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月光の街32
満月の遮光が独楽を回す角度と位置を見付けたヒロの脳裏に(裏)というキーワードが唐突に浮かんだ。
アライグマとの鉢合わせに警戒しながら、ヒロは満月の遮光が独楽を回しているように見える角度と位置を探し求め、独楽を回し続けた。
そして満月の遮光が独楽を回している位置を探し当てたその刹那、ヒロの脳裏に(裏)という語句が浮かんだ。
無論その意味はヒロには理解判別は出来ない。
そのキーワードとも言える語句の意味を探り当てる為に、ヒロはその位置で何度となく独楽を回してみるが、解読は出来ない。
仕方ないので、満月の遮光が独楽を回しているように見えるその幻想的な光景を眼に焼き付け、ヒロは独楽をポケットにしまいその場から離れ。そのままマスターに相談するべくバーに向かった。




