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月のポエム  作者: 岩本翔
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月光の街2

ヒロは背後から殴られ吹っ飛んだ。

ヒロは背後から殴られ吹っ飛んだ。





リンチだ。





大柄で坊主頭の男が怒鳴る。





「この野郎。俺達の前で女に告白なんかしやがって許せねえ。ぶっ殺す!」





その号令に従い配下のいかつい者共が一斉に呼応してヒロに殴る蹴るの暴行を加えて行く。




ヒロは無抵抗に薙ぎ倒され、目茶苦茶にぶちのめされて行く。




ヒロがのたうちまわり悶え苦しんでも、リンチは止まない。





「てめえなんざ、俺達になぶりものされて初めて満月になれるのさ。血みどろの満月にな。そら見ろ、今日の満月はやけに赤いじゃねえか。あの赤い色は血の色だぜ。てめえなんざてめえの血に恋でもしてろ、うすのろめ!」





一人の配下が倒れているヒロの頭を、まるでサッカーボールのように蹴ると、他の配下の者達も次々とヒロの頭を助走をつけて力任せに蹴り出した。





ヒロは堪らず絶叫を上げるが、その痛みに耐えられず、やがて訳が分からなくなり、頭が真っ白になって、痙攣しながら悶絶した。





そのヒロに向かって鬼畜と化した輩共が次々と容赦無い暴行を加え、やがて警察が駆け付けるサイレンが聞こえ、この不埒な輩共は音もなく四散して行った。

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