いびられ上手
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「私…古語はできるみたい…」
と昼食時に兄に相談する
「あ。ティナベル様!」
エルがいた。
「あれエルって学生なの?」
「ははっ僕はデインと同じ学年だよ」
「あ、じゃあ様いらないよ!ティナベル…うーん長いからティナでいいよ」
エルは顔が真っ赤になり
「じゃあティナで」
と微笑んだ
「おいおいいちゃつくな、それとなティナ…小さい時から古語は得意だったぞ?というか記憶喪失というか小さい時に戻ったようだ…記憶が」
何言ってるの?
「僕もそう思った。あの頃のティナみたいだ」
よくわからないことを…
「はぁ。」
またため息をついた
教室に戻ると教科書類が水浸しに
他の女子生徒がひそひそしている
私って授業受けているだけで卒業できるんだよね?
じゃあいらないか…転生前の私のおかげ!!!
そのままゴミ箱にポイした
女子生徒はびびっている顔をしている。
「捨てるなんて!!」
「あ、何か記憶喪失前に卒業単位取ってるそうです。あと、10年は魔力戻らないそうなので、いらないと思って」
女子生徒はびっくりしていた…
教科書なんてまた買えばいいじゃんか…発注までに時間かかるけど…それかお兄ちゃんに貰えばいいのでは…?教科書って何年かに一回変わるんだよね…大丈夫かな…
このいびられ方はよく大事な書類にコーヒーかけられてたっけ…?お局先生にやられて目の前でシュレッダーかけてやったのよね…それからそれはしなくなったのよね…
「はぁ。ここも変わらないね」
直接何かあれば言えばいいものの…
「教科書すてるってすごいねカートレット嬢」
アランが爆笑している
「べつに困らないし」
はあ。めんどくさい…
「みんなは卒業単位取り終わってること知らないみたいだよ?」
「そうなの?」
「ずっと首席だしね」
ふーん。
「でも、もう記憶ないし」
あれ、まさか閉じ込められた?
あれは学校が終わろうとした時…
「デイン様が教室で待っといてと伝言がありましたわ!」
と女子生徒に言われて待っていたが…
その女子生徒に教室の鍵を閉められたようだ…
ここ三階か…窓からは出れないか〜
普通教室って室内にも施錠あると思うけど、この世界には無いようだ…
暇だなあ〜…
と机の上でうとうとしてしまった
「ティナ!」
エルが汗だくでこっちを見て私に抱きついている
「エル…?」
「ティナが居ないってデインから聞いて…」
外を見ると真っ暗に
「あれ?寝てた?」
「よかった…」
エル…綺麗な赤い瞳
「綺麗ねあなたの瞳…」
エルは顔が赤くなり
「ご、ごめん!!」
とやっと離れてくれた
なんだか弟と接しているみたい
少し恥ずかしい日になったなあ。




