僕は田舎での生活が好き
BLは初投稿ですね…!ドキドキします!ボーイズラブはなかなか難しいと思いますが、頑張りますのでよろしくお願いします!\\\\٩( 'ω' )و ////
「アリスティア様、今日も農作業手伝ってくれてありがとうなぁ。身体強化魔法も使えないアリスティア様には辛いべ」
「そんなこと気にしないで。僕、みんなとこうしてお話しながら土に触れるの大好きなんだ」
「ほんにアリスティア様は優しいのぅ。わしらは果報者じゃー」
「んだんだ。アリスティア様といつまでもこうしていてぇなぁ」
「そりゃ無理だべ。アリスティア様は侯爵令息なんだから、いつかは騎士様になるんだど」
僕はその言葉にちょっと落ち込む。
「僕は家も継がず騎士にもならず、ずっとこうしてみんなと過ごしていたいなぁ」
「そだなぁ。わしらもそうしてぇなぁ」
「これ、アリスティア!またそんなこと言って!私らも田舎に隠居して農作業に打ち込んでる時点であんまり強く言える立場じゃないですが、侯爵令息としての自覚をもっと…」
「いいだろう、アンジェリク。いずれ息子夫婦に呼び戻されて家を継ぐか騎士にさせられるんだ。好きにさせてやりなさい。そもそも一緒に農作業の手伝いをしている私達が言えたことじゃない」
「あなた…」
爺ちゃんはいつも僕の味方してくれる。婆ちゃんは厳しいけど、僕のことを心配してくれてるのがよくわかる。
「僕、爺ちゃんにも婆ちゃんにも村のみんなにも恵まれて幸せだなぁ」
「んだんだ。アリスティア様は世界一の幸せ者だべ」
「侯爵家なんかよりこっちにいた方が却って幸せだべ」
「そうだな。そうかもしれん」
「…はぁ。仕方ない子ですね」
僕は、魔法が使えない。呪われた黒をこの身に宿しているから。この国の守り神様が、昔黒髪に黒い目の異世界からきた聖女とやらに国を荒らされて怒ったらしい。それから守り神様は、黒を身に宿す者には奇跡の力…魔法を授けなくなった。その呪いは、この国を出ても変わらないらしい。
「呪われた黒を身に宿す僕を、こんなにも愛してくれるのはきっとみんなだけだね。いつか騎士になって自立しても、たまには帰って来てもいいかな?」
「もちろんいつでも大歓迎だべ」
「特に収穫期はなぁ!」
「はっはっはっ!その時は大歓迎するべなぁ!」
楽しそうに笑うみんなが好き。でも僕も十八歳。そろそろ、自立しろと両親に言われても仕方がないと思う。両親とはこの歳まで会ったことないけど。双子の姉様はたまに顔を見に来てくれるんだけどなぁ…。お父様とお母様は僕を家の恥と言うんだそうだけれども、爺ちゃんと婆ちゃん、姉様は優しいから僕はそれでいい。
でもなんで姉様は金髪なのに、僕は黒髪なんだろう。瞳が姉様と同じ紫なのはせめてもの救いだなぁ。黒髪以外は、僕と姉様は瓜二つなんだけどな。
僕も、姉様のような綺麗な金髪だったらよかったのに。ああでも、それじゃ村のみんなと会えなかったからきっとこれでよかったんだ。きっと、そう。
ということで始まりました、新連載!今までとはまったく違うジャンルに挑戦してみます!皆様と一緒に楽しんでいけたらなと思います!よろしくお願いします・:*+.\(( °ω° ))/.:+




