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夢から覚めたら異世界でした  作者: 東条 太郎
第一章 異世界到着編
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第四話 初めての買い物



 はい。

 レックスこと鉄鉄平くろがねてっぺいです。

 ただいま俺は、市場のほうにいます。

 あらかじめ、アリアさんに聞いていたお勧めのお店に行って今から武器を買いに行こうとしているところです。 

 ちなみに、アリアさんとは外門のほうで別れました。

 ちなみに、ここ路地裏だから、少し怖いっす。

 まぁ、表通りから少しだけ路地裏にはいったところだから、そこまで治安が悪いわけではないらしい。

 お店の名前は、ダンカンの武器屋。

 ダンカンさんが開いているお店らしい。

 まさに名前どおり。

 だけど、品質は最高らしい。

 まさに、知る人ぞ知る店って感じだ。

 でも、思ってたより路地裏は複雑で、なかなか着かない。


 「ん~ここドコだ?」


 やべえ、まぢで迷った。

 風景は変わらず、薄汚れた壁ばかり。

 てか、ここはスキルを使えば早かった。

 くそ、なんでもっと早くきづかなかったんだ。

 俺は、《検索》のスキルを使った。

 頭の中に、この街の全体マップが浮かび、一点が赤くなっている。

 ここから、20メートルも離れていなかった。

 なんだか悔しい。

 ちなみに《検索》のスキルは、地下や、上空までは検索できない。

 例えば、地下の鉱脈を見つけたり、魔脈(魔力が大量に流れているところ。地脈と同じように考えればいいと思う)上空を飛んでいる魔物を見つけたり、そんなことは出来ない。

 でも、地上にいる魔物とか、固有名詞を持つところなんかはこれにひっかかるから、かなり便利なスキルだと思う。

 てなわけで、ダンカンの武器屋に行ってみたいと思います。

 


 到着。

 まぁ、20メートルくらいしか離れてないから、20秒くらいでつきましたけどね。

 見た目は、うん、こじんまりとした店ですね。

 いままで、(といっても、外装をチラット見ただけなんだけど)国営の(国が経営している店)を見てきたから、余計に小さく見える。

 まぁ、そんなことは置いといてっと。

 早速、中に入ってみたいと思います。


 

 中に入ってみて驚いた。

 外装よりも、内装がかなり合っていなかった。

 外装は、おんぼろな看板をかけたそこらの小さいボロイ家と変わらないのに、内装は床も壁も天井もぴかぴかで、壁に丁寧に並べてある武器や防具、中には魔法付属エンチャントを施してるのもあり、さらに外装よりも、中が広くて外装とのギャップに驚いた。

 そんなことを考えてると、奥からひげを生やしたおっさんが・・・出てこず、かわりに細身の豊満な胸をお持ちの少し、いやかなり身長が低めのお方が出てこられた。


 「あれ?見ない顔ね。てっきりレオさんかと思って焦っちゃったわ。あの人の注文した槍まだ出来てないから」


 レオ?

 あぁ、たしか名前はレオ=ライトこの街に腰を落ち着けている、Aランクの冒険者さんか。

 あの人、槍使いなのか。

 ちなみに、この情報は、あの従業員さんから聞きました。


 「ここは、ダンカンの武器屋であっていますか?」


 先ほどから少し気になっていたことを聞く。


 「えぇ、合ってるわよ。外の看板見てないのかしら?」

 「いえ、想像していたよりも、出てきた人がお若いお方だったので」

 「そんな硬くならなくてもいいわよ。

 あなたが想像していたのは、お父さんの方じゃないかしら?

 確かに、お父さんからここを引き継いで、今は私がここを経営しているけど。ここはダンカンの武器屋よ」

 「なるほど。貴女がここの店主か。

 俺は、レックス。アリアさんから、武器とか買うならここがいいって、勧められたから来たんだけど、想像してたのと全然違うから、間違ってるのかと思っててね」

 「へぇ、あのアリアさんが貴方にここを教えたのね。あぁ、私はサラ、サラ=サザン

 ダンカン=サザンの娘よ。貴方は、そうねぇ、一応すべて扱えるみたいだけど、一番得意なのは長物のようね。まぁ、貴方もそこまで大きくないみたいだから、そこまで大きいのは使いにくそうだけどね。でもも、かなり力があるみたいだから、少しくらい重くても大丈夫みたいね。それじゃぁ、あのところが長めのものが置いてあるところだから、お好きなものを選ぶといいわ」

 「!!

 なぜ、自分が一番得意な獲物が分かった?しかも、力があることまで・・・スキルで隠していたのに」

 「んーそうねぇ、職人の勘かしら?私は、直感的に大体だけどわかるのよねぇ~。その人が、武器とどのように接してきたのかが。無茶な使い方をしてきた人には、まずここのものを売らないわねぇ。その分、貴方は今まで、そういう風に使ったことがない気がしてね。でも、力のほうは完璧な勘ね」

 「まぁ、そこまで隠しているわけじゃないからいいけど、あんまり人には話さないでくれよ。まぁ、そんな人いないだろうけど」

 「わかったわ。それじゃぁ、ちゃっちゃと武器を決めちゃいましょ」


 よし、それじゃぁいいものを探し出しますか。

 まずは、一番近くにあった赤みを帯びた剣を手に取った。

 ・・・・・

 どんなんかがわかんねぇ!!

