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試練

そうして昇一さんは先程述べた通りに「トムクス王家の歴史と自身の家の歴史」を語ってくれたのだ。


そうして愛実さんは「そう言えば、何時ぐらいから大日本帝国との関わりを持つように成ったの?」と言う事を述べていたのを昇一さんは一度考える素振りをしてから


「そうだな、一番最初はノヴォシビルスク公爵家と大日本帝国との接触は、神聖シベリア帝国の建国時そして本格的に接触をしだしたのはレフトムクス9世の結婚の際の仲人を大日本帝国がした時だな」と言った。


其れで俺自身は「そう言えば、ノヴォシビルスク公爵家は一時期ノヴォシビルスク侯爵家と言っていたがあれは何だ?」と言ったら昇一さんは


「有れ自身は一種のジョーク・・まあノヴォシビルスク公爵家のまあ名目上の最初の当主であり


そして真の神聖シベリア帝国の建国者であるフョードル・ヒョードロフは最初自身の地位は皇族又は王族認定を受けたくは無いと言ったそうだ。


だからこそ彼自身の最終的な地位は侯爵家と言う地位に成った・・だが対面的に取り創らなければ成らないと思ったレフトムクス2世は


ノヴォシビルスク候爵家を「今までの功績や先代の偉業により改めて公爵家の変える」と言う事にしたのだ。


だからこそ「ノヴォシビルスク候爵家」は他の公爵家とは色々とお家の成立の成り立ちとは違うのだ」そう述べたのだ。


そして今度は昇一さんの方から「そう言えば、傑さん以外にも此の世界飛ばされていた転生者がいるが・・其の人は今何処で何をしているんだろうか」と話しかけてきたので俺は


「ああ清美さんの事か・・彼女は此処から東に数百キロ離れた場所にいる、だから俺が此処まで来た戦車に乗れば多分だが7時間や8時時間で到着する事が出来るだろう」と言って置いたのだ。


そういう事を言ったのだ・・それにしても清美さんは無事なんだろうか、確かに彼女は俺と同じ能力を持ち合わせてはいるけど「モンゴル軍」に連行させられて屈辱的な目に合っていない事を祈るしか無さそうだ。


まあ逆に言えば「清美さんが無事じゃない」と言う事は此れは此れで戦争の口実が本格的に出来るんだがな


何しろ別天津神共和国連邦ソビエト共和国は「対モンゴル戦」を現状では遣る事が出来ないのだ・・理由は戦争への介入が今の段階では出来ないからだ。


俺自身の先程の発言で戦争をしてこそ人類は戦争の愚かさを知る好きか嫌いかと言われれば当然嫌いだが・・だが自分がした行為のケジメをしない又はした事に責任を持たない奴はもっと嫌いだ。


だからこそ、俺は基本的には他人がどの様に行動を起こそうが構わないんだが・・だが其の行動に責任を持とうとはしない人間を憎いし、そして気に入らないのだ。


そして昇一さんは「其れで清美さんと言う人物はどの様な人間なんだ」と言い出したので俺は「そうだな、簡単に言えば女性らしくない女性かな、まあ確かに物事を割とズバズバ言いよるし、自分から恋愛経験ないんだよねえと言う様な人間だ」そう言った。


そして俺は続け様に「其れで体が黒くて大きな狐様、まあ話から察するに女狐だろ、彼女自身どの様な関係で付き合って来たんだ?


例えるなら今までの公爵家の当主自身が未婚そして他の女との関わりの断絶と言う、様は歴代の当主が結婚をしなかったのは彼女の愛玩道具又は巫女的な役割をしていたからなのか」と尋ねたら


昇一さんは「まあ巫女みたいな役割を担っていると言うのは其れは残念ながら認めたくは無い事実だけど・・


だからと言って歴代の当主が御狐様の愛玩道具に成り果てると言う事は無かったぞ、


確かに御狐様は「私以外の女性と仲良くする事は私は別に構いませんよ、ですが全てが女性が此の国に命を捨てて立上がる程の気概に溢れる女性とは限りません


確かに女性は弱者ですから私の様に過ぎたる力を持ち合せているとは限りませんよ、だから弱者である女性は知恵を使い立ち向かうのです


だからこそ昔から「腐敗政治に女と金有」と言う格言すらも存在しますよ、ですから貴方も女性関係には気を付けた方が良いですよ」と投げかけたそうだ



其れで其の初代当主が「先ほどの新たな戦国時代が突入をしますけど、其れを理解して仰られて要るのですか?」と初代当主は言ったが


そして御狐様は「ふふふ貴方もマダマダ若いのですね、人が人である以上争いが起きるのは仕方が無い事なんですよ?


