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その牙は「何故(なにゆえ)」存在する?

前回打ち解けあうことができたので、要はその続きです。

狼と言うのは、西洋と東洋では価値観の違いで其の狼と言う存在に対して「印象や狼に対する感情」は如何やら違うらしい。


東洋、正確的に言えば「日本」での狼と言う存在は「山の神の使い」と言う立ち位置で存在をしていた。


又日本の山間の地域では狼と言う存在は「大きな口の神」を略して「おおかみ」と言う風に読んでいて「戦いの神や獣害から守る神」と言う風に言われて居るからこそ「狼信仰」をする神社も存在する。


だからこそ日本での狼の立ち位置は「山の神」と言う事から解る通りに「信仰や崇拝の対象」で有る事が伺う事が出来る。


そして・・西洋の世界では専ら「害獣」と言う認定を喰らっている「赤ずきんちゃんの話」や「7匹の子ヤギ」等の話から「狼の世間での扱い方」がある程度察しが就くだろう。


其れは「欧州」では「羊等の家畜動物の牧畜」をしていて「狼」が羊等の家畜動物を喰らう事により・・だからこそ欧州では狼と言う存在に対して忌み嫌うのであった。


特に北欧神話では「フェンリル」と言う巨大な狼はまあ最終的には心臓を刺されて死んだと書かれていたな。


そして「ローマ帝国の神話」で「ローマ帝国の前身」である「ローマ王国の建国者であるロームルスとレムスの双子の兄弟は雌の狼によって育てられたと言う伝説が存在する」


又「ギリシャ神話」では「レートー」と言う女神のモデルは狼と言う話すらも存在する・・だからこそ古代の欧州では日本と同じ様に「狼の神格化」が一応成された事が充分に見て取れるのだ。


多分だが欧州内で「家畜」と言う概念が出来た後から「狼」と言う存在は「獣害認定」を受ける様に成った。


さて何故俺が狼の事を語りだしたかと言うと今いる国の「ノヴォシビルスク王家の紋章は黒狼が剣を銜える」と言う図柄に成っている


そして「国家の紋章も黒狼が杖を銜えている図柄」と言う訳である・・だからこそ「狼の会話」をしたのだ。


そして「イワン・ノヴォシビルスクの前世」は如何やら「大将の前世の前世の日本人」だそうだ。


彼の前世は「宮本 昇一 みやもと しょういち」と言う名前で「1906年から1992年」まで生きた人物で本人は「戦前は満州暮らしをしたもんだ」と意気揚々と語っていた。


そして彼は元々はロシア人だったが「ソビエトの赤色革命」で「家族共々」ロシアの大地から離れた所謂「白色系ロシア人難民・・反ソビエトが故にソビエトから離れて暮らさなければならなくなったのロシア人」だそうだ。


其れで彼事「昇一さん」はロシア人だった頃の名前を忘れたと言っていた・・実のところ俺自身も日本人時代の名前やソビエト時代での軍人時代の階級等は思い出せるのだが


ソビエト時代の「自分自身の名前」は思い出す事が残念ながら無理だ・・他人から声をかけられる場面になると「銃声や爆撃音」で上手い具合に挿まれていて中々自身の名前を聞く事が出来ないのだ。


そして・・今いる部屋で「昇一さん」と此れからの「現在モンゴル帝国の支配下に置かれたシベリア帝国の構成の処理の仕方」と・・そして何故「アレクサンドルの家系はかつてのトムクスの風雲児の遺児であるアナスタシアの保護」をしたのか?


そして「ノヴォシビルスク王国」が何時から「大日本帝国」との関係を築いたのかを気に成ったのでそれについてしょ「ノヴォシビルスクの家系の人間と風雲児との詳細」を教えて貰ったのだ。


それで「昇一さん」は俺に対してそれらの全てを話して貰った。


「以下ノヴォシビルスク王家とトムクス王家の家系の話」


「まず最初に「ノヴォシビルスク家の誕生秘話」を其処から語らなければ成らない・・


先程の話した通りに「ノヴォシビルスク家」は「トムクスの風雲児」である「ウラジミール・トムスク」は自身の親父である「レフ・トムクス13世否12世?」という人物を余り良く思っていなかった。


何しろ自身の弟である「アレクサンドル・トムクス」がいなければ何事も政治が上手く行かない所か逆に破綻をしてしまう程「為政者失格」な人物だった。


要は「崩国を司る・・殷の紂王や夏の傑王」を体現をしている様で、「政治家又は為政者」じゃなくて「美術家や芸術家」なら「成功を修めていたであろう」人物だった。


様は最初から次男や三男として生まれていたのならば・・周辺にも、そして本人も幸せな人生を送る事が出来たのかも知れない


だからこそ「ウラジミール・トムスク」は少年期の段階に自身の叔父・・否大叔父である「アレクサンドル・トムクス」が暮らす「ノヴォシビルスク公国又は大公国」で少年期の期間に「自身の叔父に統治者や為政者のイロハ」を全て叩き込まれた。


