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隣国の皇子殿下は僕のお友達!

シエル大歓喜

「坊ちゃん、リュック殿下からお手紙ですよ」


「本当!?」


僕は専属の侍従から手紙を受け取って、開けて中身を読む。


『シエル様へ


お久しぶり。元気にしているか?俺は元気だ。

シエル様は風邪とか引いたりしてないか?暖かくなってきたけど、ちゃんと布団を掛けて寝てくれ。勉強は捗ってるか?魔法は極められそうか?


俺の方は、勉強漬けにさせられているけどなんとかなってる。ただ、及第点ばっかりでもう少し頑張らないといけないとは思う。


マナーとか作法とか難しいよな。読み書きはとりあえずなんとかなってる状態。数学とかの難しい勉強は頭がこんがらがる。でも先生が一生懸命に噛み砕いて説明してくれているから、頑張って覚えようと思う。


その分魔法の授業ではすごく褒められる。魔力量が多いのが、素晴らしいって。それで、治癒魔法と保護魔法を特に褒められる。今は転移魔法を練習中。そのうち攻撃系の魔法も練習しようってさ。俺の得意の属性は光らしいから、光の矢とか覚えることになりそう。使いこなせるかな?


それで、勉強を頑張っているご褒美を貰えることになった。久しぶりにアリスティア様とクロヴィス様、シエル様に会いたいって言ったら呼んでもいいって。もし来てくれるなら来て欲しい。返事に書いて欲しい。来れなくても返事は欲しい。アリスティア様とクロヴィス様にもお手紙出すんだけど。会って、たくさん話したい。シエル様の元気な声が聞きたいな。


リュックより』


「…ふふ!僕の声が聞きたい、だって!」


手紙を侍従に見せびらかす。侍従は微笑む。その時部屋をノックされて、返事をすればお兄様が入ってきた。


「シエル、リュック殿下からの手紙は読んだか?」


「うん!僕、リュック殿下にまた会いたい!」


「わかった。私もお招きいただけるならリュック殿下に会いに行こうと考えている。アリスにも意思を確認してくる」


「うん!行くの前提でお返事書いてもいい?」


「構わない」


僕は早速リュック殿下への手紙を書き始めた。お兄様はアリスティアお兄ちゃんのお部屋に向かうらしい。


『リュック殿下へ


お久しぶりです、シエルです!リュック殿下からお手紙を貰えてとっても嬉しいです!


風邪とかは引いたりしてないです!心配しなくても、ちゃんと布団を掛けて寝てますよ?勉強は捗ってます!そこそこに!魔法は極めてる途中ですね。でも、いずれはお兄様に勝てるくらいになりたいです!


リュック殿下こそ、風邪とか大丈夫ですか?慣れない環境でストレスとかは溜まっていませんか?辛かったら愚痴くらい聞くのでいつでもお手紙くださいね!


それにしても、お勉強って本当に嫌になりますよね。でも、僕達のためになるからってお勉強を勧めてくれるのはありがたいと思います!リュック殿下がお勉強を頑張っているなら、僕も益々お勉強を頑張らないとですね!


リュック殿下はとっても魔法が得意なんですね!僕は攻撃系の魔法ばっかり極めていますけど、リュック殿下は魔力量も多い上に治癒魔法と保護魔法が得意とか。自分の身を自分で守れるのは強いですよね!


あと、聞きました。リュック殿下は、一度お兄様が酷い怪我を負った時治癒魔法で助けてくれたんですよね。本当にすごいです、尊敬します!お兄様を助けてくれて、本当にありがとうございました!


リュック殿下は光属性なんですね!光属性の攻撃魔法は格好いい魔法が多いですから、見栄えがいいし素敵ですよね!


お返事ですが、もちろん隣国まで行きます!リュック殿下にお会い出来るのが今から楽しみです!


書きたいことは他にもたくさんありますが、次に会う時にお話ししましょうね!呼んでもらえればすぐに会いに行くので、楽しみにしててくださいね!


シエルより』


こうしてリュック殿下への手紙は書き終えた。侍従に渡して出してもらう。


「楽しみだなぁ。ふふ!」


僕はリュック殿下から呼んでもらえるのを楽しみに毎日待った。

会えるのが今から楽しみ

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