だけどね元々私は此の神聖シベリア帝国と言う国家が建国をする前から此の地域を管理をしてきた


そして先ほど述べた管理をする理由は有る人物から頼まれたから私は此の地域の守護神として今日まで生きてきた


だけど私は誰に頼まれて此の地域を護るように頼まれたのかは忘れてしまったんだけどね、


だけど頼まれた人に「何時か私の仲間が此の地域に来るだろう其の人に会えば如何して私が頼んだのかを思い出すだろう」と言ったの


そして私は貴方の先祖に此の地域の守護者に成ってくれと頼まれて、そして今日まで守り続けた


そして肝心の先程の貴方が思い描いている戦争そして社会の乱れが起き難い社会と言う物は人が人である限り如何しても起きる物ですよ」と流暢な言葉で階したそうだ。


其れで先程の会話から見ての通りに御狐様自体は政治の話は疎い様訳でない事が理解する事が出来るだろう


まあ本人は政治又は為政業と言う存在を口に出したがらないのだろうな


そして先程述べた公爵家当主の宗家襲名の際に御狐様は「此れから貴方は多くの構成国民の象徴と成れる・・だからこそ胸を張って自分の勤めるべき事を頑張って果たしてね、


私は今はこんな身形だけれども其れでも一番貴方が信じられる存在は貴方を生んだ母親でも、貴方が育てた叔父上でも、貴方の力に成って上げた私よ


だからイザと成れば私は貴方の元に駆けつけます・・フフ心配しなくていいよ、私には神様から貰った特別な力が有る


だからさ此の容態でも、能力を使えば此の狐の体から人間の体へと交換をする事なんて造作も無い事よ


だから、辛くて投げ出したいと思う感情が有るけど・・だけどお勤め頑張ってね


そう言ったのだ・・だからこそ「ノヴォシビルスク公爵家当主の宗家襲名」で一番喜んでいたのは他でも無い、御狐様だったのだ」


成る程、如何やら先程述べた御狐様は「人語を理解していて人の為政業を熟知をしている」と言う事は「前世は人間」と言う可能性も有り得る。


出来る事なら先程述べた黒色の御狐様の御尊顔を見てそして話して見たいなあ・・出来る事なら「別天津神共和国連邦ソビエト共和国」に協力をしてくれれば有り難いんだがなあ・・そう思った。


そして其の事を考えていたら昇一さんんは「傑さんアンタは御狐様を自分の手中化に置こうと考えているだろう・・止めといた方が良いぞ」と突然昇一さんは言って来たのである。


まあ当然と言えば当然か・・どうせ俺以外にも過ぎたる力を持つ余りに全ての独占を望む輩が出て来ても可笑しくは無い。


そして昇一さんは大方俺が考えていた事を理解したようで「今傑さんが何を望んで要るのかは大方予測できる・・御狐様を自分達の国家の傀儡にしようとしているだろう、正直な所止めといた方が身の為だぞ」と言って来たのである。


其れで仮に昇一さんの発言が正しければ「御狐様」はどれ位「人間不信」何だろうか?・・否ある意味当然か「貪欲な人間」を敏感に感じ取る事なんて造作も無い事かもしれないからな。


そうしていると、アナスタシアが俺たち二人の話を聞いた後に昇一さんに擦り寄る形で


「其れで御狐様と言う神獣は・・様は人語を解釈をするほど高等な生物と言う事で良いんでしょ、其れか私達と同じ元は人間・・と言う可能性もある


そう傑さんや叔父さんの様な世間一般的に言う転生者と言う存在かもしれない、ならば一度でも良いから人間だった時の記憶を聞かせて貰いたいなあ」と私が言ったら


傑さんは苦い顔付をしながら「他人の記憶を覗こう考えているとはなあ・・正直あんまり感心する事が出来ないなあ」と言った。


確かに他人の記憶を見せて遣る事で相手に同情心を与えて自分の味方にさせると言う手段にも使えるのだ


此れは大将自身が俺と二人で話し合って要る時に伝えた方法や手段である・・其れで「やはり人間の社会では使うか使われるかの関係しか存在しないのか」と俺が言ったら


大将は悪びれた様子を見せずに只淡々と「人間と言うのはな残酷でな自分が一番可愛く尊いと言う価値観を持ち合わせている物だ・・違うか、


だからこそ他者を犠牲をして自分の今日を生きるとも受け取れる、だからこそ別の観点から言えば他者の生を奪い、そして別の生者は生きとし生ける其れを人々は繰り返してきた」と言っていたなあ


