遺書
まず、皆様には多大なるご迷惑をおかけしてきたことをお詫び申し上げます。
これからさらに皆様には大変な思いをさせてしまうことでしょうが、申し訳ないと思っています。
私がこのような決断をした理由ですが、疲れてしまったからです。ただそれだけです。
私はあまり要領がよくありませんので、皆様に迷惑をかけることが多く、その度に「ごめんなさい」と謝ることに疲れました。
お酒が飲めず、飲み会に参加しても盛り上げることが出来ず、人間関係に馴染めないことに疲れました。
自分を責めることに疲れました。自分が自分であることに、疲れてしまいました。
社会に出れば、もっと大人になれると思っていましたが、そうではありませんでした。
なので、私は生まれ変わりたいと思います。
次の人生では、私ではない何かになりたいです。
皆様に迷惑もかけず、仕事はある程度力を抜きつつできる、皆様にとっての普通に見合う、人間に生まれたいと思います。
皆様には度々ご迷惑おかけして大変申し訳ありません。
葬儀等は必要ありませんが、執り行わないことは不可能かと思いますので、親族のみで執り行っていただければと思います。
少ない貯金等はその費用に。もし余ることがあれば、残りは愛する夫のために捧げます。
それでは、どうぞよろしくお願いします。
お世話になりました。
令和5年11月1日
藤山 佳子