邂逅 〜陸
・・
時は少し戻り、桃達が梅喧と戦闘を開始した直後、其の少し離れた場所で玄信と才蔵は睨み合っていた
「さぁ掛かってこいよ
負け犬一刀斎の息子さんよぉ」
返り血で顔面を赤く染めた才蔵が、血を吸って紅く光る刀を構えて言った
玄信は愛刀金重を構えたまま動かない
いや、動けないと言った方が正しかった
「此奴、隙がない」
お互い動かないまま五分が過ぎた
漸く玄信が動く
「一天流を馬鹿にするのは、俺を斬ってからにしてもらおうか?」
玄信は一瞬にして才蔵の間合いへと駆け寄り、刀を真一文字に振るった
才蔵は其の一撃を、まるで其処に刀が振るわれることが分かっていたかのように跳躍して華麗に躱す
続いて縦に刀を振り上げた玄信
またも才蔵は寸前でひらりと躱す
玄信は振り上げた刀を頭上で翻し、今度は剣道の面打ちの要領で才蔵の頭上に振り下ろす
才蔵は把持していた刀を地面に突き刺し、玄信の一撃を白刃取りにて制した
「なっ!!?」
白刃取りなど中々出来る技ではない
まして真剣を用いた実戦の最中において、白刃取りをされたのも初めてだった玄信
途端、腹部に痛みを感じ後方へと吹き飛ばされた玄信
足蹴されたが、辛うじて金重は把持しており、刀取りされてはいない
袴に付いた泥を叩きながら才蔵を睨み付ける玄信
ニヤリと笑みを浮かべる才蔵
「貴様、まさか?」
玄信が問う
「其のまさかだ、分かったろう?
お前に勝ち目などないことを」
高らかに笑い出した才蔵
「心眼か...」
少しの戦いで気付いた
奴は心眼の持ち主だ
「おいおい、心眼持ちは何千人に一人の筈だろう
如何して俺の周りにはこう多いかね」
呆れた様に言い放つ玄信
あの狂気、驚異的な運動神経、極め付けに心眼
鬼に金棒とはこの事だ
「だからと言って、此処で負ける訳にはいかんのだよ」
玄信は瞬時に態勢を整えて突きの構えのまま才蔵に突進する
そして才蔵の間合いに入ると上段の構えを取り、刀を振り下ろした
「速いな、心眼がなきゃ避けるのも大変そうだ」
玄信の一撃を躱した才蔵が呟く
「然し、残念だがお前の一天流では俺に到底及ばん」
続けて呟いた才蔵
地面に刺した刀を抜き取り、中腰の姿勢から掬い上げるように刀を振り上げた
ガキィィィン、キィィィン
ガキィン!
才蔵の刀に玄信の金重が合わさり響く鈍い金属音
其れはまるで周到に準備されたかのように規則的に繰り返される
何度も何度もぶつかり合っては散る火花と汗
「流石だな!
だが平和を望まぬお前の心眼に、未来などない」
玄信は後方へと飛び、金重を鞘に納めながら再び才蔵へと突進する
「一天流抜刀術っ」
其の速さは正に疾風
玄信は並の人間には捉えられぬ速さで金重を抜刀し、真一文字に振るった
既にして避けられぬ間合い
勝利を確信した玄信
然し、届かない
ガキィィィン!
再び響く激しい金属音
才蔵は身体の前、縦に構えた鞘からほんの少しだけ出した刀身部分で受け止めていた
ニヤリと笑う才蔵
「お前の動きは視えている
億が一にも、お前の勝利など有り得ん」
才蔵は玄信が振るった金重を受け流し、半身になりながら玄信の背中を足蹴する
体勢を崩して倒れ込む玄信に刃を向けた才蔵
「分かるか?