私の国否「トムクス王国での仕来りでは・・国王の息子娘は王族の親族に預けて政治や勉学、教養の指導を全て引き入れる」其れが「国王の継承者達がすべき仕来り」であった。


其れをする理由は此の国の建国者「アレクサンドル・ノヴォシビルスク」の情報では「トムクス王国又は神聖シベリア帝国の建国者である レフ・トムクス1世」は自身の父親で有った「シベリア独立戦争の功労者のアキーム・ヒョードロフ」が先程の独立戦争時に死亡をしてしまった。


そして其の後の「アキーム・ヒョードロフが率いていた神聖ソビエト帝国の抵抗組織」は「神聖ソビエト帝国」に一度壊滅的な状況まで追い込まれた、だが「解放軍の構成員」が鳴りを潜めている時に


其の時に「フョードル・ヒョードロフ」と言う「アキーム・ヒョードロフの弟」が色々と裏で暗躍をしていた。


そして多少余談に成るが此の時使われた独立軍の旗が「トムクス王家の紋章」そして「旧トムクス王国の旗」と成ったり


其の時の「アキーム・ヒョードロフが率いていた神聖ソビエト帝国の抵抗組織」の組織名である「テーゼ」が「神聖シベリア帝国の国是」と成った。


因みに「トムクス家の紋章」は「上から白、赤、青が3色の線上が描かれて真ん中に剣がクロスして交わるような形」だった。


そして現在の「ローマ帝国の構成国のロシア王国の国旗」は「上から黒、黄、白と中央に二つの頭を持つ鷲」が描かれている、まあ何とも立派な旗だそうだ。


因みに何で急に「ロシア王国」の話をしたのか・・実の事を言えば「139年の11か月と21日」も前の話だが「ロシア王国の神聖シベリア帝国の侵攻・・まあ彼等からして見れば旧領地の奪還」


まあ通称「スムータ計画」である・・まあ傑さんはロシア史を理解できていると思うが「それが・・長い間ロシア史を忘れたんだよな、何しろ80数年間ロシアの歴史の復習をしていなかったからなあ」


そうか・・まあ昔から言うよな「まあ民族の歴史をある程度理解できなければ・・世間では大恥をかくがな」


まあ別に言いか「スムータ計画」と言うか正確的に言えば「ロシア・ツァーリ国内の大動乱」と言う意味だ。


まあより此の世界風に分かり易く言えば「レコンキスタのロシア版」と言う現象を「ロシア王国」の方から起こした。


理由は先程の様に「神聖シベリア帝国の領地奪還」もそうだが、仮に征服行為が失敗をしても「神聖シベリア帝国内での動乱」が起きるからな


まあ145年前の「トムクス王国の王 レフ・トムクス8世」は失政を続けていた・・だからこそ「ロシア王国側」も其の事を重々理解して居た様だ。


まあ最終的に見れば「レフ・トムクス8世」は自身の孫である「後のレフ・トムクス9世」にクーデターを起こさせて「二キータ・ノヴォシビルスク公爵」と共に「ロシア王国軍」を見事に追い返す事に成功をした。


だが、先代のトムクス王国の王の「レフ・トムクス8世」は否彼のブレーンは今までの失政続きを有耶無耶にしたいのか、又は自身の権力の奪取を望んだのか


其れとも英雄に嫉妬をしたのか、自分達の一族事殺されるからだからこそ「先手必勝」の形でしたのかは理由が書かれていないが・・まあ「レフトムクス8世のブレーンたち」は「反乱」を起こしたのだ。


其れで世間一般的に見て彼らが「反乱」を起こした理由は「実は両名は裏でロシア王国と繋がっているんだよ」と言う理由で「他のシベリア帝国の部族や公爵家や伯爵家の貴族の人間に喧伝活動」をした。


其れで結果は「本心はお前達が又私利私欲で権力を握りたいだけだろうが」と成り「先程のシベリア帝国の諸侯」は先程の「ブレーン達の呼びかけ」を無視をしたのである。


まあ結果から見れば「ロシア側の失敗」に終わる結果に成ったんだが・・未だに「ロシア王国」は「シベリア地域そして極東ロシア地域の再征服」を虎視眈々と狙って要る位だ。


だが、何方にしろ「此のレフ・トムクス8世の失政」が行なっていた失政により「シベリア帝国と極東ロシア地域の諸侯や有力者」は「トムクス王国そして神聖シベリア帝国からの離反」を行うつもりでいた位だしな。


だからこそ「レム・トムクス9世」は「江戸幕府の8代将軍の徳川吉宗」見たいな「中興の祖」又は「レフ・トムクス1世の生まれ変わり」と語り継がれている。


そして話は過去に戻り「幼きレフ・ヒョードロフ」は自身の叔父に「神聖ソビエト軍」に対して「生存」している事を匿われる目的として・・


又は彼自身が次の「ソビエトからの独立を望む一つの解放軍の指導者として全ての独立軍の主導者」と成る為に幼き「レフ・トムクス一世」は自身の叔父である「フョードル・ヒョードロフ」に「英才教育」を学ばされたお蔭で立派な指導者に成ったと伝承では書かれている


そして其の伝承によれば「フョードル・ヒョードロフの性格」は「端的に表すのなら、表で活躍をする様な性格では無い、裏の世界でこそ力を発揮をして束ねるだけの器が持ち合わせている」と書かれている


