表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シャドーダンス  作者: 六青ゆーせー
68/99

99

98

ダンサーチームの、ベルサーチの男、ミオは、美鳥が獣を投げ飛ばすのを走りながら見た。


なかなか、やる。


だが同時に、いつまでも続かないのは察していた。


一度投げられたぐらいで、どうにかなる化け物ではない。

あの獣と長丁場、ガチで戦うには、美鳥は小さすぎ、幼すぎる。


オーラを纏う事でパワーやスピードが上がる、とは言っても、影繰り同士の戦いならば、それは相手にもいえることであり、どうしようもない個人差があった。


獣は、いわば近接戦闘の最高級のオーラを纏っている。

経験の浅い美鳥の鎧では、長時間の戦闘は、とても防ぎきれない。


なんとか投げ飛ばした瞬間に、永田の元に帰るべきだった。


だから早く、自分が行って、美鳥の逃げる余裕を作らねばならなかった。

背後でレディの叫んでいる声は聞こえていたが、今、さしあたっては美鳥の救出が優先される。


判断し、美鳥に向かったミオの背後で、レディの悲鳴が聞こえた。




99

大男は階段を駆け下りた。


影の戦いの気配は、既に察していた。

駅のホームから線路に飛び降り、数百メートルを走ると、ちょうどド変態のアクトレスが、環七で閉じ込められたサラリーマンのバリアーを砕いたところだった。


そのアクトレスに向かって、二人の見知らぬ男女が駆け寄っていく。

着飾った優男と小柄な少女の二人連れだ。


自分たちは背後を取っている。


しかも、アクトレスの大暴れに気を取られ、自分たちには気づいていない。


ならば、やることは一つだった。


「良治、奴らを撃て」


後ろを走っていた、痩せた小柄な男は、無言で両手を突き出した。


両手の十本の指からナイフ状のものが現れ、一斉に発射された。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