どれだけ努力をしようとも、持って産まれた才能には敵わない
俺に与えられた心眼と、此の世を覆い尽くせる程の憎しみの前に、敵は無い」
才蔵はそう言ってうつ伏せの玄信へと突きを繰り出す
勝てない…
負けを悟った玄信に冷たい才蔵の言葉が降り掛かる
「死ね」
グサっ
「貴様、何をやっている?」
瞑っていた目を開き、身体を翻した玄信
其処には腹に才蔵の突きをもらい、吐血する金時の姿があった
「畜生!
刺されるつもりで戻って来たんじゃねぇのに
玄信!
オメェ最強の武士だろうがぁっ!
敵に背中見せやがって、失望したぞ
って一度逃げた俺が言う言葉じゃねぇか
げ、玄信、こんな奴、倒しちまえよ」
何度も血を吐きながら叫ぶ金時
「お前、何で戻って来やがったんだ!?」
玄信は戸惑いを隠せない
「武士は嫌いだけどよ
お前のことは気に入ったんだよ
武士でもねぇのに恥ずかしげもなく武士としてやってきて
此の儘逃げ恥さらして家族の元に帰るなんて出来なかった
領主に逆らっちまった以上、此れから先安心して生きていける保証はねぇ
なら此処は、男らしく、武士らしく戦おうと思ったんだよ
でもよ、戦うまでもなく、こうしてやられちまって、恥ずかしい野郎だぜ俺は」
金時の右手には鉞が握られていた
恐らく才蔵に振り被ったのだろう
才蔵は体勢を崩しながら金時に突きを繰り出している
「渾身の一撃は、心眼で避けられちまったか
玄信、此奴は手強い...ぞ」
金時の息は荒く、腹からの出血が酷い
恐らく、もう助からない
「死に際が悪いぞ金時
やはり貴様は武士とは程遠いな」
そう言って金時に突き刺した刀を捻り、傷口を広げる才蔵
金時は悲鳴にも似た叫び声をあげた
「っ!
くっ、げ、玄信
俺の家族のことをた、頼んだぞ
餓鬼には、父ちゃん立派だったと
嫁には、情けねぇ男だったと
つ、伝えてくれねぇか」
金時の目から流れる大粒の泪
視点は既に定まっておらず、其の顔からは血の気が引き、体は小刻みに震えている
「玄信、先に逝ってるからお前が来た時は飲み交わすぞ
こんな時代だから直ぐにこっち来ちまうんじゃねぇかって心配だけどよ
気長に待つから死に急ぐなよ
生命は何より大切...だ
か、かぞくを、たの...む」
そう言い終えた時、金時は息絶えた
呼吸と傷口からの出血が止まっており、白目を剥いていた
「雑魚が、糞の役にも立たん下衆野郎が」
そう言って刀を振り払い、乱暴に金時の遺体から刀を引き抜いた才蔵
金時は支えを失って地面に激しく倒れ込む
玄信は倒れた金時の亡骸を抱き締める
突然降り出した大粒の雨が玄信たちの身体を打つ
其れは、無念の思いを抱いて逝った金時の泪の様
いや、友を死なせてしまった、玄信の心の泪か
「すまなかった、許せ、金時
甘かったのは俺だ
武士として誇りを持って生きてきた俺が負けを、死を覚悟した
然しお前は、逃げずに戻り、戦った
家族のこと、俺が責任を持って伝えよう
お前は"誰よりも立派な武士だった"と!
其の責任は、必ず果たす
そして、俺が死んだら、そん時は笑って飲み交わそう」
両の目から透明な泪を零した玄信は、金重を抜刀した
そして鉞が握られた金時の右手を優しく、強く包み、金時の腰に刺された脇差(小さめの刀)を左手で引き抜いた
「金時、鉞はお前があの世でも使うだろうからしっかり持っておけ
俺はお前の脇差を借りるぞ
お前の力と勇気をもらう
金時、共に戦おう」
玄信は右手に持った金重を身体の中央で縦に、左手に持った金時の脇差を肩の高さで横に構えた
「二天流十字構え
億が一に勝機がないなら、兆に一度の勝機を掴ませてもらう
其れと、金時は立派な武士
下衆野郎は貴様だ、才蔵」
玄信は降り頻る雨の中、才蔵を睨みつけながら叫んだ
「ほぅ、二刀流か
然し其れは元々防御に重点を置く刀術
そんなお遊びの構えで、俺が倒せるとでも?
