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春爛漫

「 おはよー 」

何者かが背後で声を発したがそれが私へ向けられたものと理解するまでの数秒の沈黙の後、おそるおそる首を回して


「お、おはようございまず」


不意に挨拶を求められた私は拙くもやっとこさ返事を返した。


突然の声の発信主は明らかに不審なモノを見つめる目で私を見ながら再度言う。


「 お、おはよう 」


笑顔でこちらに目配せする少女を見て唐突なこの挨拶が私へ向けられたものと確信して安堵する。


他人に向けられたものを自分へのものと勘違いした時ほど恥ずかしい事はない。


加えて私は友達が極端に少ない。だからそもそも声をかけられる事自体がレアケース。


だから慎重になってしまった私は悪くない。と思う。



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