74/87
第74話 「許してあげる」
「……こんなところかしら」
二人が転移した後、焦土と化した大地に黒尽くめの少女が立っていた。
「それにしても弱い。弱過ぎる。私のルーイの側に立っていながらあの弱さ。許されない。許さない……」
ぶつぶつと独り言を漏らす少女。
くすんだ炎のような赤い瞳には昏い影がさしている。
「……まぁ、いいわ。暫くの間、浮気しても許してあげる。私は寛大だもの。だけど、彼の正妻は私」
少女は呪術方陣を開く。
闇色の呪術方陣から支柱が天に延び、やがて跡形もなく消えた。
「……こんなところかしら」
二人が転移した後、焦土と化した大地に黒尽くめの少女が立っていた。
「それにしても弱い。弱過ぎる。私のルーイの側に立っていながらあの弱さ。許されない。許さない……」
ぶつぶつと独り言を漏らす少女。
くすんだ炎のような赤い瞳には昏い影がさしている。
「……まぁ、いいわ。暫くの間、浮気しても許してあげる。私は寛大だもの。だけど、彼の正妻は私」
少女は呪術方陣を開く。
闇色の呪術方陣から支柱が天に延び、やがて跡形もなく消えた。