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闘鬼~転生先は寿命以外で死なない種族、戦闘からは逃れられません(泣)~  作者: komofy
第4章入園直前編

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第521話極めるというよりは

「大体の活動は紹介し終えたかしらね。

収入源はこれらの活動を通じて論文を書いたり、成果発表会のようなことをしたり、演目を開いたり、魔道具自体の販売を行ったりといった感じね。

生産部ほどではないけれど、割と潤沢に資金はあるわ。

まあ、その分消費も激しいけれどね」


「部署によっては希少な素材を湯水のように使われますからね。

まあ、それに見合う成果を上げていたり、周囲との軋轢を生んでいなければ何も言いませんが」


まあ、研究と言うだけあって、成功、完成なんてものは中々起きるものではなく、基本は失敗で材料もものによっては失われてしまう。

その大変さの分成果物が生み出す財はかなり大きいものと予想でき、それらを量産、販売することで運営資金を賄っていることが予想できる。


「失敗ベースが基本だから、じゃんじゃん挑戦して、結果を出せばいいのよ」


「全員が見境無しに出来るほどではありませんから、そちらの調整はさせて頂いてますよ」


まあ、無駄使いをしていいというわけではない為、ある程度の審査は必要なのだろう。

だが、挑戦を積極的に推奨する文化は新しい風を吹き込みやすく、刺激的な日々を送れそうである。


「あとは下部組織との関係性についてかしら。

まあ、別段難しいことは無いわ。

枠組みの中でより専門性を高めた結果、部として派生した方が良いってお話になったというだけ。

その方が所属する方も選びやすいでしょ?」


「そ、そうですね」


魔法部では様々な要素を内包しているため、それらを細分化させることによってやることを明確化し、それに専念できるようにしていたり、同志を募りやすくしているようだ。


「まあ、ウィリィンちゃんの場合、どれかに専念というよりは、まんべんなく学びたいという感じだと思うのよね」


「そうですね。

何か一つを極めたいというよりは、多くの魔法に触れてみたいです。

ただ、その中でこれというものがあれば、それ一つを極めるような道に進みたくなるかもしれませんが」


ウィリィン的には自身と糧になるものは何でも知っておきたいし、学んで、使えるようになっておきたい。

そうなると、どれか下部組織に所属するというよりは包括的に扱っている魔法部への所属が望ましいだろう。


「色んな魔法を見て、その中で自身にピタッとハマるようなものがあればそれを極めるのは道の一つよ。

それまでに学んだことも、知見を深めたり、極める魔法のサポートに使ったりと腐る訳でもないしね。

ただ、私、ウィリィンちゃんとは同じような臭いがする気がするのよねー」


「に、臭いですか...」


流石に実際に香りがするわけでは無く、比喩表現ということだというのは分かる。


「そう、結局、これといったものは見つからず、新たな魔法や技術に向かって貪欲に向かって行く、端的に言うと飽きっぽくて、欲張りな感じよ」


「飽きっぽい...」


確かにウィリィン的に今のところ痛みに関しては日常生活に関わるので一旦置いておくとして、それ以外に何か執着しているものがあるかと言われると、無い。

そして、実際に飽きっぽいと言われて振り返って見ると今日の化学に関しても学んでいる際はとても面白く感じたが、これもどちらかというと新しい知識を手に入れることができたことに対するものであり、一通り試行錯誤を終えたら次のことに興味関心が移っている可能性が高そうだ。

と考えると、一つのことに執着するというのはやはりウィリィンの中では中々難しいことのようだ。


「飽きっぽいという表現では途中で物事を放り投げてしまうような感じになってしまいますので、もう少し適切な表現の方がよろしいかと」


「そうね。

ま、うまく表せないけど、他人が自身にできないことをしていたら、やってみたくなったり、どうやってるのか気になったりするじゃない?

それを突き詰めていっているだけだと思うわ。

私も、ウィリィンちゃんも」


確かにそうかもしれない。

相手の戦術を見るとどうしてもどういった意図なのか、強みは、弱みはといったことが気になってしまう。

それを考えた上で有用な戦い方を組み立てるし、自身の戦い方に盛り込める部分があれば積極的に取り入れる。


「その場合劣化コピーになりがちなのですが、ギャマナ部長の引き出しの多さだと練度が低くとも組み合わせでオリジナル以上の脅威度になることが多いのが恐ろしい所ですね。

それにやってみたいと思って観察した結果、自身もできるようになったなんて曲芸、そう簡単にできるものではないですからね。

ウィリィン様も無理に真似する必要はないですよ」


流石に即席でオリジナルの練度を越えることは無いようだが、ギャマナにとってそれは新たに増えた手札の1つでしかない為、組み合わせ次第でいくらでも化ける。

それにそうやって手札を増やしてきたノウハウは習熟の速さにも繋がる為、ウィリィンが想像しているよりも高い練度で魔法を扱ってくるのだろう。

ナタトのいう曲芸という表現は言い得て妙である。


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