あだ名
始まり始まり
「ねえ、先輩?」
「なんだ?後輩」
「あだ名を考えましょう」
「あだ名?」
「はい。先輩と私の」
「なぜいきなりそんなこと」
「だって先輩って言い難いんですもん」
「たった四文字で何が言い難いのかと」
「だって人前で言うの憚れるでしょう?」
「先輩という言葉のどこにそんな響きがあった?」
「ということであだ名を考えてみましょう」
「何がということなのか分からないがそもそもどうやってあだ名をつけるつもりだ。僕たち名前も出てないぞ」
「先輩と後輩ってあるじゃないですか。それでどうにかしましょう」
「どうにかなるのか?」
「色々ありますよ。それを短縮させて、せんとか、こうとか」
「もう普通に読んでも良いと思うんだが」
「二人合わせて先公です」
「なぜ繋げた。学生ですらなくなってる」
「色々タイトルとかであるじゃないですか。この場合は変態な先公ですね」
「最低なタイトルだ。今も割と酷いが」
「この場合は山下先生が当てはまりますね」
「人名を出すな!」
「先輩が山下先生の何を知っていると言うのですか!あのロリコンの何を知っているというのですか!」
「なんでキレてんだよ。しかも教師の性癖とか知りたくなかった」
「あの人は8歳以下の子供にしか発情できないらしいです」
「なぜさらに掘り下げた。しかも結構まじなロリコンだった」
「だからあの人はロリのいない高校教師になったのです。最初から教師に憧れていたらしいですから教師にはなったらしいですが」
「教師に憧れていたのはロリコンだからだと思うのは僕だけだろうか?」
おしまい