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12.順番待ちはまったりと

並んでいるのは店の軒下。

「傘を差すほどではないな」

そう呟いて灰皿の前に移動すると、タバコに火をつけた。

日下部、古谷も灰皿の前に集まる。


まったりとした時間が流れる。

ベンチに腰かけているペコ、久美、美子、小松はうたた寝をしている。

車中での酒が効いてきたようだ。


店では4人ずつに分かれた。

席に着くなり組長が瓶ビールを二本頼んだ。

「ここは飲む席なのね」

そう言って、久美が席を立つ。

代わりに美子がやって来た…。


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