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結婚したくなくて、泣きそう

作者: 佐和多 奏

「レイチャミ、東の国のお姫様に、なってください」

知ってるよ。

私は、アランが支配欲が強い男だってことを。

多分、アランは私のことが好きじゃなくて。

でも、私はアランのことが大好きで。

それで、アランは、私と結婚をすれば、私がアランのことが好きだから、離婚を盾に、何でも言うこと聞いてくれるって、酷いことたくさん言ってもいいって、思ってるんでしょ。

なのに、私は何で、こんなにも、アランと結婚がしたいの……?

嫌だ、私、アランと結婚したいけど、結婚したくなくて、泣きそう……。

つらい、本当は私、アランに、私のことが好きになってほしい、ただそれだけ、ただそれだけ、だったのに。

「……はい、よろこんで」

そうしてアランはニヤッと笑みを浮かべる。

それでも私は、アランと結婚したいから、だから、仕方ないから……。

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