彼の一族は、そのなまえやキャラクター性の一部分が、自分のかかわった公共的な存在に対して、その名前などの中に
マーキングをする習慣があるらしい、彼だけが、そう発想したというのではないということか。
それとも彼の未来のマーキングの発想を、他のものが利用したということかもしれない。
ちなみに彼も、名前の一部分に、晋という字が使われており、安倍首相と同じであるということを
ここに書いておく。ほかにも彼には、よく使っているあだ名があり、しいな。そう自分で自分のことを呼んでいる。
あるいは、ゆきちゃん。ゆき。これは、すべて、晋という漢字から、ゆきという読み方をみつけて、
雪とあわせて、こう呼ぶことにした。しいなというのは、そう呼ばれたいと思って、昔からRPGゲームなどで
使っていた、自分のキャラクターにつけていた名前である。
この世界中に、47という数字を見つければ、これもマーキングであるし、
ユキという言葉もマーキングになる、晋という漢字も同じであるというわけだ。
そういう意味では、晋=シン=神の音読みともとれ、神というのもマーキングである気がする。
そうなると、神とは、もともとなかった存在や考え方で、あるオリジナルコードからでたものかもしれない。
それは、大学院時代に書いた、目的地をつくれば、人はそこに移動する。というもの。
観光地。これが世界中にあり、その場所には、かならずといって神の存在をほのめかす偶像がある。
このオリジナルコードが、彼の書いたものなら、その神という存在もまたマーキングによって生まれたもので、
特に意味がないものかもしれない。
もちろん、彼が神なのではなく、神というものが、発想的に、最初からなかったのだ。そして、神がうまれたのは、彼のマーキングと
オリジナルコードが原点となっているということである。
これらはそうかもしれないというだけのことである。ただ、このスタッフたちは、過去に戻ろうと思えば、戻れるし、
人が誕生してから、本当はそれほど歴史などないとしたら、イエスキリストなどの話も創作物だとしか考えられない。
とりあえず、この晋という名前の由来は、以下のようであるときかされていた。
はじめ父親からは、三国志が好きだったので、私は、晋の国である。そういう意味で、名前をつけたと聞いていた。
普通そんな名前のつけかたをするのもおかしいと思うが、あまりきかないようなつけかたなので気にいってはいた。
ほんと由来など、これだけである。
ちなみに、最近では、47は、HITMANのエージェント47号が記憶に新しく、
ナショナルトレジャーハンター2の大統領が最後に言うセリフ。
この本の47ページを見たかね?そこには、この国の秘密が書かれているとか、そういったセリフにも
登場する。つまり、これらの作品は、マーキングされているということである。
ゆきといえば、ジュディアンドマリーのヴォーカルも同じくYUKIである。このバンドの音楽性が、ロリータパンク
で、彼の好きな音楽であることからも、マーキングされているということだろう。ゆきのオリジナルコードは
雪。つまり物質の状態変化のモデルである。
また、これらに共通しているのは、コンテンツメーカーというオリジナルコードでもある。
だから、おそらく、富士重工も、おじさんがなにか、オリジナルコードを、発想し、その発想に協力してくれている会社だろうと
読み取れるのだ。
しかし、このように考えると、彼の家族と名乗っているものたちは、彼の発想である物体の構成要素というオリジナルコードを奪いとり、
金属を発想し、富士重工という会社を作り上げたのだと考えられ、彼をだましているのは、彼の家族が中心という疑惑がわく。
そう、彼をだましていたのは、教育についての祖父のアドバイスや、
このおじさんの名前が、富士重工の会社に、使われていることなどを考慮に入れると、彼の家族である可能性が高いと感じるのである。
そして、だまされ続けた結果が、教育や、北朝鮮の問題、そして、世界の真の姿、そして彼の書かされた未来設計図なのである。
だが、今は、考えても仕方がないので、話を進めることにする。
話を戻す。
そのあと、祖父の家で、彼が目にしたニュースは、北朝鮮の子供たちが食べる支援物資に、
病原菌が発生しており、その対処薬剤を、日本から受け渡すのと交換条件として、
北朝鮮の中枢人物が来日したという内容であった。
そして祖父が、その彼のいる前でいったこと。