そして俺は「ここ50年のトムクス宗家とノヴォシビルスク公爵家の関係を特に昇一さんと幸恵さんの肉体の宿主の血の関係の続話でも聞こうか」と言ったら


昇一さんは「まあ簡潔に言えば神聖シベリア帝国内での「叔父」と言う単語は「尊敬をしている親族の人間」と言う意味が込められている


だけど俺とアナスタシアの関係は・・そうだな正確的に言えば従兄弟の関係に近いかなあ。


まあ早い話はレフトムクス13世は晩年にな、と重臣たちにある事を言い出したんだ


「全ての公爵家の人間の子供の中で一番優秀だった奴を儂の次のトムクス宗家の一部の権限を握りし物・・詰まる所のノヴォシビルスク公爵家の次期当主にさせて遣ろう」と言いだした


そう、本来「ノヴォシビルスク公爵家の当主」と成る筈だった男・・そう「レフ・トムクス14世」は自らの古巣を「部外者」に渡したのだ


それ程レフトムクス14世は「ノヴォシビルスク公爵家の当主」を毛嫌いをしていた・・だからこそ「問題を起こした自身の兄」を自らの手で失脚をさせて、そして暗殺をさせたのだ。


まあ話は戻すが・・次の「ノヴォシビルスク公爵家の当主」に成ったのは「サハ公爵家の末子」の「アレクサンドル・サハ」が・・そして私自身の「実の双子の兄」が今のノヴォシビルスク公爵家の当主に着いている。


だからこそ今言われている「アレクサンドル・ノヴォシビルスク」は基本的に彼に対して使われている名称である。


そして「アレクサンドルサハ」はノヴォシビルスク侯爵家の教えを守るために生涯女生との不交契りを近い・・自身の双子の弟に次の当主の相続を済ませたのだ。


そして私自身「現在の当主の命令」で一時期だけだが「トムクス宗家への留学」をしたのだ。


それで留学をする理由は二つだけ存在をしていて・・まあ此処にいる人間は私たち4人だけしかいないから話すがな「1つ目の目的はアナスタシアの保護・・基観察をする、2つ目はトムクス宗家の監視」其れが私自身の目的だった


まあ後の事は「アナスタシア」が一番理解できている筈だがな、さて此れで私とアナスタシアの関係を述べたぞ


確かに血・・詰まる所の系譜の観点から行けば「親族」である・・否何しろ「アナスタシアの母」と「私の母親」は「姉妹」だったから「従兄弟の関係」と言われても可笑しくは無いか


其れで傑さんは此れから「転生者」と言う同族を探す為に只それだけの為に此の場所まで来たと言う事で良いのか?


其れとも空くまでも此のノヴォシビルスク王国まで来たのは空くまでも国交の樹立と・・そして「否・・もう一人の転生者である清美さんの場所はある程度理解している」そうか


ならば何方にしろ一度私の双子の兄に顔向けをしてくれないか?空くまでも傑さんが此の場所に来たのは「アナスタシアの同伴者又は保護そして監督者」と言う立場では無い事は明確な事だ?


だからこそ何方にしろ今の貴方達は「外交官」なのだから・・そして当然の話は一般人ならば此の軍の保養所には止まる事は出来なかったんですがね


まあ今は「保養所」としては残念ながら機能する事は当分の間は無理だろうな、実の事を言えば「此の保養施設」が出来たのは彼此「8年前」だそうだ。


だからこそ未だ出来て日が浅いのに、まあだからこそ私は「何らかの懲罰」を受けるだろうな


そう昇一さんは「愚痴を溢すような顔」で俺に向けたのである・・其れで今まで蚊帳の外だった「愛実さん」が


もし先程の事件が昇一さんの御兄さん、そう今の国王陛下が仕組んだ事ならばみなさんは如何思いますか?


実は先程皆さんが話をしている時に私扉の外を又敵が居ないかと言う確認の為にもう一度外に覗いたんです、だけど先程の血だらけの兵士は消えてそして血の池も無くなっているのよ


まあ確かに日本の諺で「狐に摘まれる」と言う諺が有るけど・・案外私達以外にも動物が此の部屋に居たりしてね?と苦笑いをしながら全体に伝えたのだ。


其れで俺自身は「其れは如何言う事なんだ」と思わず呟いてしまったのだ、否冷静に考えれば確かに俺達以外に人影が居た痕跡は有るが


だけども本当に屋上に居たのは一人だけだったのか?まあ知る術は無いが・・だからこそ俺は念の為に昇一さんに対して「先程の御狐様は特殊な力を持っているのか?」と尋ねて見たら、昇一さんは「そのような事は聞いた事は無いな残念ながら」と言った。