だから此の伝承が本当ならば彼の性格は「生きる為ならどんな手を使っても生き残ろうとする「ならず者」、大事な物の為に自己犠牲の出来る存在」と読み取る事が出来る。


其れで「フョードル・ヒョードロフ」は先程の「自身の兄であるアキーム・ヒョードロフの壊滅した解放軍」を持ち前の統率力と


 「他人への脅迫的な行為をしての勧誘」や洗脳による「反帝国主義教育を行い」等「合法又は非合法な手段」で人員確保で自力で「解放軍」の立て直しを成功をさせたそうだ


此れにより壊滅状態で解散をした筈の「アキーム・ヒョードロフの壊滅した解放軍」は組織の潰滅から「4年後」に又再興を果たすのであった


そして其の話・・まあ所謂先程の「独立神話」には続きが存在する、「フョードル・ヒョードロフ」は先程の今までの全ての努力の結晶である「解放軍の指揮権又は指導権」を全て自身の甥に譲渡をした。


理由は「アキーム・ヒョードロフの壊滅した解放軍の嘗ての構成員」を呼び戻す一環として其れをしたと言われている


だからこそ嘗て「アキーム・ヒョードロフの解放軍」と共に戦い地下組織で暗躍をしていた連中は又「アキーム・ヒョードロフの遺児の名の元」に馳せ参じて「神聖ソビエト軍の軍隊」と戦ったそうだ。


其れで「フョードル・ヒョードロフは暗躍部隊隊長兼組織の参謀総長」と成り先程の「新解放軍のブレーン」として「自身の甥」をひたすら影乍ら支援と支えをしたそうだ。


まあ理由は先程の彼の性格ではたとえ指導者と成ったとしても、先程の「アキーム・ヒョードロフの解放軍の古参派」や「レフ・ヒョードロフの名の元に集まった新入り派閥」からも


「フョードル・ヒョードロフ」と言う人物の性格や行動の方針には、誰も付いていかない所か「彼に不満を持つ派閥」が「組単位での脱退や反逆」をする事事態彼は察していたのだろう


だからこそ、如何やら本人である「フョードル・ヒョードロフ」が一番理解をしていた・・だからこそ「甥」を首領にさせて、自分は裏で操ると言う「スタイル」をした所謂「摂関政治」見たいなもんだ。


因みにだが「フョードル・ヒョードロフとフョードル・ヒョードロフ」の年齢差は「11」で一世代は離れた兄弟で実は「長男と4男」の関係で「次男と3男」は「先の独立戦争」で死亡をしたそうだ。


そして「フョードル・ヒョードロフとレフ・ヒョードロフ」の年齢差は大体「16」も離れている。


そして話は「レフ・ヒョードロフ」が「神聖ソビエト帝国からの独立」を勝ち取る所まで話を進める。


大体「レフ・ヒョードロフ」が「23歳」の時の頃「ロシア王国の南北分裂」が起きたそうだ・・そして「シベリア地域」や「極東ロシア地域」は完全に「ロシア王国」の管理下から外れる事に成ったのだ。


此れにより完全に「ロシア王国のシベリアそして極東地域への影響力」は壊滅的に性って、実質的にゼロに近い状態と成り果てた


此れにより「後ろ盾のいないシベリアと極東地域のロシア王国の統治者の代理人達」は次々と「自決行為」や「統治者自ら玉砕的な攻撃」をしたららしい


「シベリアそして極東地域の監視と支配をしていたロシア王国の統治者」は本国の後ろだけを持てなくなって、殆どの地域が革命軍により敗走に敗走を重ねて、そして「ロシア王国からの独立」を勝ち取る事に成功をした。


因みに「神聖シベリア帝国の建国の時でもロシア王国の支配下に置かれた地域」と言うのは具体的には「クラスノヤルスク首長国のタイミル公国とエヴェンキ公国とサハ公国とチュクチ公国」の4カ国は最後まで抵抗をしたが


「神聖シベリア帝国の建国」から「約45年後」に「セヴェルナヤ・ゼムリャ諸島の陥落」を持ってして「シベリア地域のロシア勢力の滅亡」が完遂する事が出来たのだ。


そして、話は多少逸れるが「北ロシアの支配地域」は「カレリア、フィンランド、ロシア」で「南ロシアの支配地域」は「ベラルーシ、ウクライナ、クリミア」と成っている。


だから領土的な大きさから行けば「北部ロシア」は「70」で「南部ロシア」が「30」の関係であったから以下に「南部ロシア」が劣勢に立たれているかが伺う事が出来る。


だが「南部ロシア」の方が最終的には「今のロシア王国」の元に成ったと歴史の教科書には書かれている。


では何故「北ロシア」の方が崩壊をしたかと言えば「連邦制を取って中央集権化が遅れた」、「盟主であるロマノフ家の当主が政治家としとして碌で無しだった」と「南ロシアは商人に対して優しい国家」言う事が挙げられている。


そして今から「164年前」に「ロシア王国の統一」が見事に果たされたのである・・此れにより長きに渡る対立関係は終止符を迎える事が出来た。


そして・・「フョードル・ヒョードロフ」は「ロシア王国の南北分裂」がしている間に彼は有る事を考え出したのである。


其れが「神聖シベリア帝国の建国に向けての対ソ帝のテロリストやレジスタンスの別集団への協力協定」をすると言う空くまでも最初は一個人で「理想の実現」の為に行動をしだした。


