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プロローグ

初投稿です。よろしくお願いします。

不定期な更新、つたない文章になりますが、応援いただけると幸いです。

アトバイス等もいただけると幸いです。

退屈だ…

人生は退屈の連続だ。朝起きて、学校へ行き、つまらない授業を受け、部活をし、家に帰り、飯を食い、風呂に入り、寝る。ごく些細な変化はあれど人生とは同じことの繰り返しであり惰性の連続である。


「~であるから~であるからして…」

教師の声が耳に響く。カツカツカツというチョークの心地よい音が睡眠を誘ってくる。今日は久しぶりの晴れだ。ここ最近は雨が続いており憂鬱であった。この暖かい日差しも睡眠を誘ってくる。

「…し!…なし!小鳥遊瞬!!起きんかこの!!」

教師が怒鳴りながら丸めた教科書で俺を小突く。

「いてっ!!」

どうやら俺は気付かないうちに寝てしまっていたらしい。

「お前も来年は受験なんだぞ!もう2年生の夏だ!この時期からの成績が…」


あーうるさい。自慢じゃないが俺は毎回学年10位以内には入っている。問題はないはずだ。

キーンコーンカーンコーン。チャイムが教室に鳴り響く。

「起立。礼。着席」

授業終了の合図のもと今日の授業が幕を閉じる。


気だるさを覚えつつ帰る準備をしていると、後方から声がかかった。


「よぉ!退屈そうやな瞬!そんな顔してると幸せにげんで」


黒澤樹。俺の幼稚園からの幼馴染の腐れ縁だ。

「よぉクロお前は今日も元気そうだな。」


適当に挨拶をかえしつつ、帰宅しようと椅子から立ち上がろうとした時、クロに肩を掴まれた。

「なぁ瞬!W.O.Fだよ!!W!.O!.T!

W.O.Fが今熱すぎるな!!あ、あれなホットの意味じゃなくて激アツ的な意味合いな」

と、くろは興奮気味で俺に言ってきた。


Wheel of Fortune(フール・オブ・フォーチュン)通称W.O.F。今日、世界中ではこのW.O.Fが欠かせない生活ツールとなっている。約200年ほど前に出来たシステムらしいのだが、今や買い物もW.O.Fを通したウェブマネー。企業の取り引きなども全てW.O.Fでこなしている。今や世界でこのW.O.Fがなければ生活出来ないと言っても過言でもはないだろう。今や企業という形ではなくW.O.F上での1つの組織。ガバメントとして置いている。


(そういや、サッカー部の先輩W.O.Fの大手ガバメントに就職決まったって喜んでたなぁ)

なんて俺が考えていると…


「なぁ!いよいよ2週間後だぜ!!50年に1度の武闘派ガバメントW.O.Fの覇権を争う大会!スターストールが!」


またもや、クロが興奮気味に話してきた。こいつはそんなに興奮して発情期なのか。


しかし、あーそうか…ともおもわさせられる。

今年がそうなのかW.O.F内の覇権。つまりもはや世界の覇権を争う戦い。とゆうより最早戦争だな。


武闘派ガバメント。W.O.F内で悪さをしたりバグとして出てくるモンスターを排除するための警備集団。ガバメントにも色々種類がある。サイバー系だとか。まぁいわゆる企業でそれで金を稼いでるわけだしな。まぁそれはいいとして。


現在W.O.Fの何万とあるガバメントのうち武闘派ガバメントは約200ほどという。そこが50年に1度に争い、トップに君臨したガバメントがW.O.Fの覇権を手に入れる。それが世界法律で決まってるんだからすごいもんだよ。


