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猫背


障子の匂い

炬燵の温もり

鳥の鳴き声

柔らかい日差し

ちょこんとした猫背

ホッとする僕



君には助けられてばかりいたね

もうお節介だなんて言わないよ

なにかあったら僕を呼んでほしい

なにかなくても僕を呼んでほしい



座ったまま目を閉じる君

お昼寝は気持ちいいよね

少し撫でてもいいかい

ありがとう



手を繋いで歩く

いつもの畦道

美しい夕焼けが

僕たちの顔を赤く染める

なんだか

付き合い初めた頃に

戻ったみたい

声には出さないけれど

変わらずきれいだよ



軋む身体

止まらない秒針

いつか君と

散歩できなくなる

話せなくなる

会えなくなる

そんな日も来るんだね



君の嫌いな煙草の煙

青空に零れる白い雲

僕は笑っているよ

果てしなく

果てしなく

果てしなく



少しずつ変わっていく日々

ほんのり香る幸せ

忘れ物が多くなった君

静かに微笑む僕

もう少しだけ撫でていたいな

うん ありがとう おやすみ



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