其れで其の事を同じ「テーゼの構成員」は「別のソビエト抵抗組織との同盟」に関して最初は「何故この様なめんどくさい事をしなければ成らないのか?」や「そんな事をしなくても吸収併合をすれば良い話だろ」とあんまり「良い評価」を貰う事が出来なかったそうだ。


まあ・・似た様な組織と一緒に急に仲良くしろと言うのは無理があると言う事は「テーゼの面々」も充分に理解が出来ていると言う事だ。


確かに其の時の「神聖シベリア帝国らの独立運動を目的で動く組織」は其々の「神聖ソビエト帝国の構成国内」で別々で行動を居ていた。


だからこそ・・其々の別の組織がどの様に行動をしているか分からないし其々連絡を取るのが中々出来ない程「当時の交通事情」は大変に宜しくないと言う状態だった。


其の時の一番早い手段であった「馬」はそう簡単に買える様な動物じゃ無かったと言うのも一つの要因として存在する。


だが最終的には「フョードル・ヒョードロフ」は他の「テーゼのメンバー」に対して独断で有る行為をしたのだ。


其れで何を仕出かしたかと言えば「大日本帝国への出向き」と言う前代未聞の行動を仕出かしたのだ。


確か此の時代の大日本帝国の国力では確かに「極東ロシア地域やシベリア地域の占領」をする事が出来る程だった。


こうして「フョードル・ヒョードロフ」は他の「テーゼのメンバー」に対して「自分が此れから大日本帝国に向かい・・そして「シベリアと極東ロシア地域の安定化」の為に又は形亡きソビエトからの脱却を望む為に「革命家のフョードル・ヒョードロフ」は叫び続けたのである。


其れで此れに関しては「テーゼのメンバー」も「確かに今の俺達は穴倉に隠れて暮らして・・夜んお待ちに紛れて敵対者と支配者の排除は確かにもう沢山だ」と言う理由で「フョードル・ヒョードロフ」は単身で「他の神聖シベリア帝国の反抗組織との連帯協定の策定」と「大日本帝国への援助要請の支援」をしたそうだ。


そして、フョードル・ヒョードロフは「大日本帝国」に着いた頃には最初のトムクスの大地から離れて「約9年の月日」が経ってしまったそうだ。


其れで「36歳」に成ったフョードル・ヒョードロフは「大日本帝国のお偉いさん」に「シベリア地域を助けて我々大日本帝国に何らかの旨みが有るのかね?、仮に旨みが有るとして具体的にお主の口からゆうてみい」と言われたそうだ。


当然此処で「大日本帝国からの支援」を大日本帝国の方から拒否をされてしまったら今までの苦労を失う事に成る事事態理解をしていたので・・「フョードル・ヒョードロフは自身の回想記」で


「もしあの時自分の心情を端的に表せと言われたら・・そうだな「生きた心地がしなかった」と言う感じだったな


 又はテーゼの再興を決意を望んだ、あの日以来に心に大きな決意を科して「生きて往往かなければ成らない」と言う「悟りの境地」と


もう自分の人生には後戻りが出来ない覚悟を秘めていた物だ」と何処か遠くを眺める様に言っていたそうだ。


結果としては大日本帝国側の先程の問いに対して・・大日本帝国までくる道のりの「資源などの情報」を上手い具合に交渉の道具として使い


「我々シベリア領内には・・金や石油、そしてダイヤモンドと言った鉱物資源が多く取れます、其れを神聖シベリア帝国の上層部はは今まで其の価値を見いだせずに放置までは行きませんでしたが軽視をしておりました・・


だからこそ貴国には其の価値を其の真価を理解しておられている筈です、そして私達が活動をしているトムクス地域は」と言ったそうだ。


其れで・・「フョードル・ヒョードロフ」は大日本帝国に「神聖ソビエト帝国への干渉」と「シベリアそして極東ロシア地域への独立援助の約束」をする事に成功をした。


此れにより「大シベリアの地域 極東ロシア地域とシベリア地域を合わせた地域の通称名」は「大日本帝国の独立援助やロシア王国の亡外交策」で見事「フョードル・ヒョードロフ」が「47」の時に「独立の承認」を勝ち取る事に成功をした。


其れで実の事を言えば「神聖シベリア帝国の構成国の境界線」はな実の所に言えば「其々の支配地域は神聖ソビエト帝国に其々の反抗勢力が暴れていた支配地域」を基準で線引きをしたそうだ。


そして如何してトムクス王国が「神聖シベリア帝国の盟主」に成る事が出来たかと言えば


さて其の後の「フョードル・ヒョードロフ」は述べると「ノヴォシビルスク地域を治める公爵」と言う地位に着いた。


そして彼の死後「ノヴォシビルスク地域を治める人間」は「レフ・トムクス1世の命令」により「公爵家の誕生」をしたそうだ。


そして「レフ・トムクス3世の治世」に成る頃には「ノヴォシビルスク公爵殿下の活躍と功績により公爵家の廃止」と新たに「ノヴォシビルスク大公家の昇格」が起きたそうだ。


だけど「神聖ソビエト帝国からの独立と神聖シベリア帝国の建国時」の時まで、フョードル・ヒョードロフには「実子所か未婚」だったそうだ・・理由は色々あれ


自身の回顧録を書いていた部下から「何故貴方は一番の功労者なのに、自身がリーダーに成らずに剰え結婚や実子を設け様とはしなかったんですか?」と言う問いが流れたそうだ。


