ヘパティカ〜1〜
僕は森羅万象の『七精霊』とその主である女神王『ヘパティカ』様を信仰する宗教『神霊教』に入信している父母の間で生まれ育った。
cooには神と精霊について学ぶ学校がある。
そして僕は7歳にな3年間の義務教育が始まろうとしていた。
今は学校入学前の祈りの儀を行おうとしている。
「エビリー•ヘパティカ前へ」
ここには17人の子どもがおり僕も神官から6番目に呼ばれたので女神像の前で聖水を飲むなどの祈りの準備を始めた。
聖水と言っても味はいつも飲んでる井戸水だ。
「では、祈りを」
そう言われたので僕は跪き手を組み祈った。
「いや、神に向かってその祈りはどうなのよ?」
「えっ?」
気づいたら真っ白な世界にいて、目の前には白い魔法陣が連なってできた「翼?」がついた白髪の美少女がいた。
「えっ、だれ?」
「君たちが信仰している神様『ヘパティカ』様だよ〜」
「なっ⁉︎」
僕はヘパティカと名乗った女に臨戦態勢をとった。
「ハハ、さすが信仰−30だ」
確かに僕は一切信仰力がなく聖輝が使えないせいで何回も信仰の間に幽閉された。
「そんな信仰がない僕をなんで…僕を断罪するつもりか?」
僕はいっそう警戒心を強めた。
「そんな事しないよ〜私はただお願いをしたいだけ」
「お願い?」
「そう、その前に1つだけ言うけど、別に私はお布施なんて興味ないからね」
「…どう言う意味だ?」
「まあつまり、あの超高額なお布施は私のところになんか一銭も来てなくて全部教皇とその取り巻きに行ってるって事」
つまりクズなのは教皇とその取り巻きだけでこいつは何も悪くないってことか。
「なんか…ごめん」
「いいよいいよ〜、まあその事は以上、次はお願いだけど別にこれは嫌なら断ってもいいから楽にして」
「まず1つ目、『ヘパティカ』の性をやめてほしい。2つ目、教皇とその取り巻きを断罪してほしい。3つ目、『勇者召喚』を止めて欲しい。4つ目、この星にいるエルフ、獣人、ドワーフ、海人、精霊、ゴブリン、オーガ、鬼人、人間などの人族以外がこの星に来た場合元の星に返してほしい。その星渡りをしてくる人族は魔族、グレイ、機械族、人間だ」
ちょっと頭が痛くなってきた。
「じゃあ1つずつ話して「ちょっと待って一旦休憩」
そして僕は一瞬で寝た。
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