見損なったぞ玄信
一天流を築き上げたお前の父、藤原一刀斎の泣き声が聞こえてきそうだな」
才蔵は嘲笑しながら言い放つ
其の言葉は馬鹿にしているようで実に言い得ていた
事実、二刀流は戦国時代においても其処まで普及しておらず、実戦で扱う者など皆無に等しかった
日本刀に限らず、槍、斧等一定以上の重量を持つ武器は、両手で把持することが基本とされていた
理由は簡単だ
両手でしっかりと扱わなければ相手に致命傷を与える事が出来ないから
武器と言えど、所詮は人を殺すための道具に過ぎない
一撃で相手を殺す、或いは致命傷を与えなければ意味がない
特に、武器が必要とされる戦場では、戦士達は少なからず甲冑と呼ばれる鎧を纏う事が多く、其の鎧を突き破る高い攻撃力と精度が求められる
其の為、必然的に両手で扱わざるを得なくなるのだ
武器は、唯持つだけではない
両手に其々武器を持って戦うのでは、其の威力は半減する
然し、不利な点ばかりではない
単純に一より二
手数が多くなる事を考えれば、利点もある
片手になる分攻撃力は下がるが、相手の太刀を封じる防御の点では優れるのだ
「父が泣いている
そうかも知れんな
もっと早く二刀の強さに気付けば良かったと嘆いているだろう
防御に重きを置くは凡人の考え
俺も伊達に心眼を持つ桃と長年修行してきた訳ではない
才蔵、貴様は天賦の才に恵まれし悲劇の男よのぅ
戦いは腕っ節の強さだけではない
背負うべきものの存在が、人を何倍にも強くさせるのだ」
玄信はそう言った
其れは雨の音に負けない、力強い声だった
玄信の脳裏を過るは、故郷である戌の村に残した道場や門下生、父と過ごした日々
自分を受け入れてくれた雉の村人達の優しさ
自分を慕ってくれた桃との修行
辛い事、楽しい事
其の思い出の全て
「一度俺に殺されかけておいて、笑止千万だな玄信
さっきからちらちらと桃の方を振り返っているが、そんなに心配か?
其れが注意力を散漫させ、お前の剣を鈍らせる
背負うものがあると弱くなるんだよ
愛だの友情だのと下らんものは、己の足を引っ張り、弱化させるだけで不必要他ならぬ」
才蔵の顔に掛かっていた返り血が、雨によって少しずつ落とされる
表情の無い整った其の顔立ちは、相対する者に感情を悟らせない
玄信が才蔵の言葉に答える
「違うな
愛する者がいるから、愛してくれる人がいるから
だから人は強くなれる
一人で産まれ、一人で強くなってきたような口を聞くお前にだけは、絶対に負けない」
「何奴も此奴も軽々しく愛を語りやがって
其の愛が如何に意味を成さぬものか、お前の死を以て俺が証明してやる
さぁ、二天の玄信
才能の蔵と呼ばれた此の俺、才蔵に捻り潰されに来い」
才蔵が刀を構えて言い放つ
其の刀は雨に濡れても尚、妖しく紅く不気味に光っている
「貴様が才の蔵なら、俺は武の蔵
武蔵とでも名乗ろうか
極めた剣の力で、心眼の貴様を討つ」
己を武蔵と名乗った玄信
才蔵は表情を変えずに言った
「武蔵か
面白い、冗談だけは超一流の様だな」
才蔵の言葉を最後に、再び二人は刀を構えた儘動かなくなった
唯降り頻る雨だけが、時間が過ぎている事を教えてくれた
灰色に淀む空に浮かぶ雲から一滴、大粒の雫が雨になって地上へと落ちる