 確かに私の人生は革命に人生の大半を使い・・結婚をする余裕が存在しなくかった、否逆に結婚をすれば妻子や其の家族に迷惑をかける可能性も存在して居た、


だからこそあの頃に結婚と言う行為をしようとも思わなかった、そして仮に私の実子が存在したら


私が考えられる中で最悪な選択肢として、孫否玄孫の代位にトムクス王家に目に付かれて私の子孫は全員粛清をされてしまい・・最終的にお家断絶をされてしまうだろう。


例え粛清をされる原因として・・力を付け過ぎたノヴォシビルスク公爵家・・否大公家がトムクス王家に対して強すぎる内政の干渉が原因と成る事は歴史を知れば有る程度察しが就く。


実際に今「ヨーロッパ大陸のロシア王国」が一番分かり易い実例として存在をする・・人が人である以上は「神聖シベリア帝国」も将来的にあのような展開に成るだろう。


此れはある意味決定事項だ・・人間が欲望を全面に出して行動をした結果の末路が

「国家の分断」又は「同じ民族の決裂」と言う結果に陥っている以上は「神聖シベリア帝国」も対岸の火事では済む事は出来ないだろうな。


其れで「神聖シベリア帝国の国家の分断」が一番最初に行われる一番良い実例と成るのは「トムクス王家とノヴォシビルスク大公家の対立」・・通称「叔父と甥の血生臭い一族同士の戦争」と後世に語り継がれるだろう。


理由は先程も話した通りに、元々「ロシア王国の分断の原因」は「後継者争いや民族間の問題」等の色々な問題が有った


 例え親族の恩人である叔父さんの子孫でも・・其れは空くまでも初代国王との関係だ、だからこそ今は空くまでも「上司と部下」の関係だ


だが今は只力を付けてきている危険な存在だ、そして相手側も他の構成国の諸侯と密かに会談をしている」其れをする理由が「トムクス王家の滅亡」


そして「神聖シベリア帝国の盟主の座の転覆」と言う理由で「ノヴォシビルスク大公家の征討作戦」を「トムクス王家」にすれば「庶民の生活の逼迫と国力の低下」が目に浮かぶだろ。


そして滅ぶだけなら「ノヴォシビルスク大公家」ならば其れだけで良い・・問題は「トムクス王家の其の時の王」が「敵対勢力の排除」を其れだけで済まされる事で満足をすれば良い。


だが現実的に考えれば「敵勢力の排除」は「ノヴォシビルスク公爵家又は大公家の排除とお家取り潰し」だけでは済む事なんて有り得ない。


そして今度は・・先程の「ノヴォシビルスク公爵家に仲が良かった神聖シベリア帝国諸侯」を難癖を付けての「御家の取り潰し」と言う事をしだす。


そして最終的には「トムクスの王」は「自身の反対勢力」を難癖付けての御家取り潰し・・そして「反王国勢力の軍事的制裁」又の名を「懲罰戦争」へと発展するだろう。


そうなれば我々が嘗て死闘を繰り広げた「神聖シベリア帝国の盟主ロシア王国」と同じ様な末路を辿る事に成るだろう。


其れで今の代で将来の憂いを出来るだけ摘まなければ成らないのだ・・其れで最初の第一段階として、私の代で「ヒョードロフ系統の断絶」そして第二段階は「宗家の次男坊の養子縁組の確率」、「宗家の暗部職の独占」、「独自の軍隊の許可」をさせる必要がある」と「48歳」の死ぬ間際の時に自身が信頼をしている所謂右腕格の従者に言ったそうだ。


まあこう言う一面が存在するから・・一部の人間からは「神聖シベリア帝国からの独立運動の真の立て役者」として後世に語り継がれている


其の後にフョードル・ヒョードロフは「独立運動の真の立て役者」として、自身の役割を終えたかのように「48歳」で結局未婚のまま此の世から旅立つ事に成った。


其の後の「ノヴォシビルスク地域の所有権」は結果的には「フョードル・ヒョードロフの遺言」には以下の様に書かれていた


「トムクス王家の優秀な為政者である人間又はトムクス王家の次男に此の「将来ノヴォシビルスク王国と成る地域の所有権」を私の遺産としてくれて遣ろう」と言う事と成っていた。


だが・・先程の条件には続きが存在をして・・其れを達成をするのはなかなか大変な事らしい


「正し、基本的に此の公爵家の地位に就く人間は次期トムクス王国の摂政に成る必要がある・・

 