 そうだ、ここは《分析》のスキルを使えば分かるじゃん。

 でわ、早速使いますか。


 銘 サラマンダーの剣

 属性 火

 能力 剣全体に炎が纏い、切りつけると同時に、敵を焼く

 備考 剣装備時、少しずつ魔力を消費する

    2000000G


 「・・・・・・・」


 高けぇよ

 てか、こんなところにサラマンダーの剣置いてていいのか?

 じ、じゃぁこの剣は。


 銘 ウインディネの剣

 属性 水

 能力 剣全体が濡れており、振ると同時に、中に蓄えられた水が高水圧で飛び出し、敵を切り裂く。

 備考 剣を振ると、少しずつ魔力を消費する。

    2000000G

 

 これもか・・・

 んじゃ、この短剣は。


 銘 風の短剣

 属性 風

 能力 刀身全体に風を纏っており、振りかざすとかまいたちか飛び出す。

    装備しているだけで、素早さがあがる。

 備考 短剣装備時、少しずつ魔力を消費する。

    150000G


 これもたけぇよ。


 「あぁ、そういえば、貴方お金持ってるの?ここの武器はそこそこするわよ」


 言うの遅いと思います。


 「すいません。自分、300000Gしか持ってません」

 「んーどうしょう?

 アリアさんの紹介だから、そこそこ持ってるのかと思ってたけど、300000Gじゃねぇ。

 一番安いのでも、500000G位するしねぇ、無下に返すのもねぇー。かといって先立つものがないと、売れないしねぇ」


 なんだか、うーんうーん悩んでいる。

 なんか申し訳ない。


 「仕方がない、先行投資だと思って1つだけタダであげるよ。ただし、あまりにも高いのは無理だよ。こっちにも生活がかかっているしね」

 「ありがとうございます!!

 それじゃぁ、これをいただけますか?」


 そう言って、俺はこの店の奥にある剣を指差した。

 少しいや、かなり大きめの、剣だ。

 俺の身長よりも大きい。いや、俺の身長が低すぎるだけか。

 まぁ、そこらへんはどうでもいい。

 あの剣が気になったのは、ここの世界でも珍しい、闇の属性を帯びていたからだ。

 

 この世界は、基本となる4属性

 火

 水

 土

 風

 がある。

 また、特定の魔法を高度な技術によって混ぜ合わせると、分素魔法が出来る。

 これらは、基本属性とは別に4種類ある

 火と風で雷

 火と土で爆発

 火と水で霧

 水と風で氷

 水と土で木

 風と土で晶

 

 さらにこれらのほかに、基本属性とも分素魔法とも違う属性、

 闇

 光

 の、属性がある。

 これらの8属性は、大変珍しいので、一国に1人~2人ほど使い手がいたらいいほうだ。と、聞いた。

 大体、一国の人口が1000万人なので、かなり珍しいといえる。

 そんな珍しい属性なので、売れるほうが稀なため、能力のわりに安く売られていることがほとんどだ。

 ここも、そんな例に漏れず、安く売られていたわけだ。


 「あんた、闇属性が使えるのかい?」

 「えぇ、一応使えますのでこれを買うわけですが(今は、使えないけどね)」

 「まぁ、使えないのに買うやつなんかいないわね。

 まぁ、約束は約束だ。もっていきな。大切に使いなさいよ」

 「はい!」


 ちなみに、マジックワールドでは、自分はすべての属性に適正があったので、心配はない。たぶん。

 確か、能力に目覚めていない人は、一度その属性を帯びたものに触れると、魂が共鳴して目覚めるとか目覚めないとか。

 分からんから、ためしに買って装備したら、闇属性が使えるようになったらいいなぁ~と思って買ったが、使えんかった。 

 でも、一応適正があるから、この剣は使える。

 そしてついでに、俺はこの店で、防具も見繕った。

 武器が専門なので、あまり種類がなかったが、代わりにかなり安かったのでかった。

 アリアさんの紹介もあったからだろう。

 アリアさんって一体何者?冒険者だけど。

 まぁ、いいや


 よし!

 次は、依頼をこなすぞ!!!



 今日の収穫

 武器

 銘 黒の大剣

 属性 闇

 能力 刀身に闇を纏い、切り付けた相手を確率で闇の異常状態にする

 備考 闇の適正がある場合、装備時少しずつ魔力を消費する

    

 防具

 風の服

 風属性の魔法が施されており、かなり速く動ける。

 鋼鉄の籠手

 重力軽減の刻印魔法が施されており、かなり軽い。

 山登りのブーツ

 不安定な足場でも、しっかりと踏み込める。


 計、本当は、500000Gは軽く飛ぶ装備を300000Gで売ってくれた。

 サラさんには感謝感謝。

 だけど、全財産がなくなった…

最後までお読みいただきありがとうございます。

誤字脱字、感想等お待ちしております。

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