似合う色
「うん、やっぱり暖色系が私に似合う気がする!」
鏡を見ながらクルクル回る
「プハ」
ん?何かカーテンの向こうで笑い声がした?
私はカーテンの隙間からチラッと覗くとエルが爆笑している。
「こら!笑わない!」
「だって、下のカーテンの隙間からドレスが回るの見えたんだ!つい可愛くて」
なん、なんだ!このヘニョ顔は!?エルは椅子に腰をかけ本を読んでいたようだ。
「あれ?古語の本…?」
これ見たことある
「読めるの?」
あれ?
私は戸惑ってしまった。この会話…昔にした…どういうこと?
「おかえり」
エルが微笑みながら私に言った。
「ティナはピンクしか似合わないよ。」
頭が割れそうになる
「私…ちが…どういう…記憶が…」
私は見ていた景色が急に暗くなってしまった。
目が覚めたら、私の部屋だった。ドレスは吊るされていて近くに手紙があった。
『ゆっくり休んでね。明日来るから』
と書かれていた。
私はもう一度ベットに横たわり考えていた。梅原紗枝として生きていたが、どうもここで暮らしていた記憶もあるようだった。だが、全ては思い出せるわけではない…
「もしかしたら、転生前の私は仲良かった人とかいるのかな。」
お兄ちゃんに聞こう!
執事に聞いたらお兄ちゃんは執務室にいると言われた。ノックしても返事がない。
「お兄ちゃん、、?」
執務室を覗き呼んでみた。
机でうたた寝しているようだ。
「もー。風邪引くよ〜」
と私はソファーにあった膝掛けをお兄ちゃんの肩にかけようとする
『時空の越え方』
『魂の入れ替え』
二つの資料が目に入った
私は資料を手に取る。『作者 ティナベル・カートレット魔法伯』と書かれている…
転生前の私は…もしかして魔法で入れ替えたのか?
「あ、ティナ…」
お兄ちゃんはふにゃふにゃしながら起きて来た
「お兄ちゃん、私って、魂が入れ替わったの?それ、知ってたの?転生者って…」
お兄ちゃんは顔が真剣な顔になった。
「エルが、おそらくそうだろうと。」
エル…