 だからこそ公爵なる人間は自分自身がトムクスの王に成ると言う大それたことは言わない


そして・・国王に取り繕い自分が望む国家の建設をしては成らずに空くまでも王様に助言や忠言を言う様にする。


そして此の地位に付く人間は余程の事情が存在しなければ、結婚をしては成らない。


此の地位に就く人間はトムクス王家の次男や3男が成る事が必要だが、其れをする理由は基本的に此の公爵家は世襲をすると言う制度を取っては成らないからだ。


先程の世襲制をすれば後々問題が発生をする可能性が出て来るので・・だからこそ先に問題を摘む為に世襲制を禁止をする」と言う事で結論から言えばこう言う結論に辿り着く


「例え優秀でもトムクス王国の王子の次男坊や3男坊が自身が王に成れないと言う理由で、革命やクーデターで悪戯に国内の混乱そして引いては「神聖シベリア帝国の構成国への問題の拡大への未然防止」とも充分に解釈が出来るのだ。


そして・・其れが原因で「他国からの内政干渉」や「軍事的な干渉」最悪は「干渉戦争の勃発」により「シベリア帝国内の構成国の他国からの軍事支援により独立戦争の開始」と言う風に成ってしまえば、最終的には「トムクス王国の他国による占領」と「王国の崩壊」は目に見えて仕舞う。


だからこそ「ノヴォシビルスク公爵家否下手したら大公家の世襲」と言う事で「次男坊や3男坊」は満足をするだろう。


何しろ国の成り立ちから言えば此方の方が「シベリア帝国構成国の影響力」が断然高いのだ・・


だからこそ此方の方が「トムクス王国のレフ家」より位が高いと言うのが「シベリア帝国の全構成国の諸侯」は「ノヴォシビルスク大公家」に対して


「イザと言う時はトムクス王家を助けを求めずにノヴォシビルスク大公家にと寄る様にしろ」と言うのが「共通認識」として存在している様だ。」


其れで「神聖シベリア帝国」で「ノヴォシビルスク大公家の当主による構成国のかじ取り」や「トムクス王国の権威」で


「シベリア地域と極東ロシア地域」に広がる大きな「連邦制国家」として全盛期と比べて半分以上の「領土的損失」を今尚曲りなりにも「モンゴル帝国」に対抗をする形で戦い続いているのだ。


何故戦える事が出来るのかは「自動小銃の導入や戦車の導入」をしているから、と言う所謂「現代銃器や戦車のいち早くの導入」や「兵士の錬度の向上や徴兵制の廃止」が挙げる事が出来るだろう


だが「神聖シベリア帝国」は元来「シベリア地域と極東ロシア地域」までが支配領域だった・・だが先程の「139年前の戦争」で「極東地域」は完全にとまでは行かないが「半独立国」と言う状態に成っていた。


そして「極東ロシア地域」は「先代否、トムクス王国の最後の王で現代のトムクス藩王国の女王の父親のレフ・トムクス13世」の治世の代には完全に「極東ロシア地域の民衆」はシベリア帝国のトムクス王国に使える位なら自分達の国を作ってやる」と言う風に成り・・


様は「独立意識」が非常に高くなっていったし、そもそも昔からアノ地域の哲学や価値観として「独立独歩」と言う風潮が流れていたし・・そして「政治の中心」が殆ど「シベリア地域」で決められていたから


その末路が今は傑さんも理解をしている様に「モンゴル帝国に着いた方がマシじゃない」と言う風な空気が流れていたのだ。


だから如何して「極東地域」がこうもあっさりと「モンゴル帝国の奪取」が出来た背景の一つには「トムクス王家の失政」が見え隠れをする。


そう言う状況下に成った・・だからこそ「トムクス王国」は自分達が仕出かした行為を尻拭い出来ていない・・様は「政争や風紀の乱れ」が目立つ様な状況下に置かれているのだ。


其れに未だに「トムクスの権力者又は権威者」は「自分達トムクス王国が盟主であることは変わりが無いのに彼奴らは好き勝手しやがる」と言う様に未だにあいつ等の頭の中は「自分達が中心」だと信じて疑わないのだ。


だからこそ「トムクスの連中」以外の「神聖シベリア帝国の構成国」は体たらくで過去の偉業だけが精神の支えが無ければ国が成り立たない国家と言うのが「対外的に見たトムクス王国の評価」と言う位酷い評価しか貰えない様に成り果てたのだ。


否「酷い評価」だけなら未だマシか・・最悪は「アンタにやる評価なぞ存在しない・・強いて言うのならトムクス王国の滅亡こそが皆から望まれて要る評価だ」と言われ兼ねない位「政治と治世」が凄惨だった。


もし・・傑さんアンタが此の世界に来なければ「トムクス王国の解放」は後3年や5年はは平気で掛かっていただろうな・・まあ其分トムクス王国は私の国に大きな借りが出来るんだけどね」


そして、此処だけの話だけどな・・所で傑さんよアンタに一つ尋ねたい事が有るんだが「トムクス藩王国」で「女王陛下」に取り繕いをしていた「黒色衣装」を着ていた連中は居たか?


「否・・見た感じそんな連中は居なかったぞ、なんかノヴォシビルスク王国からして見たら不都合な組織・・そうだな其の黒い服を着た連中は中国の宦官見たいな役割を担う連中か?」


まあ同じ転生者同士の契りの代償として特別な話をするが聞くか?勿論此の話を聞くと言う事は此れから一蓮托生だぞ?


