表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/84

青年の処遇

青年の情報を聞き出して五分ほどしてからシラリアがキッチンからフライパンを持ちながら出てきた。


丁寧に備え付けのエプロンまで付けている。


「何かあったの?」


「ちょっとな。」


シラリアなら素早く状況判断して理解できるだろう。


(蹴破られたドアに抑え込まれてる青年、そして消えたフレン)


「なるほどね、助かったわ。」


「でもフレンはどこに行ったのよ?」


「フレンならこいつを拘束するための縄を探してもらってる。」


「そうなの、にしては遅いような気がするけど。」


「確かにそうだな、大体10分は経ってるからな。」


「まぁ気長に待ちましょう、私の作ったベーコンの炒め物でも食べながらね。」


そっとフライパンごと未来に差し出す。


まだ湯気の立つほど温かくベーコンの油がしみだしていていい匂いがしている。


「……こんな状態で食べれると思うか?」


「そうね、食べさせてあげる。」


「嫌!遠慮しておこう。」


何故か顔を赤らめて否定してくる。


(そんなに嫌がらなくても…)


「ハァ…ハァ…あったよ!」


フレンが駆け込んできて素早くロープを未来に渡す。


「ああ、助かる!」


「私も手伝おうか?」


一応、親切心で聞いといた。


「いや、大丈夫だ、短絡的なものだからすぐ終わる。」


確かに青年の手足を縛るのみで終わってしまった。


「あっさり終わったわね、もうちょっと抵抗するかと思ったけど。」


「こいつには碌な信念もないからな。」


「あたり前だろ!俺は媚びてでも生きたいんだよ!」


(生に対しての執着が強いわね)


「まぁその方がこっちとしても楽だからね。」


「それでこいつはどうする?」


未来が青年から降りて処遇を聞いてくる。


「そうね…フレンを殺そうとした罪はかなり重いからね…」


「頼むから許してくれよ!なんだってするからよ!」


青年は情けなく、脆い姿を見さらけ出している。


「フレンに任せるわ、好きに決めて。」


「えっ!」


「当然でしょ、命を狙われたのはフレンなんだから。」


「確かにそれが最良だな。」


「じゃあ……明日の私たちと帯同するってのはどう?」


「いいんじゃない?いい壁にはなりそうだし。」


「この辺の土地勘にも詳しそうだからな。」


「聞いた通りよ、明日私たちに着いてきなさい。」


「あぁ…助かった。」


(フレンはなんだかんだ言って優しいのね、私なら拷問の餌食にしてたわ)























評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