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16.バタンキュー

部屋に着くなり小松はベッドに倒れ込む。

財布を預かる緊張と朝から飲み続けた酒が廻って来たのだろう。

組長と古谷は浴衣に着替えると、風呂へ向かった。

日下部は部屋に残ってメールをチェックする。

『雨の秩父はどうですか?』

『情緒があっていいよ。おかげでもう酔っぱらってる』

『気を付けて帰って来て下さいね』


組長と古谷が風呂から戻って来ても小松は起きる気配がない。

「俺もちょっと休む」

そして古谷もベッドに転がった…。


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