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20.組長の弱点

身体が受付けないものって誰にでもあるだろう。

組長にとって、それは化学調味料。

蕎麦のつゆに使用されていたようだ。

蕎麦だったのか確信はないがタイミングでは蕎麦だった。


一度部屋を出たから余計に感じたのだろう。

部屋の中はその臭いが充満していた。

「全く気にならないけどな…」

日下部は出された料理を全部平らげていた。


戻って来てからの組長はまさに顔面蒼白だった。

時間いっぱいで中締めをして一行は部屋へ引き上げた…。


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