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月のポエム  作者: 岩本翔
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月光の街4

「永遠に満月とは一体化出来ないのだよ、ヒロ…」とマスターが言った。

ヒロの行きつけのバーのマスターが、ヒロに忠告する。




「ヒロ、満月の女性に会う為には、満月の夜に、その満月に向かって自転車を漕ぎ出し、その満月が気まぐれに自転車の軋む音を出した時、その街に入れば、恋は成就するのさ。この意味は分かるか、ヒロ?」




カクテルを啜りのみヒロが頷き答える。





「マスター、満月の夜に自転車をその満月に向かって漕ぎ出し、隣町のムーンライトに行って満月さんを殺せば、僕は満月と一体化出来るのですよね?」





マスターが微笑み答える。





「そうなんだ、ヒロ。独楽の回る回転が満月から滴るように見えたら、泣かずに満月に突入して行けばいいのさ、ヒロ」





ヒロが悲しげに尋ねる。





「悲しみに暮れて泣いたら、どうなるのですか、マスター?」





マスターが瞼を伏せ、悲しみを押し殺すように答える。





「永遠に満月とは一体化出来ないのだよ、ヒロ…」

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