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闘鬼~転生先は寿命以外で死なない種族、戦闘からは逃れられません(泣)~  作者: komofy
第4章入園直前編

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第559話満足のいくまで

「ウィリィンありがとー」


「ごくっ、おいしそー」


「いい匂いー」


「席に戻ってから食べてねー。

入れ替わりで渡していかないといけないから、ここで食べられると邪魔だよー」


ウィリィンは配る効率を言い分にカレーを受け取った子供達を自分の席へと戻らせる。

まあ、実際の理由はカレーを食べて、暴れる可能性が高く、それによる影響をなるべく減らすためには少しでも子供たち同士を密集させない方が良い。


「あー、食べない食べないからっ」


「ウィリィン、ごめんなさい、返してー」


「はい、席に着いてから食べてね」


まあ、全員が全員ルールを守るかというとそうでもなく、ウィリィンの目を盗んでか、誘惑に勝てずにカレーを食べようとする人に対しては風を生み出して、器を遠隔で取り上げ、回収するそぶりを見せる。

一度脅しをかければ後は素直に言うことを聞いてくれる。

そして、席に着いた子から食べ始めるわけであるが


「うひゃああああああ!?」


「おいしぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」


「タリナイ、モットォォォォォ!?」


あまりの美味しさに阿鼻叫喚の状態となっている。

もう、あっという間にカレーが消えて、狂気じみた顔で少しも残さずに完食し、カレーを食べた影響で逆にお腹が減っているので、自身のところにあるカレーをかけこみ始めた。


「ふう、こっちにもう一回殺到してくるかと思ったけど、それよりは空腹感を鎮めたい気持ちの方が勝ったのかな」


今度こそウィリィンは自身のカレーに集中できる。

エトゥがその間も食べ進めていたため、揚げ物を中心にかなりの量の料理が減っている。

まあ、それでも、普段ウィリィンが食している量よりは断然多いのだが、恐ろしい勢いでエトゥの胃の中へ消えているのが伺える。


「あっ・・・」


「ん?どうしたの?」


凄い食べっぷりだなぁとウィリィンも再度食事を再開して、先ほどよりは気持ちを吞まれずに、カレーを食べていると、急にエトゥが悲し気な顔をして、止まった。


「揚げ物がアツアツ、サクサクじゃなくなった・・・」


「ああ、それぐらいなら、私に任せて。

まあ、流石に揚げたてまでにはいかないけど」


ウィリィンはエトゥの持っている揚げ物に対して、オーブンで温めた時と同様の形で熱を放射する。

すると、冷めて、衣が湿気た状態から、熱く、サクッとした触感になるように調整した。

調整が完了した揚げ物に対して、エトゥは齧り付く。


「あふ、あつ・・・ん、美味しい。

ウィリィン助かった」


「うん、いい感じに温められて良かったよ。

んじゃ、残りの揚げ物も同じようにしておくね。

あと、これ、皆から分けてもらったカレー」


ウィリィンは皆から受け取ったカレーを半分に分けて、エトゥの方に渡す。


「ん、そこ置いといて。

自分のカレーを食べている合間に食べる」


「了解。

このペースなら、食べきれそうかな?

エトゥ、お腹はどんな感じ?」


「ん、お腹は全然膨れない。

やっぱり吸収効率が悪いから、レインボーカウ並みのカロリーじゃないと膨れない。

今回はそれもヒキイモの作用で打ち消されてるから、揚げ物とライスでプラスにはなってるけど、あんまり・・・。

なので、ウィリィン、血が欲しい」


「まあ、そうなるとは思ってたから大丈夫。

ただ、血を飲んでエトゥが今お腹いっぱいになると私は絶対にこの量食べきれないから、申し訳ないけど、ひとまずは、このカレー達を食べきれる確証がある程度できてからかな」


子供も達にも配ったが、彼らはそのまま膨れ上がった食欲に赴くまま自身のカレーを食べ進めている。

このまま食べればそのままお腹いっぱいになるだろう。

ということで、残りは2人で食べきる必要がある。


「ん、分かった。

私はもう、結構食べて満足した。

一度食べるペースを落とすから、ウィリィンがあと好きなだけ食べて、残りを私が食べつつ、血を貰う。

それでいい?」


「うん、いいよ」


ウィリィンは満足するまでカレーを堪能する。

エトゥは食べる速度こそ遅くしているが、ウィリィンよりは断然速い速度で食べている。

ウィリィン的にはカレーだけではカロリーがマイナスではあるものの、ライスと揚げ物で十分プラスにすることができ、食べるバランス的にしっかり満腹になることができる。


「よし、あと、これだけ食べれれば満足かな。

あ、エトゥに吸われる分を考慮してなかったからもうちょっと食べたい」


ウィリィンは残り食べる分を自身の皿へとよそう。

血を吸われることを考慮し忘れていたので、その分を更に追加してよそう。


「ん、好きなだけ食べて。

んじゃ、私の方も血を貰う」


「あ、交互に食べるなら噛みつかれるのは嫌かな」


エトゥはウィリィンに対し、噛みつこうとするので、ウィリィンは一旦エトゥを制止する。

そして、注射針とチューブを生み出して自身の腕へと繋ぎ、エトゥがストローのように吸いだせるようにする。

そして、一度出た血は逆流しないように調整したので、エトゥの口の中に発生しているカレーのあれやこれやは血の中に入ってこない。


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