そうして俺達は不気味で凄惨な夜を過ごす事に成ったのだ・・だが今振り返れば今日一日の人生は本当に碌な事が無いのだ


例えば隣の部屋で脅しをかけていた人間が同族で「此の国の上層部でそして此の国の王族の御偉いさん」だったし


そして俺の連れと先程のお偉いさんは「叔父と姪」と言う関係では無くて「従兄妹」と言うのも意外だなあと思ってしまった。


出来る事ならば、彼らが敗戦国の上層部で罪人と成り牢屋又は裁判所で遭うような関係にはさせたくはないなあ


それにしても本当に今日の襲撃事件は誰が仕組んだのだろう?普通に考えたのならば「昇一さん」に成るのだろう


だが先程の話からは「私は此の事件を仕組んだ人間の一人だと思うのは残念ながら其れは間違いだ・・俺は此のホテルで3人を襲撃をしようとは思わなんだよ残念ながら」と言っていた。


だからこそ此の襲撃事件の真意が未だに掴み切れていないのだ、そうして考えていると「此の襲撃事件の犯人は我々対して何を望んで要るかについて」を相談すると言う理由で愛実さんが俺の元に来たのである


以下愛実さん

「もし傑さんが考えている通りに此の国の神獣である黒色の狐・・否御狐様だった場合傑さんならどの様な選択の仕方をする腹積りでいるの?


まあ確かに御狐様に敵対行為をするのであれば、まあ此の国否此の地域に対して碌でも無い事が起きる事は目に見えているんだけど


だけど仮に此の今日の一連の事件が先程の御狐様が仕組んだ事ならば傑さんは如何する?まあ普通に考えれば良くて「国交の断絶」


そして悪ければ「ノヴォシビルスク王国の破綻・・そして王家の一族郎党の此の世からの抹殺」と言う事も充分に大義名分の確立と言う事も出来る


まあ私達の日本の伝承で狐が神聖など動物をされている地域も居るし・・まあ其の御狐様を殺すと言うなら「我々別天津神共和国連邦」にも被害が来そうですね


まあ此れは此れで大きな貸が出来たとも取れなくは無いんですけどね・・そう言えば傑さんは「清美さん」と言う人物と一緒に此の世界から飛ばされたと言っていたけど、ズバリどんな女性なの?」と聞いてきたのである


そうだな俺が清美さんと有った直後の第一感想は「本当に此の女性はどんな感情を持って生きている人間なんだ?」と言うのが第一印象だった。


只一番最初の接触時の会話で「夢や希望を語る」謂わば理想を語るだけの人間だと思っていた


だからこそ俺や大将は「現実の人といて生きて往く本当の辛さを知らずに」と言う言葉で片付けていただろう・・しかし清美さんは「只明るいだけの女性」と段々思えなくなってきたのだ。


其れは南氷共和国時代で「赤家さんと年彦さんが神様から依頼された異世界創造の手伝いをして・・そして幸恵さんが未だに未加入の時」に二人だけで暇潰し目的と今後の南氷共和国の運営について話し合った時に「清美さんと俺自身の前世の記憶を語り合う」と言う話題が出たんだ


其れで清美さん自身の前世で「そうね赤家さんや傑さんと最初にあって察しがつくと思うけどね私の前世は妖精だった


それで妖精だった前世の私が起こした行動は・・ダンジョンを最下層まで攻略をしてた後にに地上に戻ったら


ダンジョンがある場所が・・まず前提条件として話さなければ成らない事は「先ほどのダンジョンがある場所は島国なのよ」


そしてそこの島国では現地の分離独立派の人間達が「独立闘争」をしていたのよ、其れで私は先ほどの「独立運動のグループの人たち」に捕まったのよ


そして私自身も独立革命に借り出されてそして独立の際に私は足を洗い諸国行脚をして・・その途中で船に乗った際に波に流されて別の場所に流されて、


流された島の住人から神の使いだといわれて・・其れで其処の島で長い間島の人たちと共に暮らしたけど、だけどその島の中央に存在する標高2900メートルもある火山が噴火をして島中が見るも無残になって


それで私はその時船の上から先ほどの火山の噴火を見ていたの・・そして又波に流されて今度は以前独立運動をした島に漂着をしたけど


実は先ほど私が此の島から出てから120年の月日が流れて・・其れで独立した国は嘗ての宗主国に又占領をされていて・・


そして私自身も指名手配の犯人見たいに成っていてと・・其れで又人間に囚われていたのよ


そして最悪だったのが、今度は此の島国を支配をしている側に囚われたの、其れから私は催眠ガスで眠らされて


そうして気が付いたら赤家さんが傑さん達に有っていたと言う訳よ」と言っていた。


まあ大方「人体解剖・・持ち妖精の体の解剖」をさせられたのだろう、そう俺は察してしまった。


そして俺が考えている事を察した様にには「清美さんの性格」は間欠的に言えば「場を和ますために無理やり自らが和ませるための道具に成る・・いわば道化に成る」と言う行為を自ら課してしていたのだ


