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挿絵(By みてみん)

港で揺れる船が滲んで見える。星空の光が閃光を纏って落ちて来る。


12月の風は私を芯から冷やして去っていく。


心まで寒い。


涙を拭うと滲んだ視界が鮮明になる。


漁に出るのか、帰りだろうか。


船の上で人影が動くのが見える。


大きなライトを付けたあの船はイカ釣りだろうか。


私は目を擦ってひとこと絞り出す。


やらなきゃ


結局声にはならなくて呻いただけの私は独りで笑いながら立ち上がる。


波止場に打ち寄せる波に押されるようにして少女はイエ路につく。



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