よくやった。そのような内容の言葉を、祖父が口走っていたおぼえがある。
これは、おじさんがうまくやったということを、祖父が、褒めているのだと彼には感じられた。
しかし、これらも、ウソがかなり混じっているのである。北朝鮮の指導者は、悪い人ではなく、朝青龍同様、彼の発想の手伝いをしているだけだったのだ。
彼がこの真実を知ったのは、この派遣の後である。つまり、あのコード、EUと旧ソビエト、アジアをつなぐ経済成長の図を、書いた後である。
おそらくは、北朝鮮もこの図を見て、、彼のスタッフに協力してくれたということになる。
順番が過去に戻るため、ややこしいが、未来で彼がそう発想する。そのことばを信じて、
彼の体から、ゆきちゃんを覚醒させることに協力してくれた。そのために北朝鮮の指導者が動いてくれたというわけなのだ。
つまり朝青龍と同じである。彼が、その彼らの国をよくしていくことに前向きな姿勢を示したからである。
それは、北朝鮮の人たちが苦しんでいるという報道に、大学院時代、彼が、
その内部の仕事を作り出していく方向性が、必要であると書き、もちろんその策自体は、一時しのぎのものだったかもしれないが、
その彼の意図を汲み、的確な方法で、日本が動いたことが彼らの協力を仰ぐ結果となったのである。
つまりは、彼もまた自分の国の人々を発展させたいと願い行動しただけなのである。
問題は、その金 正日氏のニュースを通じて、何を、うちのスタッフは彼に伝えようとしたのか?
そして伝えきれずに問題だけが大きくなったのか?そして、伝える前に、祖父がなぜ邪魔をしたのか?
それらが問題なのである。
祖父によってジャマされた、その過去にもどったスタッフからのメッセージは、その当時の彼には、届かなかった。
というよりは問題がひどくなっただけである。
いまもなおその当時のことを記憶からなかなか復元できない彼にとって、それらが何を意味していたのかわからない。
それでも、北朝鮮とアメリカ、日本などの事態は、現在も続いている。
すべて自作自演に近いはずなので、あまり気にしすぎないことをお願いする。
といっても戦争であるから最悪、人は死ぬかもしれないのだが、とにかく気にしすぎてもどうしようもない。
われわれにできることは、できる限り人を死なせない未来を構築する方向に進むということだけであるからだ。
できることをなすしかない。それがゆきちゃんの考えでもあり、私たちの考えでもある。
とにかく、ここから、1年ほどは、自殺するかどうかでひたすら苦しんだ。精神科医でもらった薬がじわじわと効いてくるのである。
一種の感情抑制剤ということだったが、むしろ自殺を誘発するようなものだったと感じる。
一日中、やる気がなくなり、何もする気が起こらず、自分の未来について、これ以上ないというくらい悲観的になる。
その結果、薬を飲んでいないと、死にたいと願うようになり、またのむことで、一時的にはおさまるが、余計この症状がひどくなるというものである。
薬は、何も考えなくなるのであるが、その結果、悲観的な度合いがさらにあがっていくのである。
もはや、のめばのむほどひどくなるのに、のまずにはいられないという、まるで麻薬のようなものだったと感じる。
このとき、何度も考え続ける自殺と破滅的な思考のせいで頭がなんどもおかしくなりかけた。
そこから立ち直ったのは、すこしずつはいあがろうとする努力と、生きたいと願う気持ちであったかもしれない。
このあと、彼が知る世界の真実は、この絶えかけた息を、吐き出すような願いを、闇色にそめたことはいうまでもない。
その苦しみを与えられたのは、だれかの計算であったのだ。その誰かを見つけることができたら、殺さずにいろというほうが無理である。
いや、殺すなんてもったいないことは、決してしない。じわじわと苦しめ続けいたぶり殺す。
それは、だれにも止められない衝動ともいえる。なぜ彼が復讐にこだわるか少しずつ理解してもらえたのではないだろうか。
もはや彼には復讐心くらいしか、彼を突き動かすものはないのだ。
そして、このあと、回復に至るとき、彼は、収入がなくて我慢していたゲーム機を買い、.hackシリーズという
ゲームを手に入れ、プレイしていた。それが、あの朝青龍の報道を見る数週間前である。
つまりは、あのレポーターの事件を目にし、派遣に通う直前ということになる。
覚醒後の彼は、この報道をどのようにとらえたか?
