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しるし(詩集)

青いクリスマスツリー

作者: さゆみ


なんとなく付き合ってた二人


年上とばっかり付き合ってたから

年が近くてすごく新鮮だったんだ


ギャグ飛ばし合いボケとツッコミばっちりコンビ

色気なんてなかったけど

よく笑ってた二人


あなたは親方と上手くいかないってグチってて

ひどいねって私も言って

よく怒ってた二人


分厚い手だけど手と手合わせたら私の方が大きくて

もう成長しないのに毎日比べてた

意味ない二人


なに食べたいって聞いたら肉野菜炒めって初めて作った

こういうのがホントにうまいんだって

真面目に食べてくれた


あなたと真面目に付き合ってたら

今とは違う私がここにいたんだなとふと思った


まだ遊びたかった二人

いつの間にか自然消滅


あなたは面白い人だから きっと上手く

人生やっているって勝手に思ってる


誕生日にあなたがくれた最後のプレゼント

白いクリスマスツリー

あなたが作ったんだよね

スイッチ入れると

青く光る

顔をくっつけてずっと見ていた二人


あの頃のように

幻みたいに淡く

青く光ってる

今も変わらずに


もう私は青くも淡くも光りもしないのに







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― 新着の感想 ―
[一言] お話に色が出ているせいか、切ないけれど、絵が浮かんできそうな感じがしました。 今まで色んな意味で浅い付き合いしかしたことがな いので、一度でいいからこういう恋愛してみたかっ たなと感じまし…
2013/05/26 20:00 退会済み
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