そして清美さんは俺が何か考えていたのかを察してくれたようで「私は過去に起きた悲劇・・例え自分が何かされたかなんて別にもう済んだ事なんで私は気にしないですよ、何しろ痛みも無く此の世からの離別が出来たんだから」と言っていた


だから清美さんは精神が強い女性なんだなあと思う様に成って来た・・だから俺自身も其の壊れそうな精神を支えなければなあと思ったんだ


そういう事を一通り愛実さんに話したら「へえ・・傑さんも人間味のあるんだねえ」とからかう様に言って来たのだ


ふと俺は有る事を考えてしまった・・「他の同胞・・詰まる所好さんと年さん此の二人の安否についてである」


何しろ此の世界で幸恵さんという前世の記憶を持ち合わせているのだ、と言う事は年さんも此方の世界に来ている可能性が高いと言う事になる


出来る事ならば「年さんの性格」は俺達が知る年さんの性格で出来る事ならば其の儘でいて欲しいんだよな


だが幸恵さんから聞いた内容では如何考えても闇落ちをしている可能性が非常に高いのだ


そう人間と言う存在は信頼して居た人間が自分と言う存在を裏切る行為をすれば人と言う物は「裏切りを起こした者と此の世を憎み」そして闇へと落ちるのだ


そして問題は何故別の転生者達が何が目的で年さんと幸恵さんを攻撃否正確的に言えば急襲攻撃をして殺害をしたのかは俺には分からないが


だが先程の襲撃をして殺した理由が只単純に「存在が気に食わない」や「幸恵さんにイチャ付いてるから其れが気に喰わない・・まあ早い話は女の取り合いでの殺傷沙汰」と言う理由成れば


そう俺は正直な所「年さんや幸恵さんを殺した人間」を怒りと言う感情は涌かないだろう・・そう寧ろ「何故其年にも成って感情を自制をする事が出来ないんだ」と言う呆れの感情の方が先に来てしまう


だが例え今の年さんが例え嘗ての同胞でも「別天津神共和国連邦」と言う国家に不利益と敵対行為をしたのであれば其れなりの制裁と最悪粛清をしなければ成らなくなるのだ


だからこそ年さんよ俺は正直な所アンタを敵には回したくは無いのだよ、そう俺は願っている


そう考え事をしていたら愛実さんが「今傑さんは何を考えていたのか大方理解したよ、嘗ての同胞が敵に回るんじゃないのかと言う心配だよね


だけど人の性格は刻一刻と変化をする物だよ・・だからこそ傑さんが望む様な友人否知人では無いかも知れないよ


何しろ私も昔有る男の人と約束をしたののよね、だけど其の人は待てど待てど来てくれなかった


だから世の中は自分が思う通りには基本的に来ないと思った方が楽だよ」と言う事を言って来たのである


確かに考えたくはないが其れが現実に起こるかも知れない・・さてとうとう夜明けと言う物が見え出す時刻に成ってしまったな


そうして俺達は集まり此のノヴォシビルスク王国の王都まで向かう事にしたのだ・・それにしても昇一さんの御兄さんはどの様な人物なのだろうか?


まあ有って見なければ分らない事も有るだろう、先ずは昇一さんに会う必要があるな・・そう昇一さん自身の兄がどの様な人物かと言うのを俺は未だに分からないのだ


そう武闘派で好戦的な人間ならば色々と問題が起きるし・・だけど賢くて打算的な人間ならば「別天津神共和国連邦トムクス共和国」は安泰の道に辿るだろうな


だが問題はノヴォシビルスク王国が敵対の意思を見せると言う行為が有るのならばトムクス側は徹底抗戦の構えが無ければ速攻で遣られてしまうと言う情けない展開が待ち受けてしまうのだ


だからこそ昇一さんにもノヴォシビルスク王国の国王の説得をさせる心算で今日は望む積りでいる


そう此方にはT-10と言う21世紀の戦車と言う素晴らしい物が存在をするし「別天津神共和国連邦の理念」をじっくり語らえば必ず敵に回る事はまずないだろう


そして此のノヴォシビルスク王国の王族が住まう場所に到着をしたのだ、向う側はどの様な行動を出るのだろうか?