流石に私から聞いた事を他者にベラベラ喋られれば・・私の命所か最悪「アナスタシアの命」すらも、先程の「黒色衣装の集団」に此の世からの抹殺をされかねないからな。


「ふん笑わせるなよ・・アンタは此の部屋に来る前に俺を殺す覚悟が出来ていると抜かしていたよな?


有れはね、「昇一さん」あんたの器を計らせる為に確認をしていたんだよ、俺自身そんな簡単に他人に命をやれる様な聖人君子じゃないんだよ。


だが・・アンタには其れなりに覚悟を見る事が出来たから、まあイザと言う時アンタは「ソビエト共和国のオムクス特別行政地区」に逃げ込めば良いしな


理由は幾らでも考えられる「行方不明」や「同盟の証としての人質要求」等幾らでも理由を付ければ来る事なんて難しい事じゃないぞ。


仮に昇一さんに兄貴や叔父が存在するれ場・・そして現国王が認めてくれる事が前提何だけどな」


 そうだな・・ならチャンと「オムクス特別行政地区」に私を匿う場所を本当に用意して下さいよ


さて・・長年私は此の世界に転生をされて、此の軍事関係の仕事に次いて仕事をして居る傍らに私はある組織を追っていた


そう・・必死に成ってある組織を追いかけて居たのだ、「旧トムクス王国」で裏で操っていた連中共・・確か組織名は「テーゼ」先程話したように「トムクス王国の建国者」が所属をしていた組織名から来た「秘密結社」だ。


其れで実の所を言えば「俺の黒狼部隊」を使って先程の秘密結社の「テーゼの組織規模」追っているんだが・・中々足取りが掴む事が出来ないんだ。


如何して私が先程の様な「秘密結社の足取り」を只ひたすら追い掛けていたのかは、そうだな強いて言うのなら


「秘密結社だからこそ、何らかの裏情報を手に入れてトムクス王国に対して揺さぶりを掛ける為に使える」と言う認識で最初私は「テーゼの追跡」をしていた。


だがそれらを調べている内に有る事に辿り着く事が出来て仕舞ったんだ・・いいか傑さん次に話す話は冗談でも創作でも無い事を念頭に入れてくれよ


そして何時から黒狼衆を「トムクス王国」に潜入をさせたかと言えば、実は彼此「45数年前」も昔から「黒狼衆」を「トムクス王国」側に気付かれない様に徐々に徐々に「工作員と諜謀員の派遣」をしてきた。


だが私の父型の祖父の代に創設をされた成ったとしても・・その実態は未だに掴む事は出来ていないのだ。


だから私は最初から「そう言う組織名」と言のでは無くて一種の社会思想や運動だと思っていた。


だからこそ・・今までの行為は同じ思想の名の元に色々な人間が独自に動いた結果を「テーゼ」と言う架空の組織が全てやった偉業として残っていると思っていた。


だが、長年の調査でやっとの事先程の「テーゼ」と言う組織は実在する事が確認が出来たのだ


そして長年の調査で掴んだ事を「先程辿り着いた答えはな・・」」


と話をしていると突然外から騒がしくなったので俺等は「AK-47」と「マカロフ拳銃」を武装をする事に成った・・そうして要ると「可笑しい・・実は今泊まっている場所は軍人しか泊まれない・・早い話軍人限定のホテルだ」と言っていたのである。


と言う事は「ノヴォシビルスク王国の軍人にも裏切り者又はテーゼの信望者」が存在して居ると言う事か?そうなら遅かれ早かれ「軍事クーデター」を起こされる可能性が有るな


そう言う事を「昇一さん」に言ったら、少し考え事をしながら


「ああ・・確かに此のノヴォシビルスク王国に元トムクス国出身の兵士や移籍をした兵士も存在する、


だからこそ裏でノヴォシビルスク王国を第2のトムクス王国として此の国の裏で牛耳ろうとする勢力が居ても別に可笑しく無い筈だな。


そして何を隠そう・・黒狼衆が如何して創設をされているのか、そして活動をしなければ成らない理由を理解できただろう


そう「黒狼衆」は「スパイ活動」をしているんだよ、まあ対外へのスパイ活動をする為じゃないけどな・・何方かと言えば「不穏分子や反乱分子の排除」其れが「黒狼衆の存在意義」だ。


だからこそ「黒狼衆」は「トムクス王国から移籍をした人間」を常々警戒をしながら、まあ日々裏で「反乱防止目的」で監視をしながら居るが等々決起をした可能性もあるな。」


此れで分かっただろう・・どれ程此の「ノヴォシビルスク王国」が「他国への御守」をしている事を、そして御守をされている人間が「我が儘な恩知らず」だと言う事を」


そう・・傑さんは言っていた、そして俺はお傑さんに「そう言えば・・俺とアナスタシアと愛実さんの部屋の前には武装済みの護衛ロボが居るんだよなあ」と言って見たら


昇一さんは「そうか・・ならば銃を握る必要も無いじゃないですか、そうかオムクス特別行政地区にはそれ程文明が進んでいるんですか」と関心をする様に言った


其れから辺りが如何やら「ギャー」とか「ワー」とか複数人の呻き声と銃声が聞こえたので如何やら「テーゼのシンパかテーゼからの刺客」は如何やら「警備ロボの守君一号型」によって見事に退治をしてくれたのだ。


