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【天蓋付きのベッド】

作者: 知美

 ベッドで寝ていると、ベッドのきしむ音が聞こえ、目が覚めた。音が聞こえた方を見ると、天蓋のレースを手で避けながら、旦那がベッドに上がろうとしているところだった。その姿を見て、私の胸の奥がキュンと小さく音を鳴らす。

 天蓋付きベッドで眠るようになってから、数年たっているが、今でも胸のトキメキが止まらない。天蓋付きベッドで眠るようになってすぐの頃は、旦那がベッドに上がってくるだけで、私の顔、いや、身体全体が赤く染まっているのを旦那に指摘されたのを覚えている。それを思えば、今の反応は落ち着いたほうだ。


「ごめん……、起こしたみたいだな……」


 旦那が静かに、ベッドの中に入ってくる。お風呂上がりのようで、暖かいが、冷気を感じ、身震いした。すると、旦那が私を抱き締めてくれた。


「暖かい?」


 うなずく私は、旦那に身を寄せ、瞼を閉じる。伝わってくる温もりを感じ、幸福感に包まれる。私の意識は直ぐに夢の中へおちていった。

読んで頂きありがとうございました。

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