其の雨が才蔵の刀の先端に触れた瞬間、玄信が才蔵へと駆け出す
「速い、然し単調だ
また、横一文字か」
才蔵は玄信の一撃を受けるため、刀を縦に構えた
すると玄信は、才蔵に触れる瞬間に右足で強く地面を蹴って右へ跳び、右手に持った金重を振るった
其れは刹那とも言える時間の流れ
最早凡人には見切れぬ一瞬の業
「縮地か、流石だな武蔵」
才蔵は玄信の一撃を左腰に帯びた鞘を上に引き抜いて防御しながら呟いた
縮地とは、一瞬にして敵の死角へと移動する体捌きのこと
限りなく少ない歩数で速く、遠くへと移動し、敵に一撃を与える間合いに入る神業とも言える武術の一つ
誰にでも習得出来る訳ではなく、瞬発力を中心とした筋力、平衡感覚、頭脳の全てが備わらなければ習得出来ないため、”仙術”と称されることもあった
然し、生まれ持った先天性の能力である心眼とは違い、縮地は修行を重ねることで習得できるため、当時の武士はこぞって習得に励んでいた
当然、其の修行は血の滲むような努力が必要とされ、習得するまでに足の腱を切るなどの怪我で諦める者や、適当な指導者を見つけられずに諦める者も多かった
結果、縮地習得者は心眼を持つ者よりも数割多い程度に留まっていた
「縮地が見切られることは分かっていた
然し、お前が鞘で防御することも分かっていた」
そう言った玄信は才蔵に鞘で防がれた金重に再度力を込めた
ミシミシ、バキィッ
音を立てて割れた才蔵の鞘
玄信は勝機とばかりに才蔵の首元へ金重を振るった
ガキィィィィン
才蔵は瞬時に右手を顔の前で交差させ、左の首元に近づいていた金重の一撃を刀で受け止める
玄信の攻撃の手は止まない
今度は才蔵の心臓目掛けて左手に持った金時の脇差を突き出した
「チィッ」
才蔵は刀で金重を薙ぎ払い、其れも神業と呼べる程の速さで玄信の脇差を刀で払った
「はぁっ、はぁっ」
いつの間にか雨は上がっていた
「はぁっ、はぁっ」
肩で息をする玄信と才蔵、刀を突き合わせたまま何方も動かない
何時もなら、手を止めてまで、空に掛かる虹の美しさいう見惚れる玄信だが、死地である今、空を見上げる余裕は無かった
此の戦いが続ければ、何方かは必ず死ぬ
才蔵は玄信を睨みつけながら刀を逆手に持ち替え、言った
「刀の神、藤原玄信、いや、武蔵
お前の強さは本物のようだ
考えが変わった、城に来い
観衆を集めて、其処で決着をつけよう
梅喧は負けたようだな、所詮は戦争孤児
奴も武士ではなかったというわけか」
才蔵はそう言い終えると岸の方へと歩いて行った
玄信は才蔵の後ろ姿を睨みつけたまま動かなかった
「玄信っ」
後方から聞こえるは長く辛い修行の日々を共に過ごした桃の声
安堵感からか、玄信は其の場に座り込む
「大丈夫?」
桃の声で冷静になる
厳しい戦いだった
心眼を持つ者との初めての死闘
二天流に縮地、持てる業を全て出し切った
此れで圧倒されれば後は死のみ
目の前に横たわる金時の亡骸
玄信は開いていた其の目に手をやり、そっと閉じさせた
「金時、取り敢えずは終わったよ
お前の敵討ちは先延ばしになりそうだ、兎に角今はゆっくり休んでくれ」
不思議なものだ
金時は既に死んでいる
有り得ない筈だが、少し微笑んでいるように見える
玄信は漸く空を見上げた
「綺麗な虹だ