これで独裁的なガバメントが優勝したらどうするつもりなのやら…

はぁ…めんどくさい…


「んで。クロ。何でお前はそんなに楽しそうなんだ?言っちゃえばこれは戦争だぞ?武闘派ガバメントしか介入は出来ないが世界の覇権を手に入れれるわけだからな。」


俺は半分呆れながら。半分少しの怒りをあらわにしながらクロに向けて言葉を放った。


「そんな睨むなや。前回の1位武闘派ガバメントがすげえいいところで今は世界は平和だが確かに今回は変なところかもな。独裁的なところが1位とったら怖いよな…」


クロは少し考え込みながら言った。でもまぁ俺も一応この地球上にいる以上この話は無視できない。前回のような素晴らしいガバメントに勝ってほしいものである。

(まぁどこが勝っても同じことの繰り返しの毎日は変わらんだろうがな…)


ふと、そんな事を考えているとクロからとんでもない発言が来るとは俺はこの時、散り一つ分も予想はしていなかった。


「なぁ。しゅん。俺らこのスターストール参加せえへんか?冗談に聞こえるかもしれへんけど、俺は結構ガチやねん。」


俺の思考が10秒程であろうか。止まったのをはっきりと感じた。さらに、クロの言葉を理解するのに、また大量の時間を要してしまった。そして、俺はついに。やっと。1つの言葉を口から発する事が出来たのである。


「…えっと。クロ?お前やっぱりバカだろ?」


俺のこの罵倒に対してやつは満面の笑みで返してきた。


「よく言われる!」


(あぁ…やっぱりこいつはバカなんだ…)


頭を抱えるとはこの事であると心底思ったことはない。


「なぁ!やろうぜ!俺は本気だ!バイトも頑張ってガバメント設立予算の20万も溜めたしな。」


(こいつ…本気だ…)


こいつは、いつもそうだ。小さい頃からひょんな思い付きで毎回俺が付き合わさせれる。本当めんどくさい…


「だいたいなぁ…やるって言ってもな、今世界には200ちょいの武闘派ガバメントがある…ガバメントが何万とある中。なんで武闘派がこの200ほどから増えないか知ってんのか?」


俺は呆れながらため息交じりにクロに対して言った。


「んなもん、しっとーよ!今やこの200の大手ガバメント達がW.O.Fを仕切ってるからな!特に前回大会の上位5組が!」


クロがふんぞりかえりながら、自信満々に言い放った。やっぱり、こいつはバカだ…


「だいたい、あってるが論点がちげえんだよ…まず、このスターストールに出たくねえんだよ。いっちゃえば戦争だしな。俺も本質までは知らんが、俺らがW.O.FにスマホとかPCでログインするのに対してスターストールは全神経をリンクさせる機械を使ってW.O.Fにログインして戦争をする。つまり痛いもんは痛えし、W.O.Fで死んだら緊急的にリンクが切られるらしいが、最悪ショック死する可能性もあるみたいだしな。それに、大手が市場斡旋してて金にならねえ。」


(まぁ、俺のこの知識もネットの掲示板の受けおりとか噂話だけどな…)

と、心の中で付け加える。


「へぇ…やっぱり瞬お前頭ええな!」

クロから感心の眼差しを向けられる。正直ネットの知識だし少し罪悪感も感じる。


「でもな、俺は金とかじゃないねん。男に生まれたからには、やっぱりデカイ夢見たいやん。」


ニシシと笑いながら。なおかつ真剣な眼差しでクロは俺に言ってきた。


「はぁ…考えとくよ…」

そう言って俺は、席を立った。


「おう!期待してんで!」


クロのその言葉に背を向け、教室を出た。確かに学生の考えることだし安易なものだと思う。

しかし、退屈で平凡な毎日に感じている俺には、凄い刺激にも感じてしまった。やつは、小さい頃から事あるごとに俺を誘ってくれた。それが刺激になり退屈で平凡な毎日を少しずつ変えていってくれた。


夕日が校舎にかかり、飲み込まれそうなほどの大きな影が出来ている。時刻はすでに6時を回ろうとしていた。流石夏とあって日が長い。1粒の汗が頬を伝う。


俺の長い長い夏が今、始まろうとしていた。

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