簡単である。
そのとき思い出したのだ、自分が、苦しむことになった最初の理由。薬づけになった直前。彼が
投げ出したその状況を。そして、このことが、朝青龍になぞらえてあることに、彼は、気がついた。
ゲームをしているところを、おそらくは、そのプロジェクトにかかわっていた人たちに見られたのだろう。
そして怒っているのだ。なぜプロジェクトを病気で、放り出したものが、ゲームで遊んでいるのだと。
そして、その怒りのせいで、眠れない毎日を送っているのかもしれないと。
彼には、目の前で起こる現象が、魔法か何かに見えていたのだ。
きっとだから、彼は全部監視されていたのだろうとこのときわかったのかもしれない。
そして、イチロー選手がヒットの記録を伸ばしていたことと、自分の寝ないということの記録が、連動していると感じ始めたのも
この頃である。
苦しさに耐えること。これが、どうもその謝罪になるのだと感じ始めていたのはこの頃である。
そして、耐え切れば、記録を伸ばしたと褒めてもらえるのだ。
なんのためにそんなことをするか?それも彼には伝わっていた。
彼のよく読む、ネギま!という漫画のその当時の話の中に書いてあった。
その漫画の中では、アスナというキャラクターがいて、雪山でひどい状態に耐え続けると、カンカ法という特殊な力が使えるということだった。
つまり、この苦しみに耐え切れば、新たに力に目覚めるというのだ。その不思議な目の前で起きた出来事のような、
まるで魔法のような力が目覚めると。
この後、彼は、夢で不思議な体験をし、不思議な力を発揮するようにみえるのだが、
そう思い込まされていただけだったということは、後で知ることになった。この話自体、ひっくるめてウソだったのだ。
すべては、自分が、このあと自分を監視していたものに利用され、彼が予定通りに未来設計図を書くように仕向けるための伏線だったのだ。
本当に手の込んだ話である。
とにかく、こうして派遣先が決まり、ニュースでは、イチロー選手の記録が伸び続け、当然彼の睡眠不足はこれ以上ないくらいに
ひどくなり続け、そんなやさき、トキという鳥の、子供が巣立つというニュースを見た。フジテレビのめざましというニュース番組である。
そこでは、このように報道されていた。これから親鳥に、生きていくのに必要な方法を学び、巣立つことになります。
当然、これは、このように考えられる。
これから派遣先で、経験することは、生活するために必須なことなのであると。
もちろん、これも含めてウソなのであるとわかったのは、ずい分、後になってからである。
本当にだまされることの多い人生といえる。ある意味あわれでしょうがない。
ただこんなウソだらけの世界にいて、自分のなかで起こったこと。これは奇跡とも呼べるようなものであった。
その夢は、みたことないような色鮮やかな世界のなかに、彼がいて、しばらくあっていなかった知り合いが、彼の夢の中に
彼を起こしに来るというだけのものだった。
その妙なありえない色使いの世界観のなかにあって、奇妙な感じのする現実観は、みごとにバランスよく構築されており、
映画でもゲームでも見たことがないような映像であったのを覚えている。
それからである。彼は、派遣先で、ありえない経験をし続けることになる。
中編に続く。予定より、長くなりそうなので、もしかすると、5次元思考は、次の次か、その次の章くらいになるかもしれない
ことを、ここで、お詫びする。書いていたら、細かくなりすぎてしまった。この調子だと、現在にたどり着くまでにまだすこしかかりそうなのである。