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「影の柱? 凄いのか、凄くないのか分からない力だねぇ…」
レディは、誠たちを見上げていた。
「落ちる上に透過することも出来て、その上で登れるんだ。凄いんじゃないかな?」
ミオが答える。
「でも、彼一人だったら、階段のところにいた男に狙い撃ちされていたよ?」
「昨日今日、影と契約したばかりだと聞いている。
そう考えれば、まだまだ伸びしろは大きいはずだよ」
「そんなに最近? どおりで聞いたことないはずだ。
ところで追いかける? 彼ら、この上にいるみたいよ」
「いや。
出来れば先読みしたいところだな」
ふーん、とレディは鼻で返事をし、振り子を揺らした。
レディの能力は、影の振り子による長距離の攻撃だが、元々はこのペンダントの振り子がイメージの元だった。
ダウンジングの能力。
子供の頃から、レディにはその才能があった。
「今、青山通りを北上し始めたみたいね。
その先までは、さすがに分からない。考えていないのかも…」




