学歴は命
新連載です。アンチコメント待ってます。
「よ〜し、先月の全統模試の結果が返ってきてるから返却するぞ」
担任の先生が教室に入りながら着席を促した。
高校3年生になって周りの受験に対する熱量が上がったことが目に見えてわかる。
みんな模試の点数で周りと競う典型的な高校生の日常を送っている。
俺より出席番号が早く、すでに成績表を受け取った友達が次々と話しかけてくる。
「見て!今回政法大学B判定だった〜」
この政法大学というのは、都内の大学群まーち?と言うやつの一角らしい。
今俺に話しかけてきたこの人物こそ俺の数少ない友達の一人の深草良平(趣味はワカッテクレTVを見ることらしい)
「お〜すごいな、、、、」
といっても俺は今回の模試が初めての模試だったので、判定?や偏差値?などは詳しく知らない。
「宮本、早く取りに来い」
気づけば先生が俺の名前を読んでいた。
「はい、すみません〜」
今まで学力を測ったことは一度もない。
過去にも模試はあったが、ある日は全国水切り大会で利根川遠征で行けなかったり、ある日は足タイピング全国大会、ある日は女性蔑視スピーチ大会(もちろん優勝)でことごとく日程が被ってきた。
いつもたいして勉強していなかったので今回の模試と言うやつの結果には正直期待していない。
教卓の前に着くと、先生は少し迷惑そうな顔で成績表を手渡してきた。
「ありがとうございます」
俺は模試結果に強く関心があるわけではなかったので、そのまま成績表を折りたたんで時分の席に戻った。
「お!!和春の結果見せてくれよ〜人生初模試なんだろ?」
良平が自分の結果を自慢する気満々で俺の机に近寄ってきた。
「家に帰ってから自分だけで落ち着いて見るよ、どうせ誇れるものじゃないし」
「え〜なんだよそれ〜俺も楽しみだったのに.......」
「ごめんな」
俺はそのまま成績表をリュックにしまった。
^^^^^^^^^^^
「じゃあな良平」
「おう!」
模試の結果がよっぽど嬉しかったのか、今日の良平はイキイキしていた。
それから俺は足早に帰宅した。
用意されていた夕食のハンバーグをたいらげ、風呂に入り、自室の机に腰を下ろした。
俺は部屋の隅に置かれたリュックに目がいった。
「あ、模試結果見ないと」
すっかり忘れかけていた。
机の上に成績表を出し、二枚折りのそれを開いた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
朝から気分がいい。
俺が勢いよく教室の扉を開けるとそこには良平たちが雑談で盛り上がっていた。
「お!和春おはよう!」
「お、政法大学おはよう」
「ん?なんだ?まあいいけど昨日の模試はd,,」
「政法大志望が気安く喋りかけんな」
「え?」
その瞬間教室は静まり返った。
次回、和春の志望校決定!!!!
和春の隠された模試結果の詳細とは.......
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