まあ最悪はトムクス王国との全面戦争と言う事に成りかねない事は肝に銘じている、だが最悪だがトムクス王国のタカ派の人間共が好き勝手暴れると言う事にも成りかねないな最悪の場合


それにしても此の王家の城の外見が見た感じ大阪城と同じ様な形を此の城に入る前に確認をする事が出来たのだ、だからこそ俺が最初に思った感想は「此の初代ノヴォシビルスク侯爵も日本人転生者だろう」そう俺は思ってしまった


否此の世界は別に最初から存在をしていた世界だろうから俺達より前に転生をした先駆者が居るからこそ此の国は日本色が強いのか


そう俺は此の国の雰囲気を此の場所に辿り着くまで周りの景色を一通り遠くから見て来たのである


其れで長屋建ての建物や国会議事堂とか存在して居たりしたのだ、そして俺は此の国の王族が居るであろう場所の中の来賓室に居る


此の来賓室は本当に見た感じ純和風の様相を漂わして居たのだ・・そう奥に見える物はシャンデリアと言う立派な存在では無くて枯山水と言う砂で出来た芸術品が見えたのである


そう冗談抜きで枯山水を又見る事が出来たのは感嘆するに値するものだ・・そして金剛力士像や阿吽像なども見る事が出来たのだ


そして奥の方には掛け軸や茶器そして業物の刀等が見る事が出来たのだ、そう正に此処は「小さな日本」と呼ぶに値をする場所なのである・・そして俺は前世の世界を振り返ってしまったのである


そう俺は前世で「東野傑」と言う名前で70数歳まで生きた人間だ、前世の俺の趣味は写真撮影やカラオケが好きだった


そして其れ以上前の前世では俺自身ロシア人だった・・否正確的に言えばソビエト社会主義共和国連邦と言う「ロシア社会主義共和国を盟主にする複数の社会主義又は共産主義国家群」の「ロシア社会主義共和国」の生まれだった


そう俺は只過去を振り返って色々な事を学んだ物だ、そして人間の根本に有る物は所詮欲望と言う「何かをしたい、何かを叶えたい」と言う幻想が無ければ人は精神的に参ってしまうと言う事を学んだんだ


だからこそ俺は前世の記憶と言う物が以下に色々な知恵を引き継ぐ事が出来る恩恵と今までの常識を否定される辛さ両方を俺は学んだんだ


そして俺が嘗ての人生を振り返ると近衛兵を引き連れた若者と其の隣に狐耳と狐の尻尾と髭を生やしている若い女性が居たのだ


もしかして此れが愛実さんが言っていた御狐様なのか?俺自体は其処まで信心深い方だと思う、理由として挙げるのならば何遍も輪廻転生と言う超常現象を好みで体験を居ているのだ


だからこそ俺は先程の様に亜人と言う存在も蔑さんと受け入れる気質を持ち合せているのだ、


否逆説的に言えばその様な柔軟な気質を持ち合せて居なければ精神的にやってられないと言う気持ちの方が勝って仕舞って居るのだ。


そして向うの方の若い人が・・まあ多分だが昇一さんの御兄さんで此の元ノヴォシビルスク公爵家の当主で現在のノヴォシビルスク王国の現当主で有らせられる人物だろう


そして向うの狐の亜人である御狐様は多分だが本体が確か愛実さんからの情報では余りにもデカいらしいから、だからこそあの亜人を使い代わりに自分の思いを伝えると言う役割が有るのだろう


多分だがそうに違いないな・・逆にそうじゃないと色々と困るんだけどなあ、そして向うの黒い狐様は如何やら俺の存在を気に成っている様だ


まあそうだなロシア連邦の新型戦車を持ち寄って此の場所まで来る様な人間は当然の如く此の世界にいる筈が無い否居ては成らないのだからな


そう転生者は時として自分の力の過小評価をしている否正確的に言えば自分の能力の社会への影響力の凄さを多くの転生者達は理解出来ていないのである


さて俺は只相手側から声を掛けるまで此方はアクションを起こさないで起こうかな・・そして俺は只相手の出方を伺ったのだ


そして相手側から声を出してきたのだ・・其れで最初に声を掛けて来たのは若い男の方、多分だが昇一さんの御兄さんだろうな


だからこそ昇一さんを軸に別天津神共和国連邦トムクス王国とノヴォシビルスク王国の国交を結ぶ架け橋と成って貰えれば有り難いんだがな


そして「態々此の大地まで来て頂き有難う御座います・・さて私の名前は二キータ・ノヴォシビルスクと言う名前です


そして貴方もお察しの通り私は貴方を監視をしていた人間の兄で御座います」と言う風に言ったのである


それにしても「ノヴォシビルスク王国」と言う国家の狙いは何だろうか?まあ言えれる事は「トムクス王国否其のトムクス王国を裏で操る別天津神共和国連邦ソビエト共和国の最新技術が欲しい」と言うのは有り得る事なんだろう


