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25.ロシィの決意


女神との定期連絡を終えた豊は一息つく

人類幸福度は6%に上がり

女神は大変喜んでいたが、何やら忙しいようで

要件だけを伝えると通信は切れた。



「ごしゅじんさま……わたしはおやくだちできていますか?」



雨の森でウォーターボールに囚われ

足を引っ張った事をロシィは悔やんでいた

彼女はまだ戦闘では役に立てない。


それどころか自分を守る事で主人が迷惑をしていないか真剣に悩んでいた


「何を言ってるんだロシィ、君がいなかったら僕は大量のアイテムを1人で抱えて救済の旅をしなければならないんだよ?役に立ててるに決まっているじゃないか」


俯くロシィを抱き上げて笑顔を見せる

「それにこぉ〜んなに可愛い女の子と旅をしているんだぞぉ〜?楽しいに決まっているじゃないかぁ〜」


その場でクルクルと回り

ゆっくりと彼女を下ろした


「君は僕の支えだよ」


まっすぐ瞳を見て素直な気持ちを伝える

混じりのない純粋な瞳は

ロシィを安心させるのには十分だった


ピョンピョン!


「もちろんルルもな!」


ピョンピョン!


ルルも嬉しそうに飛び跳ねている


「ごしゅじんさま、わたしつよくなります、もっともっとつよくなります」


「あぁ、期待しているぞ!」


その日は2人で天丼を食べた




次の日、立ち寄った町のギルドに向かい

路銀を稼ぐ為、最近増えている稲食いバッタの討伐を受けた


町の外を西にしばらく歩くと

麦を作っている村に着いた


村長に話を付け、現場へ向かう

麦畑はものの見事に根刮ぎ喰われ

被害は深刻であった


このままではまた

麦の季節に被害が起きてしまう


村人の話では草原を埋め尽くす程に

大量発生している為

目に付いた稲食いバッタは全て退治してほしいとの事


早速草原に向かうと文字通り

空を埋め尽くす数のバッタが存在していた。


「ロシィ、ルルとレベルリンクしてあるかい?」


「はい、バッチリです!レベルあげますよ〜!」



【レベルリンク】

レベルが近いもの同士がパーティを組み取得経験値を分け合うパーティスキル

割合は基本五分五分だが調整も可


【稲食いバッタ】

見た目は普通のバッタだが一応モンスターの部類に分けられる

その理由は統率力と数、群れると大変なことになる



「え〜い!」

ロシィが短剣をバッタに突き刺し退治する

ルルもバッタを捕まえて食べる


豊は後ろからくるバッタを警戒していた

彼の思惑はロシィに実戦経験を積ませる事とルルのレベル上げである


極力自分は手を出さず、経験値のうまみだけを彼女達に渡したいからだ


「え〜い!とぉ〜!」

レベル4の彼女にはバッタは格下の相手だが数で経験値を稼ぐ算段である

ルルは既にバッタ8匹目を食して腹いっぱいの様子だ


「あ、ルルのレベル上がった」


「やったぁ〜!ルルちゃん!」


ピョンピョン!


「ロシィ、ルル、出来るところまでがんばれ〜!」


日が高くなり計200匹のバッタを倒したそろそろ休憩を入れようとしたその時


キング稲食いバッタが現れた


【キング稲食いバッタ】

稲食いバッタの王

こぶし大くらいの大きさで

跳躍力がとても高い


「よし、ロシィ、そいつを倒して休憩にしよう」


「は〜い!ごしゅじんさま!」


短剣を構えてキングと向き合うロシィ

間合いを詰めて先制攻撃!

キングは自慢の跳躍力で攻撃を避ける


縦横無尽に飛び回り

ロシィを撹乱させようとしている

動きは早いが常に直線的


バッタの動きを把握している彼女には十分予測回避が可能だった

キングの体当たりに合わせて勢いを利用し

短剣を相手に深く突き刺す

しっかりと地面に足を付けて待ち構え


頭から胴体を貫通させる見事なカウンターが決まった


「ふぅ……」


キング稲食いバッタが力なく地面に倒れ込んだタイミングで

ロシィのレベルは5に上がった


「おめでとうロシィ、手を洗ってご飯にしよう」


「は〜い!」


その後食事を済ませ、豊が残りのバッタを倒して討伐依頼は終了した

【怒りの鉄槌】により平原には巨大なクレーターが残った


その日の夜みんなでステータスを確認した、ロシィとルルは全体的に成長し

ロシィは【カウンター】【危機感知】を開花

ルルは【ポーション作製】を開花


スキルポイントを振り分けその3つを習得する


【カウンター】

相手の力を利用して倍のダメージを与える、クリティカルダメージが乗る


【危機感知】

第六感が働きありとあらゆる危機を感知する


【ヒールポーション作製】

薬草を2種類咀嚼しポーションを作る

保存するには瓶が必要

薬草の効果により様々な追加効果が発現する



「ロシィ、ルル、よくやったな、これからもがんばって強くなって、僕を助けてね」


「はい!がんばります!」


ピョンピョン!


豊達の冒険は続く



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