此の虹を渡って、天の国へと行くのか友よ
安心しろ、お前との約束は必ず守る」
そう言って金時が鉞を握る右手を、両手で包み込み、力強く握った
桃達は何も質問しなかった
玄信には、それが心地良かった
その後、遣鬼使四人は今後の事について話し合いを行なった
全員が一致した答えは"敵は領主唯一人"だということ
そして、城に乗り込んで決戦を行うと決めた
然し決戦と言っても、出来る限り血の流れない方法を選びたい
可能なら話し合いをして分かり合う
そう提言した桃を否定する者は居なかった
玄信は金時の形見と成り得る装備品を預かった後、一人で戌の村へ向かうと言った
「約束を果たしたい
此れは俺一人でやるべき事
満ちる月を二度見た後の朝に戌の村でまた集おう」
多くは語らず、桃達にそう伝えた玄信
鬼ヶ島には過去の遣鬼使らの舟が何隻か残っており、玄信は其の舟に乗って桃達から離れて行った
桃は鬼にもう一度会いたいと言った
此れは当然与一と小太郎からの大反対を受けたが、頑固な桃の意思に屈し、結局三人で鬼を探す事となった
与一、小太郎は梅喧を心配していたが、鼾をかいて寝ていた梅喧を寝かした儘にして検索を開始した
寝ているだけの無防備な人間を、鬼は絶対に襲わない
桃がそう言ったからだった
鬼を見つけたのは夕刻だった
昼間見掛けたと思われる青鬼と赤鬼、其れと小さな赤鬼の三体
木陰で休んでいた
桃達を見つけて金棒を持ち警戒態勢に入った青鬼だが、桃の行動を見て首を傾げることになった
桃は雷切を地面に落き、着ていた鎖帷子等を脱ぎ始めたのだ
「大丈夫、私は貴方達の敵ではない」
薄着になった桃を見て喜ぶ小太郎を引っ叩いた与一が、開いた傷口を押さえる中、桃は丸腰で鬼達に近付いていた
桃は泪を流しながら、本当に優しい表情で鬼達の先頭に立っていた青鬼に何度も何度も謝罪の言葉を投げた
青鬼は金棒を構えた儘、固まった様に動かない
桃の行動が理解出来ないのだろうか
既にして先程迄の異様な殺意は消えていた
桃は青鬼の手を取った
「暖かい、生きてる
私達と同じ
貴方達は家族なんだよね
あの時、貴方達の子供を見殺しにして御免なさい」
桃がそう言い終える頃には、空にかかっていた虹が見えなくなっていた
代わりに大きな夕陽が、橙色の光を放ちながら堂々と輝いていた
其れは此れ迄に見た夕焼けの中で群を抜いて綺麗だったと、帰りの舟の中で小太郎は言った
結局桃は青鬼、赤鬼の手を取った後、小鬼を抱擁した
其れから、最後に一つ残っていた十団子を四つに分けて、一つを頬張った
鬼達も警戒しながら、手渡された団子を頬張った
桃は今度は少し声を出して穏やかに笑った
「此れで仲間だね、また会いに来るよ
言葉は通じなくても、気持ちは伝わる
貴方たちも私たちと同じ、ただ護ろうとしただけ
うん、またね」
其の言葉を最後に、鬼から離れて鎖帷子や雷切を身に付けた桃
与一は、青鬼が桃の後ろ姿を見ながら
「ナ....カ.マ..」
と読み取れる口の動きをした事を見逃さなかった
其の後桃は梅喧を起こして、共に舟に乗り、鬼ヶ島を後にした
桃は終始笑顔だった
今日の空の様に、きっと桃の心が晴れわたったのだろう
与一は桃の横顔を見ながら一緒に微笑んでいた
第六章 完