もしもの話だが「俺と言う存在がもし此の世界で何も行動を起こさなかったらノヴォシビルスク王国はトムクス王国の併合をした後にどの様な行動をする積りだったのだろうか?」


そして「仮に俺の国である別天津神共和国連邦と彼らは同盟を組んだ後に何をする積りでいるんだろうか?」と色々と思ってしまうのだ


そして昇さんの兄でそして現ノヴォシビルスク王国である「サハ・ノヴォシビルスク」が以下の言葉を切り出した


「所で貴方方は其の軍事力を使い私の国と提携しに此処まで来られたのですか?其れとも其の軍事力と言う強大な力を使い此の我が国を占領をする為に脅しをかける為に来たんですか?」と苦笑いをする言い方を掛けて来たのだ


だからこそ俺自身はその様な意思を持ち合せていない事と其れに何の為に昇一さんを監視させて居るのだとあちら側に伝えたのだ、


そうハッキリ言って俺からして見たら態々隣国を敵に廻し戦力の分散をする様な事を自ら率先してやる理由が無いから


さて一通り此の国ですべき事は遣ったのである・・そして俺事東野傑は同胞探しを頑張るとしますかね


其れで俺は自分自身が召喚をした戦車に乗り俺は再び荒野に否此の草原地域を走り続けて行ったのである


因みに私が向う方向は太陽が昇る方向である東に向かい進み続けて居る・・其れこそどれ位の時間同胞と離れ離れに成ったとしても再開をすれば今まで待って居た時間と苦労を忘れる事が出来るし


そして此処まで来たかいが有ると言う物だ、其れで私が何故清美さんの救出にこうも固執をしているのかは「其のうち敵国として戦わなければ成らないであろうモンゴル帝国に居る憑依者や転生者に別天津神共和国連邦の情報をばらされたくない」と言う思いが俺には有るからな


そして俺は昇一さんと又会う事に成った、其れで昇一さんから「当分の間俺は傑さんの国に外交官として行け」と言う謂わば出向命令を直々に言われてしまったそうだ


そして突如として多分だが一週間振りに好さんから念話が来たのだ、其れで俺は好さんから如何して年話を送ったのかを「清美さんが此の世界で目覚めて俺事、東野傑との合流する為に独自に行動を起こして居る」と言う内容だった


そして俺から好さんには「此の世界に自分達の影響圏確保の為の拠点基地の作成の成功と先程の地域の経済的な発展並びに軍事力の強化」


そして「幸恵さんが此の世界に転生をした事により年さんも此の世界に居る可能性が有ると言う話」等我々が此の世界での影響圏の拡大が着々と進んでいると言う話を述べたのだ


そして好さんは少し考える為に間を置いて「そうか・・じゃあ傑さんもし此の世界で統治政策を行う積りならば成らば引き続き無理の無いように励め


そしてある程度察しが着いて要る通りに此の世界でも複数の憑依転生者が居る・・そして勿論の事我々の統治機構に対して反発的な態度を取る存在も出て来るだろう」と述べたのである・・



そして俺は昇一さんの隣に居る存在に気づいた・・そう先程会合で昇一さんの兄の隣に居た狐の亜人である


そして俺は先程述べた狐の亜人であり多分だが此の国の守護神的存在も居たのだ・・そして彼女が俺に対して話しかけて来たのである


「私の名前は天音と言う名前で此の国否此の地域に対して守護者的な役割を貴方の同族又は同胞から頼まれた存在です


そして私と同じ前世と言う嘗ての過去の記憶を持って居る存在・・まさか貴方が別天津神共和国連邦と言う存在を考え出した人の内の一人と言う事は昔此の地に来た赤家さんから聞き及びました」と天音さんが言ったのである


