表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

20/30

第20話 宣言


王城・大広間。


重臣、

騎士団、

冒険者、

魔導士。


王国の

中枢が

集まっていた。


リュート王子が

前に立つ。


表情は

固い。


「昨夜、

帝国の工作員が

王城に侵入し、

聖女の誘拐を

試みた」


ざわめき。


「もはや、

隠し続けることは

不可能だ」


「ここに宣言する」


「ミレーヌは、

我がルミナス王国の

聖女である」


どよめき。


ミレーヌは

バルトの

隣に立つ。


小さな身体が

震えている。


バルトは

一歩前に出る。


「王国騎士団は、

命に代えても

聖女を守る」


騎士たちが

剣を掲げる。


「おおお!」


ギレンも

前へ。


「冒険者ギルドも

同調する」


「聖女に

手を出す者は、

敵だ」


決意が

広間を

満たす。


---


同日。


王都・中央広場。


国民が

集まる。


リュート王子が

高台から

告げる。


「我が国に

聖女が

現れた」


ざわめき。


「聖女は、

この国を

守る存在だ」


「同時に、

我々が

守る存在でもある」


ミレーヌが

姿を現す。


淡い光。


治癒の波動。


疲れた人々の

顔色が

良くなる。


歓声。


「聖女様!」


ミレーヌの

目に涙。


「私……

頑張ります」


小さな声。


だが、

確かだった。


---


帝国ヴァルグス。


玉座の間。


カイゼルが

報告する。


「王国は、

公表しました」


影の存在は

笑う。


「ならば、

大義名分が

できた」


「聖女奪還」


「正義の名のもと、

侵攻する」


カイゼルは

うなずく。


「戦争が

始まります」


影は

低く囁く。


「戦争など、

前座だ」


「我が復活が

本番だ」


---


王都。


城壁の上。


バルトと

ミレーヌ。


夕焼け。


「後悔してるか」


バルトが

聞く。


ミレーヌは

首を振る。


「怖いけど……」


「逃げたく

ないです」


バルトは

うなずく。


「なら、

俺が

支える」


二人は

夕焼けを

見つめる。


世界は、

動き出した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