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第25話 黒幕の名
王城・作戦会議室。
沈重な
空気。
ゼクトの
遺体が
安置されている。
バルトは
腕を組む。
「本命が
別にいる……」
リュート王子が
唇を噛む。
「帝国の
首謀者だな」
ギレンが
低く言う。
「影の玉座」
全員が
見る。
ギレンは
続ける。
「帝国に
存在する
裏の支配者」
「名は
ヴァルグス」
「百年以上
生きていると
言われている」
ミレーヌが
震える。
「人……
ですか?」
ギレンは
首を振る。
「わからん」
沈黙。
ランドが
笑う。
「化け物なら
倒すだけだ」
バルトは
静かに
言う。
「俺が
斬る」
---
その頃。
帝国・黒城。
玉座に
ヴァルグス。
黒い
仮面。
ゼクトの
死体が
魔法陣の
中央。
黒い霧が
渦巻く。
ヴァルグスが
手を伸ばす。
「器は
まだ使える」
ゼクトの
身体が
痙攣。
目が
開く。
赤い。
「次は
俺が
出る」
不気味な
笑い。
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王都。
バルトは
剣を
研ぐ。
ミレーヌが
そばにいる。
「怖い?」
バルトは
正直に
答える。
「怖い」
「でも、
逃げない」
ミレーヌは
そっと
手を握る。
「一緒です」
静かに、
しかし
確かに。
運命が
動き出す。