それにしても好さんは何時の間に此の世界に来たのだろうか・・否確か好さんならば此の世界に追放をしたあの5人組の安否の確認の為に此の世界来ても別段可笑しくは無いか


其れで天音さんは「傑さんは之から同胞を探しに之から行くのでしょう・・ですから同胞の顔を見に私も連れて行ってくださいな」と言われた


そして天音さんは俺に対して「傑さんは如何して私が赤家さんの事を知って居るのか?と言う顔付をして居ますが


そうです有る程度貴方が思って要る通りに赤家さんは此の世界に下見の為に今から数千年前に此の大地を歩みました


そして其の当時の私は未だに過ぎたる力を持たずに前世が人間と言う記憶しか持ち合わせていない一介の存在でしか有りませんでした


ですが赤家さんが其の私に有る程度の力の譲渡そして生き抜くための知恵の享受をして下さりました


・・そして赤家さんは私に力を譲渡した際に何れ此の地域に私の同胞が其の儘の状態で来るかもしれないし又は転生した姿で来るかも知れない


「其れで御前さんには先程述べた同胞が俺達の国の建国をするのだから其の手伝いをしてくれれば有り難い」と言われました


だからこそ其の時の私は唯目的も無く存在すると言う事に苦痛しか存在しなかったからこそ赤家さんの提案通りに同胞の此の世界の出現を待ち続けたの


そして此の公爵家の初代当主さんがさ様は私や傑さんや昇ちゃんと同じ転生者と言う同胞だったのよ


確か此の地域を治めた此の・・因みにだけど現当主も貴方の同胞よ其れで彼は自分自身の前世が「元ロシア人で80歳まで生きて居て元軍人」と言う事だけしか


だからこそ私は此のシベリア地域のロシア王国からの地域独立戦争が起きた際に私も独立戦争に参加をして活躍をした物よ」と彼女自身の此の世界の一通りの軌跡を教えて下さった


そして俺は天音さんに「先程の会談で述べた通りに私も此の国の当主もそして昇一ちゃんも全て此の国の王族は転生者なのよ・・だからこそ此の国は傑さんが建国をした国に対して全力的に貢献をする気で居るのよ


そして傑さん実の事を言えば私達の国は之からモンゴル帝国との戦争の終結協定の締結又を結ぶ心算で居るのよね


まあ大きな理由としては無意味な戦いを終わらせたいし、そして私が暮らして居る国の優秀なスパイの皆さんがね大変優秀でさ


其のまあ先程のスパイの皆さんの情報ではまあ傑さんも察して居る通りにモンゴル帝国の大躍進の裏側には転生者と言う存在が深く関わっているのよ


だからこそ私は先程の今回の旧神聖シベリア帝国領域での戦争に対して明確な領域の策定と


そしてあの会談の後に此のノヴォシビルスク王国はさ別天津神共和国連邦とモンゴル帝国と大日本帝国で3国同盟を結びたいと言う趣旨を私とそして昇ちゃんそして此の国の上層部の皆さん等


だからこそ勿論其の時に傑さんが建国をした国家そう確か別天津神共和国ソビエト共和国も同時にモンゴル帝国との国交樹立を果たす為に先程述べた神聖シベリア帝国とモンゴル帝国との国交樹立を結ぶ際に同伴してね」と今後の事に着いて話したのである


そして俺は清美さんと会うべく戦車を進めたのだ、勿論の事天音さんを乗せて


以下天音の今までの人生の回想

私は好さんから此の試練を受けてから此の世界で1000年否2000年以上生きていた


勿論多くの出会いと別れを繰り返して来た・・そして自分が前世が人間だったと言う事実と言う物も転生者と言う前世と言う名の遠い過去の記憶を打ち明けて語り合いたいと願っていた


そして私は此の世界に来てからの10年の月日に費やして世界と言う存在の探検をする為にあらゆる場所に赴いた


そして私の体は4足歩行と2足歩行何方の形態にも態様をしていた・・そして私は最初に好さんが述べていた「訳合って此の世界に赴かせた5人組のその後」が気に成って其処に向かった


だけど私が好さんに聞いた住所と言うか彼らの拠点がある筈の場所には残念ながら人と言う物は存在しなかった


如何多分だけれども此処に住んで居た同胞は敵の侵略行為を受けて5人全員全滅をしたと言う事か其れとも此の世界にしか存在しない病原菌や風土病に掛かり殲滅をした可能性もある


だからこそ私は彼等の此の地で成し遂げられなかった事を叶えるべく行動を移したのである


そして私が最初に目を付けたのは此の世界の欧州に相当をする大地であった、如何して私が此の地を選んだのかは此の前世で私が暮らして居た世界でのローマ帝国の時代の欧州は基本的に「多神教」で有った


そして此の世界でも此の地域は多神教を上げめる人々が多かったからであろう、そうだからこそ例え病人でも異教徒でも亜人そして精霊の類でも受け入れてくれるのだ


そしてローマ帝国が出来るまでの間は此の欧州地域では戦国時代に成って居たのである


そして私は後の神聖シベリア帝国の元と成る「神聖ローマ帝国」と言う国家の建国者達の一人として活躍をした


そして先程述べた様に此の建国者達は「転生者集団」だったんだ、だからこそ私達が神聖ローマ帝国を造ったんだ


そして私が先程述べた、だけど時代が日に日に今に近付くにつれて「亜人」と言う存在は人間との蟠りを読んで


そして只蟠りの段階ならば良かったけれども・・だけど最終的には


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