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9話:シロ

「と、まぁこんな感じだな。」

俺は、クロとシロに一連の出来事について説明した。

実際俺もわからないことばかりなのだが…


「にわかには信じがたいが…そのペンダントを見る限り信用するしかにゃいしな…」

シロは俺のペンダントをまじまじと見ながら言った。


「それにしても…これは…3つのうちどれなのかにゃ?」


それは俺も知りたいくらいなんだが…


「と、言うよりもこのペンダントをみた瞬間に始まりの星の原石ってわかったくらいなんだしお前がわかると思ったんだが…」


初めみた瞬間にこれを始まりの星の原石と言い当てたのである。この疑問は持って当然だろう。


「いや、わからないにゃ。僕は一応勤勉家なんだにゃ。出世したいし。それで調べていたら本にそれと全く同じ形をした星の原石。すなわち始まりの星の原石が載っていたのにゃ。それで、判断はせどわからないのにゃ。ちなみにどんな能力なのかすらも…」


なるほどな…

いや、まぁしかし。こいつの出世に対する執念は凄いものを感じる。何か野望でもあるのだろうか。


「あ、わりい瞬。俺飯に呼ばれたから行かへんと。」


時刻を見てみると既に7時である。うちもそろそろ飯の時間であろう。


「そうだな。俺も落ちるとするかな。それじゃあお疲れシロにクロ。」


「お疲れ様にゃ。あとスターストールまで1週間にゃ。コンディションは整えておくといいにゃ。」


「じゃあお疲れ様やでえ。」


そういうとクロは早速落ちてしまった。

俺も落ちようとしたとき…


「あ、瞬」

シロが話しかけてきた。


「あぁ…やっぱりいいにゃ。明日になればわかることだしにゃ。」


シロが含みのある意味深な事を言ってきた。正直気になるが疲れていて言及するのもめんどくさかったので、適当に返し落ちることにした。


スマホにホログラフィックで表示されていたW.O.Fを切り。スマホを枕元におく。


(ついに…登録しちゃったんだな俺…)


今更ながら実感が湧いてくる。少しの恐怖と少しの興奮がおり混じっている。


疲れたのであろうか。瞼が重い。視界が徐々に真っ暗になるのを感じた。


「…にゃ!おき…にゃ!起きるのにゃ瞬!学校に遅刻だにゃ!」


ん…気付かなうちに俺は寝てしまっていたらしい。ぼやけた視界で枕元にある時計で時刻を確認する。7時半である。結構余裕を持って準備をすることが出来る。


しかし、何故シロの声がしたのであろうか。まぁ昨日の今日だ夢を見ててもおかしくない。起こしてくれる何て猫の恩返しってところであろうか。それに、心なしか体が重い。これもまた昨日の今日で精神的に疲れて体にきているのであろう。


「全く…目覚まし7時20分にセットしてるのに起きないってどんだけ爆睡してたんだにゃ。僕が起こさなかったら遅刻してたにゃ。」


「あぁ…すまない。ありがとうシロ…」


…あれ?おかしい。頭が冴えてきてようやく、思考が追いついて来た。さっきは寝ぼけや夢だと思っていた。


目をこすって視界をハッキリさせる。


「どうしたのにゃ?」


目の前には銀髪のウサギのような耳を生やした10歳くらいの幼女が俺にまたがっていた…


あぁ…そうだ。俺はまだ夢を見ているんだ。もう一度寝て現実で目を覚まそう。そうしよう。


そう思い布団に再度潜る。


「起きるのにゃ!!」


その発言の直後、俺は幼女に顔面をひっかかれた。

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