野望〜アセラ王女目線〜
魂を入れ替えたあと私は高熱が出た。魔力の暴走をした。だが、魔力が体から抜けていってしまった。
髪色も綺麗な銀髪から桃色になっていった。周りは魔力暴走を受けたから、と思っていたが、先生は違った。気がついてしまった。
「…。アセラ王女様…」
先生は言葉を詰まらせる。
「ねぇ、このことを言ったらどうなるかわかる?」
「…はい」
そのまま私は彼女を脅しやめさせた。
魔力が少ない私に対して宰相の態度が変わった。今まではいつも王位継承権は私だと言ってくれていたのに、何も言わなくなった。そして、兄の方に行くようになっていった。
どうして…
周りも私じゃなく、兄ばかり応援していく。
私の目の前は真っ暗だ…
だけど、エルは光って見える…エルさえ…いれば…
私の心はエルしかいない。歪んでいく。
ある日、眼鏡をかけた髪の毛がボサボサで肌も乾燥している女の子が王宮を走っていた。
「あれ?君は…」
兄が女の子に声をかけていた。あんな子に?私は、柱に体をつけ向こうから見えないように話している姿を見ていた。
「…」
だめだ、女の方は声が小さくて聞き取れやしない。
だが、あの髪色…?見たことがあるぞ?
私は考える。あっ、エルの婚約者か?よく見ればエルの婚約者に見える。偽物のくせに…早く剥がさないと…私は、イライラしながら爪を噛みしてた。
偽物は兄にお辞儀をして謁見室に走って行った。父に用事か…
どうしてあの女のままなんだろうか、エル…エル、エル…欲しい…
私の心は支えがエルしかいない…私は少しずつ歪んでいく。
そうして月日は流れ、私は16歳になり、少しの魔力しかないが学園に通うことに
私は後ろ姿しか見えなくても分かる。あの大きな背中、さらさらの黒髪、女子の目が釘付けになる。あぁ、エルだ…
私はエルに何度も何度も話しかけた。だけどエルは王女としてしか対応はしてくれなかった。あんな偽物より…
私はイライラが止まらない。
私は、彼女に話しかけたが、なぜか彼女は倒れた。
そして、私はその醜態が広まり、社交界にも呼ばれなくなった。
どうして…。
侍女からある噂を聞いた『人を思い通りに動かせる魔法がある』と
久しぶりの更新になり申し訳ございません。




