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俺の複雑な家庭
仕込み終わった豆腐に事件は起こった
カランコロン・・・
「あーらっしゃせー」
ん・・・?
何か違和感があった気がするが・・・
そう、僕の家ではこれが普通
何故ならウチは豆腐屋喫茶というものをやっている。
親父が豆腐屋、母親が喫茶店をやっているから当たり前なのだ。
「豆腐モーニングセットひとつー!」
なんだそれは・・・
「ナムル!豆腐は出来上がってるの?」
自分でいうのもアレだが
今日の豆腐の出来は結構良い感じだ。
「もう、できてるよ・・・母さん」
「それじゃあいただくわね」
母さんは僕が作った豆腐を切って持っていった。
「やっぱりナムルくんの作る豆腐は最高だな!ガハハハハ」
喫茶店と呼ぶに相応しくないおっちゃんが常連だ
「あ、いっけね。もうこんな時間だ。母さんあと頼んだ」
俺は学校へと向かった。
ナムルははたして学校へたどり着けるのか