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瑠璃の輝き。  作者: イヌ汰郎
第一章:今のための過去のお話
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対機械兵作戦会議

「さて、色々と情報整理といこうか」


 場所は変わって街中の飲食店…というかリアルにもあるハンバーガーチェーン店そっくりだ。

 街の門は閉まったままだったがすんなりと入れてくれた、脅威は去ったと判断されたんだろう。

 時刻は20時頃、程よい時間だ。

 メンバーは私、ユカリ、夏将軍、フレース、メルエス。あと『KNHT』の数人。あんまり人が多すぎてもアレだし。結構いい時間だしこのメンツしか残れなかった。


「まず確実なことは、そのうち機械兵の本隊が来る。ってことだな」

「そうだね、それも今回より大軍だろうね」

「だな、どんくらいの量でいつ来るか分からないけどできるだけ戦力を集めときたいが…」

「なんか問題でもあるの?」

「西の方の島で闘技大会が開かれてるんだよ、年に一度の大会なんだがな。今回はすさまじい量の参加者がいるらしい」

「今回はってことは前までそうでもなかったの?」

「一昨年も去年もそこそこの人数だったんだが…去年決勝直前で未確認のNBMが乱入してな。」

「ああうんもうわかった…」


 未確認の特殊なドロップをするモンスターが来る可能性があるならそりゃ多くのプレイヤーが集まるだろう、上位層なら猶更だ。


「この町を拠点にしてる連中もほぼ出払ってるし、数日で戻れる距離じゃない上にその島は転移魔法系が使えないようになってる」

「つまりそんな簡単に戻ってこれないと」

「だな、一週間もすればほとんど戻ってくると思うが、向こうもそれをわかってる感じだったからな。数日以内に仕掛けてくるだろう」

「ヤバいじゃん」

「そこでだ、作戦は二つ。

 一つ、できるだけ戦力を集めて防衛戦に持ち込む。大した戦力は集められんがここは城塞都市で王都だNPCにも強い奴はいるしそこら辺を説得できれば十分な人数は集まるだろう。

 二つ、ここの少人数で敵拠点に突っ込む。大体の方角は分かっているしあれだけの戦力がいる拠点だ見つけることは出来るだろうが、どんだけの戦力がいるのかがわからないからな運ゲーだ」


 うーん、基本的に攻め込む側より守る側のほうが有利ってのはよく聞く話。そういうところを考えるとこの城塞都市を最大限利用したほうがいいんだろうか。


「…が正直防衛戦に持ち込んだところでどうなるか分からない。敵はかなりこちらのことを探っているみたいだし強力なプレイヤーがいない今の時期だからこそ勝算があると考えているだろうからな」

「ボクは…いや『KNHT』は町からは離れないよ」


 フレース、次いでメルエスも防衛戦に賛成。夏将軍、シヴァ犬はどちらでも。私は正直よくわからない。


「とりあえず防衛戦の方向で行くぞ?明日朝一で国の騎士団に行きたいが…門番のとこから行くのが一番いいか」


 戦力を集めて防衛線の方向で話は纏まりかけたのだが…


「籠っておったらこの街は落ちるぞ…ところでお主ら食わんなら貰っていいかの」

「…誰だお前」


 話を遮ったのは白いワンピースの少女…どっかで見たな。

 ポテト勝手に食べてるし。


「あ!私を殺した幼女!」

「数日ぶりだな、ルリだったかの?…その幼女というのやめんか?」

「名前知らないし、てか何の説明もなく私を殺したくせに生意気だな」

「…ここでもう一度蒸発させるぞ?」

「動く前にぶん殴ってやるよ」

「…」「…」

「おい」


 互いに喧嘩腰になっていたのを止めたのは夏将軍だった。


「こんなところで暴れるな、というかそもそもお前は誰だ」

「…名はヴォルクス。ちゃんでもさんでも好きにに呼べ。今は敵でも味方でもないシセラの知り合いなだけじゃ」

「知り合い…ね、それでヴォルクスさんは何の用かな」

「お主らに頼みがあっての、シセラを止めてくれんか?」

「止めるも何も今から抵抗する気は満々だが」

「無理じゃな、守りに入ればこの町は一時間と持たんぞ」

「…このままでは負けると?」

「惨敗じゃな、シセラがどれだけの時間をかけてきたと思っている」

「じゃあどうすればいいん?」

「攻めろ」


 ヴォルクスちゃんが地図を要求し、広げられた地図を指でなぞる。

 指についていたケチャップが地図に付く、ポテトについていたやつだろう。


「…」

「…」

「…んんっ、この町は…ここじゃな」


 何事もなかったかのように指のケチャップを舐めとり、お手拭き的なもので指を拭き、次いで地図についたケチャップをふき取り話を続けた。


「シセラがいるのは東方、樹海を越えた先じゃワシが連れていく」


 まじめな顔しているが口にはケチャップがついている。

 締まらないなぁ…。


 ――――――――――


 明日の朝までにメンバーを決めておけとか言って立ち去ってしまった。

 6人までなら移動手段があるらしい。


「ルリ嬢、アレは信用できるのか?」

「…正直よくわかんないよ。でもまぁ少なくとも昨日私を助けてくれたことは事実だし…まぁ方法はあれだったけども。私は信用してみるよ」


 思い出すのは電撃で一撃死させられた記憶。あれはエリスを逃がす為だったらしいが、今回も何か関係しているんだろうか。


「私はエリスを助けたいし、多分彼女も目的は同じだと思うから」

「エリス嬢とは昨日今日の仲だろう。なぜそこまでする?」

「さぁね、私にもよくわかんないけど…ここで逃げ出すような奴はゲーマー名乗れないっしょ?」

「…とことんアイツの兄妹だな。いいぞ俺も乗ってやる」


 私とユカリ、夏将軍PT4人で明日の朝に集合ということで解散になった。


「そうだルリ嬢、チュートリアル受けてないだろ」

「受けたけど...」

「世界観説明とか言うやつだ、まとめサイトがあるから調べとけ、この世界は知らないといけないことが多すぎる」


 ――――――――――


 翌朝、早めに起床し世界観等を調べた後、ログインした私は早々にして_


『ワールドクエスト進行エリア出現中、一定エリア内での通常リスポーンに制限がかかります』


 昨日と同じアナウンスを聞くことになった。

多分次回はチュートリアル解説みたいなのになります

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