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面倒なインタビュー初め

エレベーターから下りた先は真っ暗かと思ったが微妙に明かりは灯っている、まるでトンネルの中にいるような感覚になる。


しかし地形は上と全く同じ感じでただ歩きにくい。


目の前に一か所だけ明かりのついてる研究室がある、まるで誘い込まれるようだが私は構わずその中に入る。


中に入ると何人かの男の研究員がデスクに向かって作業をしている。


「すみません、ここは何処でしょうか?」


周りの視線が一気にこっちを見ている、その視線は疑いの目ではない。


(私何か変な事でも言ったかしら?)


「か、可愛い子来た~!!!」


(え、何々?どうしたのこの人たち)


周りの様子がおかしくなり一気に近寄ってくる。


「ねぇ君、名前は?」


「え、シラリアだけど……」


「シラリア!なんて素敵な名前なんだ!」


「ああ!まるで天使のように透き通った声で美しい!」


「それにこの美しいフォルムはまるで女神の降臨だ!」


(何なの?急に私のことを女神だの天使だのと騒ぎ立てて)


「こんなせっかくのチャンス逃すわけにはいかない!」


男どもが全員でこっちに向かってくる、思わず私も急いで廊下に出た。


さっきまで暗かった廊下もだいぶ慣れてきて見えるようになっていた。


後を見れば我先にとお互い我が強いようでどたどたと倒れている。


(馬鹿な人たちね、私を捕まえようだなんて百億年早いわ)


今も後ろで這いつくばって蠢いている。


(まったく、私を捕まえてどうする気なのか知らないけど、もう一回エレベーターで移動しようかな)


私はもう一度エレベーターで移動しようと思って、ボタンを押して待っているが一向に来る気配がない。


「あれ、やり方間違えたかな?」


何度も押すが、逆に反応すら減っていきエレベーターに付いていた電気もどんどん消えていく。


「うーん……困ったわね。」


すぐ後ろからのそっと立ち上がる音がする。


「へへへ、そのエレベーターは行きの一方通行、もう上には戻させないよう加工がしてあるからね。」


どうやら雑魚だと思って気にしていなかったが全員立ち上がっていた。


私がうだうだしてる間に這いずりながらも追いついてきたらしい。


「よっぽど私に用があるようね、めんどいけど理由くらい聞いてあげる。」


もう追い回されるのも疲れるのでさっさと諦めてもらおうと考えた。


「おお!ありがたい、私共の願いは様々です。」


「埒が明かないわ、さっさと言いなさい。」


「勿論女神様へのインタビューとか衣裳の着せ替えとか、フィギュアのモデルになってもらいたいのです。」


「女神様なんて大層な呼び方はやめなさい、シラリアって呼んで。」


「はい!了解しました!シラリア様!」


「様を付けるのをやめなさいと言ってるでしょう!……分かったわあなた達の意向に協力してあげる。」


「おお!やったー!これで長年の思いが報われる!」


「本当ですかありがとうございます!さっそくこちらでインタビューの場がありますのでついてきてください!」


ここにいる男どもが全員歓喜の声を上げていてうるさい。


ここで全員再起不能にさせてもよかったけど、ここで問題起こしたら後々問題になりそうで怖いからね。


(どっちにしろ最悪殺すでいいや)


私は黙って部屋に入る。


「……ってここ記者会見の部屋じゃないの!」


通された部屋はよく新聞で見る記者が質問をするような部屋だった。


「すみません!ここが一番綺麗で最適な場所だと思ったので……もし不満点があればご指摘くだされば何とか致しますので!」


「別にいいわ、このままで、さっさと初めて。」


ぎしぎしと軋む安っぽいパイプ椅子に座って頬杖を付く。


対面にある多数のパイプ椅子にずらっと座っている。


「それでは始めます、手始めにシラリアさんは何処から来たんですか?」






















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