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10.ビールは山ほどある
大量の土産品を買った客を売り子の女の子は覚えていた。
人数が足りない事に心配をしてくれているのだ。
「大丈夫。後ろの車両に乗ったから」
「それならいいんですけど」
間もなく、二人は席に戻ってきた。
「動いても居ないから売り子さんが心配してたよ」
美子の言葉に二人は恐縮する。
「ビール、まだあります?」
頭を掻きながら古谷が尋ねる。
「はい。山ほどありますよ」
にっこり笑う売り子さん。
そして、汽車は秩父駅へ到着した…。
大量の土産品を買った客を売り子の女の子は覚えていた。
人数が足りない事に心配をしてくれているのだ。
「大丈夫。後ろの車両に乗ったから」
「それならいいんですけど」
間もなく、二人は席に戻ってきた。
「動いても居ないから売り子さんが心配してたよ」
美子の言葉に二人は恐縮する。
「ビール、まだあります?」
頭を掻きながら古谷が尋ねる。
「はい。山ほどありますよ」
にっこり笑う売り子さん。
そして、汽車は秩父駅へ到着した…。
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