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47. やる事は山積み



豊が次に着手したのは人口問題

人間は衣食住が安定すると目標を自身の生存から繁殖へと切り替える。


それは自然の摂理に準じた正しい形

だが、それを管理もせずにほっておくと

ベイビーラッシュからの人口爆発を引き起こす可能性がある


よって避妊具を作ることにした

 病気の予防などに用いられる避妊具だがその歴史は古く

紀元前3000年程前にはその雛形らしきものが存在していたという

動物の腸や膀胱、魚の浮き袋なんかを使い作られていたが

その工程をすっ飛ばして魔術で作った【ゴムに近しい素材】による避妊具の開発した。


開発した。


開発した。のである。


豊の執念にも似た情熱がマリーゴールドを圧倒し、ゴムに近い性質を持つ

【ビヨンド】と呼ばれる木の発見。栽培、増殖、加工、機械化、生産までを一気に進めた。


豊は中学生の頃、思春期特有の弾ける性的好奇心から個人的に避妊具を調べていたという。

 技術というものは面白いもので明確に作ると決めてから実行に移すと

思いのほか確立可能なものと言えるだろう。

 一般的に特化した分野の技術が発展しない理由は単純に【他にやる事がある】

の一言に尽きる。この世界でも避妊具を【特化したものを作ろう】と

一歩を踏む込んだものは存在しなかった。故に実在しなかったのである。


工業地の一画には素材工場及び、避妊具工場とビヨンドの木が設置されていた

マリーゴールドが開発した完全術式排気ガスろ過装置に加え

ゲッゲーロに依頼した工業用排水完全ろ過装置も実装し

環境にも優しい作りになっている。


工業発展は周囲の環境を著しく損なう。それは豊の生きた世界が通った道である。

あの時代は技術に伴い、発生する公害について人々が無知だったことが主な原因と言える。

理は求めるが、結果として得るものが失うものより多くてはならないのだ。

それらを踏まえて創意工夫を凝らし、計画は実行された。


様々な過程があったが、この世界初の衛生避妊具コンドーム

【家族計画】が販売され、世界各地に広まっていく。

商品としての精度は現代のものに比べると見劣りするが、何もしないよりは

遥かに衛生環境の改善が図れるといえる。


 正しい知識の説明書もつけて庶民から貴族王族まで幅広く愛される商品になることだろう

病気のリスクが伴う性風俗などに普及すれば、疫病も未然に防ぐことも見込めるだろう。

基本道具屋で買えるがこの村では役場で無料配布している。

 やがては流通に乗せ、市場に出回る手はずとなっており

既に商人たちが動き始めている。


後は道路の整備と村の防犯用に外柵

まだ深刻ではないがゴミ問題用に

スライムによる分解処理施設作るよう指示し

問題が起きる前に先手先手で公共事業を進める。




 実に半年の時間を費やし村は復興と発展を遂げ、安定期に入った

豊は半年前から村の皆には伝えていた救済の旅を再び続ける事を宣言する


村人は皆揃って送り出してくれた

中には別れを惜しむ余り泣いてしまう子供達も居たが大人達に諭され別れを告げる


ロシィにルル、ギャリオンが同行し

レーヌはジェネイラへ

リカンナは村に帰るつもりであった

建築家の一部は村で所帯を持ち、暮らしているとのこと


お目付け役であったマリーゴールドも魔装車1号が心配で付いてくるという

賑やかな旅になりそうだ


引き継ぎを村の優秀な人材に任せて

豊達の旅は続く


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