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月のポエム  作者: 岩本翔
18/36

月光の街18

「そうね。お月見でもしながら待っていてね。お馬鹿さん」と満月は言った。

クラブムーンライトに入り、ヒロは満月を場内指名した。





着席した満月は新規の客としてヒロを迎え入れ、破顔しつつも慇懃に扱った。




「僕は満月になり、満月さんの愛を手に入れる為に、愛を告白します。だから僕と付き合って下さい。お願いします」





それを聞いて満月が大袈裟に面白がり、笑い転げ言った。




「前置きも無しにこんな告白されたのは初めてよ。あなた本当にマジに愉快な人ね。あなたの思考回路には人を憎悪する中枢は無いわけ。私は君をリンチした張本人じゃない。違う?」




ハイボールを嘗めるように一口飲みヒロは答える。





「僕に憎しみはありません。あるのは満月さんと一体化したいというその渇望だけです」





満月が口を押さえ笑い答える。





「私と一体化したいというのは一緒に寝たいという事なの?」





ヒロが真っ直ぐに満月を見詰め答える。





「そう捉らえて貰っても別に構いません。とにかく僕は満月さんと一体化したいのです」




満月が小躍りするように笑い転げ、言った。




「あなた、キャサリンを裏切ったらキャサリンに殺されるわよ。でも面白いわ。あなたの実直さに負けて、私あなたと付き合って上げるから、店が引けたら、外で待っていてね」




「外で待てばよいのですか?」





涼しい顔をして満月が答える。





「そうね。お月見でもしながら待っていてね。お馬鹿さん」

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