そうして俺は念の為に昇一さんに対して「ガスマスクと防火服を着といた方が良いぞ・・防火服は其処のクローゼットの中に入っている」と言って


「はっ?何でクローゼットの中に防火服とガスマスクが入っているんだ?・・そう言えば確か4年前で此のホテルで火事が起きた際に、


死人や負傷者は出なかったが一室が全焼をした教訓でガスマスクと防火服の導入をしたと言っていたな?だが何故防火服を着なければ成らないんだ」と昇一さんは尋ねて来た。


其れで「オイオイ聞いた事は無いか?・・扉を急に開けると火が復活をすると言うあの現象が存在するから念の為にした方が良いぞ」と言ってやった。


そして「AK-47後期型」を両手で持ちながら器用に扉を開けて見れば・・黒尽くめの集団が「守君一号型」に負けてしまったようで・・様は俺の視界に見える辺り一面が「血の池」と成っているのだ。


そして黒づくめの集団の身辺を探ってみると「コルトM1903」と「MP18」が全員所有をしていたのだ・・それにしても古いオートマチック拳銃だ。


其れで・・見た感じは「テーゼに関わる物品」は残念ながら無いから如何やら襲撃をして来たのは「下っ端の構成員」だとうな。


そして昇一さんは「如何やら武装警備ロボットが此の辺り一面の景色を作ったのか・・本当にソビエト共和国を敵に回したくはないね、下手したら私が暮らしている国が崩壊しかねない」と冗談を言う感じで言って来た。


まあ「昇一さんが此の部屋に来る前に言った会話」は俺自身は何のハッタリも無くて本気の言葉だったと伝えると


「そうなれば、どうなるんだ?先程のロボットが此の国を侵略するんだろ?そうなれば辺り一面は今見ている景色以上に凄惨な景色が広がるんですよね」と勘弁してくれよと言わんばかりの口調で先程の言葉を言ったのだ。


まあ当然だ・・多分だが「ノヴォシビルスク王国の崩壊」は免れる事は無いだろうな、それにしても先程聞いた「テーゼ」は何を目的にして行動をしているのだろうか?


まあ・・我々「ソビエト共和国」に対して仇を成すような行動をしなければ、奴らの目的や存在なぞ「俺やその協力者が害を及ぼさない」のなら別段如何でも良いのだ。


そう俺が考えていると昇一さんは少し重いため息をついた後に俺に語り掛ける様に言って来たのである。


「此の様な集団が我々の組織に跋扈をしていると言う事は遅かれ早かれノヴォシビルスク王国もトムクス王国の末路を辿る可能性が非常に高いな此れじゃあ本当に裏で此の組織に操られて


最終的には先程の「テーゼ」によって「ノヴォシビルスク王国の崩壊」に成っても別段不思議ではないな。


そして、問題は「テーゼの真意」だな・・傑さん、もし貴方が「テーゼの人間」だと仮定した際に「今回の襲撃事件の真意」を1度考えてみてください。


私なら「外国の首脳を襲撃をして脅しをかけて自分達の傀儡化に置き自分達の都合の良い政策を通す」と言うのが今回の襲撃目的だと思うんだが、もし傑さんがテーゼの攻勢人で又は今回の襲撃事件の黒幕ならば如何言う意図が有るか考えて見てください」


そうだな、私自身の結論として多分先程の答え以外の他の回答は有り得ないし、此れの他に理由は無い」と昇一さんは言って来たのである。


確かに普通道理の考えならば昇一さんの考え方なら、一般的には正解だろうなあだが問題が色々と存在が有る。


何故態々「何故対象者を敵に回すような行為をするのか、仮に成功をした所で不振や反感や警戒を生む行為をするのだろうか」と言う2点の疑問が出来て仕舞うのだ。


「邪魔者の排除を考えるのが非常に妥当で有るだろう、だが相手は裏の組織である以上は・・幼稚な理由で俺達の排除をする訳が無いのだ。


だが問題は何を理由として俺達の此の世からの排除を行うかが問題なんだがな、其れか案外俺達の方が空くまでも囮又はついでのオマケの様な立場に過ぎなくて「アナスタシア」や「愛実さん」の両方の排除が目的なのかも知れない。


そう考えられる理由は「アナスタシア」は「トムクスの風雲児の遺児」で「愛実さん」はそうだな多分だがこの様な理由で排除をするだろう


「大日本帝国の協力者だがトムクス王国の機密情報の確保をしていて、世界中に公表をする事で又は其れを脅しの材料として使われる可能性が存在する・・


だからこそ此の世からの排除をして証拠の隠ぺいをしなければ成らない、そうしなければ我々の組織は壊滅を起こす」と言う理由で暗殺をするかもしれないのだ。」


そう言う事を言ったら、昇一さんは「充分にあり得る話だ・・だからアナスタシアと愛実さんは実はもう殺されている可能性が有るかも知れない・・何しろ先程から悲鳴が聞こえないからだ」と昇一さんは苦虫を噛んだ顔をして、そして焦る様な様な顔に徐々に徐々に替わっていた。


ああ確かに「静か過ぎる」と言う事で俺達は銃を装備しながら「アナスタシア事幸恵さんと愛実さん」が居るであろう部屋に走って向かうのであった。

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