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第3音目
ーああ、どうしようか、頭が痛すぎて吐いてしまいそうだ。ー
それはいつもの通りに広場の噴水のそばで演奏していた時だった。
突如として頭痛が襲ってきたのだ。
くそっ、昨日食ったサンドイッチが腐っていたのか。
今日はまだ稼げてないけど、死ぬよりはましだ。
病院へ行こう。もちろん普通の病院へはお金がなさ過ぎて行けない。
小さなころからの知り合いのやぶ医者のカメルーンさんの所へいこうか。
めまいがする。吐き気がする。体の中で蛇が這いまわっている感覚だ。
よし、何とかついたぞ。
僕「すいませーん、カメルーンさん。いますかー。」
カメルーン「おおー高橋君か、どうしたんだ、そんなに顔を白くして。」
僕「吐き、そ、うでs」
僕「うぇえおぼえええお」
ギギ、ギギィィィ、ボンボンボン
なんと僕の腹の中から、ギターが出てきたのだ。