↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
36/36

蛹

入学式の日の夜、


母 「乾杯!あーちゃん、入学おめでとう!」


父 「あーも、もう高校生か。感慨深いな」


紅雨「あはは。なにそれ、おじいちゃんみたい。」


母 「高校生になって、やってみたいこととか何か、ないの?」


紅雨「やってみたいこと、?」


父 「ほら、楽しみなこととかさ」


紅雨「うーん、文化祭とか、楽しそうだなって。去年見に行った時に思ったかな」


母 「高校の文化祭って楽しいわよ~。お母さん、高校の時に文化祭の実行委員やったなぁ。」


父 「懐かしいなぁ」


紅雨「実行委員?」


母 「そ、文化祭の準備とか運営を仕切るのよ。まぁ当日もすっごく忙しくて文化祭自体を楽しめたかっていうと、どうかなって感じだったけど。楽しかったわよ。文化祭も一回じゃないんだし、一度そういうのをやってみるのもいいんじゃないかしら?」


紅雨「でも、私はみんなを仕切るなんて、そんなこと」


父 「お父さん、あーが昔のお母さんみたいに頑張ってるとこ、見てみたいなぁ」


紅雨「うーん。わかった。私、やってみるよ。実行委員。」


母 「よっ、あーちゃんさすが~。ほら飲め飲め~。」


紅雨「はいはい、ただのりんごジュースでしょ」





そう啖呵を切って来た。だから上手く実行委員に立候補出来て安心した。


他に立候補がいなかったことも手助けした。いれば私は譲っていたと思う。


喜雨「紅雨さん、おんなじ班になろーよ」


紅雨「うん、いいよ。」


喜雨「あ、霧雨さんもー。おーい」


霧雨「あ、うん」


日向「はいはーい。私も一緒!四人で決まりね」


嬉しかった。今までこうやって私の周りに人が集まることなんてなかったから。グループ分けやペア決めなんて大嫌いだった。あの瞬間までずっと。


入学式の後から、中々上手くは話せていないと思う。

けど

友達ができる秘伝の技

か。初めて学校に行ったあの日、私は確かに一歩前に進んだ。私は変わることが出来るのかな。まだ自信はない。けど

藤沢で二泊三日。今は楽しみだって思える。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。